▼第四課 「やがて、戦争が終わった」 | ||||||||||||
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中国版のドラえもん(「[口多][口拉]A夢」または「機器猫」)の名セリフ、その4です。なお「[ ]」の中は、合わせて1つの文字です。簡体字と繁体字が入り乱れますが、ご容赦ください。 4回目は「藤子漫画で平和になろう!」でも取り上げられていた「ぞうとおじさん」(てんとう虫5巻)から。序盤の、のび郎おじさんのお話の中の一言です。これは応用が利きますよ、「原稿ですか?もうすぐできます」「報告書ですか?もうすぐできます」という風に。え、常に早めに書いていれば催促されることもない?そりゃまあそうですが、しばしお付き合いを。
アルファベットは中国語発音のローマ字表記法です。数字は音の高低を表す「声調」というやつです。
「不久」は「久しくない」というわけで、「もうすぐ」「まもなく」。
「了」という語に日本語と中国語の違いが出てきます。
「戦争」「不用」はそのまま。
というわけで直訳すると「戦争なら心配いりません、もうすぐ終わっています」となっています。 また、今回の冒頭の「もうすぐできます」は「馬上就写好了」なんて言ったりしますね。というわけで、あんまりまとまりがありませんが、今回は「了」のお話でした。 | ||||||||||||
最後に、今回取り上げた場面の原版でのやりとりも紹介します。今、中国とも国境を接するアフガニスタンでやってる戦争も「馬上就要結束了」となるといいですね。大本営は「何年もかからない」なんて言ってるらしいですが……年単位なんですか?
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文法の間違いや誤訳もあると思います。ご指摘、ご感想など、お待ちしております。 |
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