鹿島アントラーズ2000年完全制覇
三冠の偉業を達成
今年も元日決戦となったサッカーの天皇杯で、清水エスパルスを延長戦のうえに破った鹿島アントラーズは２度目の天皇杯を手にした。これでナビスコカップ、Jリーグ、天皇杯という三冠を１シーズンのなかですべて手中におさめた初めてのチームとなった。
清水には大変苦しい戦い。しかしアントラーズの勝負哲学を見つけることができる試合だった。思えばJリーグ元年、あの時も若いチームがジーコを決勝までつれていった。しかし試合は加茂フリューゲルスにリードされ、土壇場の決死の攻めもかえって相手に大差を与えることになってしまった。あの時の勝負への執念は今日まで受け継がれ、それは闘将秋田をはじめとする選手に脈々と伝わっている。けしてきれいな勝ちではないし、ばたばたとした試合だった。今年、特に後半、休む暇なく、最後までピッチに登場しつづけた疲れはいたるところに見られ、満身創痍そのもののチーム状態からすれば仕方がない。どんな勝ち方でも勝ちは勝ち、簡単に見えることことを3度もやれるのは、勝利への執念の強さなのではないだろうか。
がんばれ、全日本プロレス！！
明るく楽しく激しく新しく
王道新世紀 ２００１
ジャイアント馬場三回忌追悼興行
2001.1.28
「テキサスブロンコ」テリー・ファンク、「黒い呪術師」アブドーラ・ザ・ブッチャー、「邪道」大仁田厚、「千の顔を持つ男」ミル・マスカラスが参戦。ここにドリーがいないのは哀しい。それほどに溝は深いのか。新日本プロレスからは武藤がケアと、ライガー（いつまでライガーなんだろう）が渕と対戦。それにしても川田と天龍はどうなるのだろう。それがどうなろうが、とにかくスタン・ハンセンの引退興行でもあるわけなので、どうにか満員になってほしい。
がんばれ、全日本プロレス！！
川田、IWGP奪取ならず
1・4東京ドーム、IWGP王者決定トーナメントに出場した川田は、決勝で佐々木健介に惜敗、IWGPの奪取に失敗。1.28東京ドーム全日本大会において三冠王者天龍との対決が決まっていたもの、健介に破れたことで再検討となった。
健介とのタッグもみてみたいものではある。
がんばれ、全日本プロレス！！
スタン・ハンセン引退
１１月１９日、今世紀最後の「世界最強タッグ決定リーグ戦」が開幕したが、そこに１９年連続出場のスタン・ハンセンの姿はなかった。
その代わりに、僕らに届けられたハンセンからのメッセージは信じるには寂しすぎる彼の近況だった。
もう納得できるレスリングができなくなった。引退の表明だった。彼は２００１年１月２８日の東京ドームで引退することが発表された。
昨年来、去るものばかりが目立つプロレス界である。
しかしハンセンにはまだできる仕事があるはずだ。これからも期待したい。
