過去の魂(2008/3)


2008/3/30(Sun)

 気がつくともう三月も終わり。という回想ももう何度目なのか。
 などと言いつつ今日もラーメン屋を巡る。
 まずは八街の「梨の花」へ。場所は大体わかっていて、しかも八街は地元も同然。迷うこともないだろうと高を括っていたら、ナビまで動員した挙句しっかり迷子に。というか、キムラくんの車のナビの住所検索では該当の住所は存在しないことになっていて、事前に調べたGoogleの地図検索でも該当の住所が存在しないため、あらぬ場所を指し示していた訳で。散々その近辺を走り回った結果、なんのことはなく、目印の交差点近くですぐに見つかった。
 その後、東金のハードオフ経由で成東までドライブし、オートバックスへ。
 キムラくんがレガシィにアームレストが欲しいというので探してみるも、結果はネガティブ。サイズがない。というので、黒革風のティッシュ・カヴァーの中に詰め物をしたらどうだということでベルトでコンソール・ボックスに固定するタイプのティッシュ・カヴァーを片手にクッション・コーナーへ。と、黒の低反発素材の細長いクッションを発見して、あぁなんだこれをコンソール・ボックスの上に置けば良いんじゃないかと気付く。
 実際に装着して左腕を乗せてみると、クッションが腕の形に変形しつつフィットする感じで、これがなかなか具合が良い。うちの車にも採用確定だ。
 さらに八街まで戻り、ハードオフを冷かし、そこからさらに富里に移動し、「大葉」へ。流石に家系のラーメンをはしごってのもどうかと思ったが、粘度の高いスープに濃い目の醤油ダレでドカンと来る「梨の花」に対し、ある意味ジャンキーな食べ物であるラーメンを「体に優しい」と思わせるほどあっさりしているのに、甘味さえ感じさせる濃厚な豚骨スープが美味しい「大葉」という全く異なるベクトルの両店を連食したのは、なかなか良い体験であったように思う。などというのは気のせいだ。たぶん。
 それにしてもギターを買う病をそろそろなんとかしないとね。

2008/3/20(Thu)

 先週末、あまりにも天気が良かったので近所をバイクで走り回るうちに、いつの間にかちょっとしたツーリングに。
 しかしながら、本当にちょっとその辺をうろつくつもりだったので、無防備な軽装のまま。陽射しは暖かながら、風を切って走るとまだまだ寒い。あまりに寒いのでラーメン屋に入る。だが、ラーメンで温まったのも束の間、再び走り出すとやはり寒い。寒くて寒くてしかたがないので、ラーメン屋から少し行ったところのいつもの喫茶店に向かう。
 と、これだけの話からでは「ちょっとしたツーリング」どころか、本当にその辺を走っただけじゃないかと思われるだろうが、それは各ポイント間の距離が端折られているせいなのである。
 まず、うちからそのラーメン屋までは三十キロ。そこから喫茶店までが二十キロなので、片道だけですでに五十キロなのである。
 これはもう田舎ならではの距離感がそうさせるのであるが、基本的に十キロ=十分換算なのである。平均時速六十キロ/時間なのである。なので実は「ちょっとしたツーリング」という部分が読み手に対して迎合した表現なのであり、実際の俺の意識としては「ちょっとその辺を走り回った」程度のことなのである。つまり、片道五十キロの距離を「遠い」と考えるか「近い」と考えるかによって表現が変化し、かつ、それは読み手の立場によって再変換される、というまことにややこしい話なのである。
 ややこしい話をしてもややこしいだけなのでややこしくない話をするが、要するに寒かったのである。バイクで走ることに対する姿勢がすっかり脆弱になっていたようなのである。それはつまり、風を切って走るというこがどういうことなのか、を忘れていたということに他ならない。
 そんな訳で、リハビリを開始しましたよ、と。



 あ、それと、現行モデルのストリームが我が家にキタ。

2008/3/3(Mon)

 不明な年金記録五千万件の中に、どうやら俺の払った年金記録が含まれているらしい。
 ということを知らせる封書が、厚生労働大臣の署名(印刷)付きで送られてきた。



 さて、同封された俺の年金記録を確認してみたのだが、なにがどうなっているのかさっぱりわからない。確認すべき事項についてよ〜く読んでみると、どうやらここに記載されている記録が俺の年金記録の全てであり、それが正しいかどうかを確認せよ、ということらしい。
 で。
 ふざけんな、と。この記録によると、二十歳から二十七歳までの七年間の間、俺は一切年金を支払っていないことになっている。もちろん、疑いようもなくバリバリに払っていた訳だが。
 社会保険庁が、年金記録と俺という人間のどの情報を使ってリレーションを行っていたのかはそれこそ不明なのだが、この記録を見る限り、ちょうど今の住まいに引っ越す以前の記録がすっぽり抜け落ちているようだ。
 ということは、少なくとも俺の場合に於いては、引越しの際の転出、転入届けが年金情報に反映されなかったか、そもそも括りつけ情報が移転元から移転先へ流通していなかったかのどちらだったのではないか。
 なんにせよ、八十四/五千万件の俺の年金記録が俺のものと認知されまで、社会保険庁というクソったれな組織と闘争する覚悟ではある。あたりまえだが。



 「年金加入記録にもれがある可能性が…」と封筒の表面に書かれてしまっているが、これは個人情報ではないのか? これを他人が見たら、「あ、年金加入記録にもれがある可能性のある人だ」と特定されてしまうではないか。



 「あなたの年金記録…記録がもれている可能性が…」
 生年月日も氏名も全く同じ別人は絶対に識別できないだろうがな。つーか、重複データに見えてしまって、結果として早い者勝ちになるんじゃねーの?



 「あなたの年金に結び付く可能性のある年金加入記録がみつかり…」
 なぜ最初から、「あなたの年金である可能性の高い加入記録がみつかり、管理されている年金加入記録にもれがあるかも知れません」と言えないのだ。とにかく、社会保険庁の職員は全員無給だな。管理できないのなら、年金制度など辞めてしまえ。馬鹿野郎。

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