しつもん・生物の化石
しつもん・生物の化石


エンマコガネ

マグソコガネ
朝日いせきからは、こん虫や、植物プランクトンの一種
「けいそう」、そして植物の花ふんなどがみつかっている。
この化石などを調べることで、やよい時代の「かんきょう」
をくわしく知ることができるんだ。こん虫や「けいそう」は、
その種るいによって、住んでいるかんきょうがちがうので、
それをもとにやよい時代のかんきょうを調べるんだよ。
やよい時代中ごろの朝日いせきでは、人や動物のフンを
食べるエンマコガネやマグソコガネ、くさった肉やゴミを食
べるこん虫など、人間との関係が深い「都市がたこん虫」
がたくさんみつかっている。そして、森林などに住むこん虫
はほとんどみつかっていない。このことから、当時の朝日
いせきは木が切りたおされ、開発の進んだ場所だったこと
がわかるんだ。


水のよごれに強い
「けいそう」
また、「みぞ」の中からは人やブタなどにつく「きせい虫」の
たまごがたくさんみつかった。これは、ムラの中のみぞに
ウンチが流されていたしょうこだ。このみぞの中からはきた
ない水に強い「けいそう」がたくさんみつかっている。ブタを
かったり、たくさんの人が住んだりしているうちに、朝日い
せきではどんどん「かんきょうおせん(環境汚染)」が進んだ
ようだ。今の都会のくらしと同じように、やよい都市の人々
も「かんきょう問題」になやまされていたようだ。人が集まり
べんりになると、自然がなくなって汚れていくのは、今も大む
かしも、かわらないようだね。
みんなは朝日いせきで生活したいと思うかな。

いせきたんけんをつづけよう!

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