生き生きとした人たち 


 水野武純さん(札幌市)の話 
(共済だより 第43号 平成9年1月10日発行より)


 私の年金生活 



 長年の教員生活にピリオドを打ってこの春、定年退職をした。
 いわゆる「第二の人生というやつだが、それからが大変!
 確かに通勤、授業、会議、教材研究などの一切から解放されて、実にのんびりした
のもつかの間、念願の(?)老人クラブに早々と入会したお陰で事情は一変して大忙
し。  
 
それも「定年後は頭の老化が早まる」という世間の一般論に忠実に従って、三ヶ所、
つまり週に三日も出席する羽目になったので更に深刻!
 ちなみにクラブは十時からだが、おやつ、弁当、場合によっては飲み物(アルコー
ル類も含む)も持ち寄り、三時まで、歌、踊り、マージャン等々、それに当番もというわ
けで「退職して、家でノンビリ」が逆の毎日になってしまった。
 その上、季節ごとに、日帰り、又は宿泊の温泉旅行、マージャン、演芸大会なども
あり、ボケる暇もないスタートとなった。

 しかし、還暦を終えたばかりの私が、十歳も二十歳も年上の先輩に囲まれ、教えら
れる事も多分にあり、すべては初体験のことばかりである。
 そして、また明日も、かつてのお兄さん、お姉さんにいかに気に入られようかと、思
案をめぐらしながら、(?)カラオケ用テープ作りに励む私である。


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