この項では、護符対策カードを紹介します。通常のマップではまったく役に立ちませんが、護符のあるマップでは非常に危険な存在です。

　スペルカード

　護符戦の切り札。護符を100枚持っている相手に使えば、1000Ｇの魔力損失です。状況次第では、ゲームの展開を変えるだけの性能を持っています。
　そのため、護符を安易にたくさん買う戦術は機能しません。必要最小限の護符を買って、達成するプレイングが要求されます。
　対策としては、土地のレベルを上げて、護符価値を上昇させる方法があります。護符価値が上がっている状態であれば、護符と土地を手放すランドトランスを行えるので、復帰しやすい状態を維持できます。しかし、これは護符を買い足しにくくなってしまい、タイミングが難しいです。いずれにせよ、自分の達成に必要なだけの護符を持ち歩いているのが、安全な方法です。

　例えば、護符価値50の護符を40枚持っている相手に使えば、1000Ｇ分の護符を減らし、200Ｇの魔力を相手に与えます。トータルで800Ｇの魔力損失になります。
　護符戦では、コラプションにより、細心のプレイングが要求されます。こうした細かな計算を基準に買われた護符をキャンセルするスペルカードです。加えて、コラプション対策に土地レベルを上げても、イクリプス対策としては意味を成さず、ランドトランスを行うこともできません。聖堂利用回数の限られるマップであれば、さらに力を発揮するでしょう。

　対象の領地が複属性になることで、その領地の護符価値は０になります。例えば、基本地価80Ｇで５連鎖レベル５の領地に使えば、護符価値は42から14になり、この護符を50枚持っていれば1400Ｇの総魔力減少です。
　この状態からは、地形変化スペルを使えば元に戻せるので、使われた方は大きな損害はありません。しかし、護符価値の低くなったときに、他のセプターに護符を買われると非常に厄介です。元の地形に戻したときに、護符を買ったセプターが容易に総魔力を上昇させられるためです。こうした他人の領地の護符を買うことを護符の相乗りと呼びます。護符戦でのこうしたプレイングは後述します。

　護符対策クリーチャー

　適当にクリーチャーを配置していると、護符を失う危険性が増すクリーチャーです。使用制限、配置制限が無く、高STなのでグレムリンアムルとも相性が良いのも魅力。
　ただし、クリーチャーが対象となるので、狙ったセプターに効果を発揮するとは限りません。そのため、使用状況が限定されるのが難点です。護符対策のメインにはしにくいでしょう。
　対策としては、護符を複数種類に分散投資し、被害を減らす方法があります。

　スペルのプレッシャーと似た効果ですが、こちらはカードを消費しないため、継続して使用できます。また、クリーチャーフェイズに使用するため、聖堂利用後に護符価値を下げられるのも評価できます。
　貧弱なステータスですので、ピースなどで守る必要があるでしょう。また、効果もプレッシャーには劣るので、切り札にはなりません。安く護符を買われないよう、コラプションやディスビリーフなどを併用しましょう。

　カードを入れる前に

　これらのカードは基本的に妨害カードです。試合中に必ず役に立つカードではありませんので、単体でブックに入れるのではなく、ブックに要求されるかどうかを見極めてから採用しなければなりません。
　例えば、他のセプターと比較して自分の方が早い達成を目指せるブックであれば、護符対策カードは必要ないでしょう。むしろ使われる方であり、アンチマジックやサプレッションで防御する方法が有効です。
　一方、自分の達成スピードが遅いブックであれば、早いセプターを妨害する必要が生じます。ブック全体の動きを考慮し、採用を決めましょう。