■FR−019■
瀬戸内海 大阪→東予→新居浜航路・高松→土庄航路・福田→姫路航路・明石←→岩屋航路 タコフェリー制覇
写真 明石海峡大橋を潜り出て明石港へ向かう<タコフェリー>
2001年 秋 瀬戸内海明石海峡 四国淡路フェリー<タコフェリー>初制覇!
●航海 往路・瀬戸内海 復路・瀬戸内海 四国淡路フェリー<タコフェリー>明石←→岩屋航路、初制覇!
@★★★★★ 往路 大阪→東予→新居浜 四国開発フェリー=オレンジフェリー<おれんじ7>特別室 夜行便
総トン数:9,917.00 主機関:27,000 馬力 航海速力:22.5ノット 旅客定 員:750名 積載可能車 両数:トラック139台 就航年月日:1994.3.28
A★★★★☆ 復路 高松→土庄 小豆島急行フェリー<第一しょうどしま丸>
B★★★★☆ 復路 福田→姫路 小豆島急行フェリー<おりーぶ丸>
C★★★★☆ 途次 明石→岩屋→明石 四国淡路フェリー<タコフェリー>
●旅程 船中一泊 一泊二日
第一日目 京都→大阪南港→
第二日目 →東予→新居浜東港→新居浜→高浜 讃岐うどん 高浜→高浜港→土庄港→土庄→福田→福田港→姫路港→飾磨→明石→明石港→岩屋港 道の駅あわじ 岩屋港→明石港→明石→大阪→京都
日曜月曜と続く連休の二日間 日曜日なら予約も不要かと思いつつも当日午前中に予約電話を入れOK。往路はおなじみオレンジフェリーで新居浜へ向かい復路で小豆島経由で瀬戸内海二航路、さらに途次明石海峡<タコフェリー>制覇と決め込んで出発!
●第一日目 大阪南港から
●往路 大阪→ オレンジフェリー<おれんじ7>
夜のんびりと出かけ21:40頃に大阪南港フェリーターミナルに到着。なんと、待合室は人々で溢れていた。間もなく<おれんじ7>が入港接岸、見定めて後乗船券を購入。右舷側の特別室410号室。
出港三十分前(<おれんじ7>の場合で<おれんじ8>はもう少し早く乗船できたかも・・・。)に乗船開始、どうやらほぼ満席状態五〜六百名程度は乗船の模様。荷物を船室におき夜食に揚げたての宇和島じゃこ天をゲットしようとレストランへ。なんとやはり人が山盛り。香ばしい香りに誘われてまずはアラカルトの皿盛り大海老のからげと漬け物盛り合わせの皿をゲットしてじゃこ天注文のプレート18番を受け取り暫し出来上がり待ち。程なく出港。待てど暮らせどお呼びがない。注文殺到に厨房は奮戦の模様。三十分あまり待たされようやく熱つ熱つじゃこ天ゲット・・・。熱い珈琲を自販機で買い求め早速部屋へ持ち帰り室内デッキで本州の夜景を眺めながらの豪華絢爛コーヒーブレイク?
シャワーで汗を流し、すっきり再びコーヒーブレイク。程なく明石海峡大橋だ。明日は<タコフェリー>で往復橋の下を潜る。
●第二日目 新居浜から、高浜、小豆島、姫路経由で明石へ
●往路 →東予→新居浜 オレンジフェリー<おれんじ7>
定刻06:10東予入港予定をを告げる船内アナウンスに目覚める。さっぱり朝シャン、まどろむうちに東予港へ入港、定刻06:40東予出港。新居浜ではまともな朝食にはありつけそうにないのでレストランで朝食バイキング。普段は朝食とは縁の遠い小生だがどうしたことか旅に出ると何とも食欲旺盛になる。
新居浜入港は定刻07:50。新居浜駅までの路線バスがあるのだがこれはどうも08:22の特急に間に合いそうにないのでタクシーで新居浜駅まで移動。特急で高松へ。高松行きの特急指定席は禁煙席しかないのでやむなく自由席にしたがこの日は空席も目立ちゆったりとしていた。車内販売の珈琲を買い求め煙草を燻らせながら車窓を眺める、何とも早い。窓際に置いた珈琲の紙コップが危うく揺れる、船のあのゆったりとした時の流れに浸りきっての一夜明けだけにスピード感を余計に感じるのであろうか。そんなことなどをぼんやりと考えているうちに高松到着。
●復路 高松→土庄 小豆島フェリー<第一しょうどしま丸> 高松では讃岐うどん
高松に到着となれば讃岐うどんを食しないと言う手はない。事前にライオン通りに美味いうどんやがあるとの情報を得ていたので早速散歩を兼ねてぶらぶらと向かう。十時ジャストに到着、が、店頭には準備中のぷれーとが。開店は十一時からだと言うことで仕方なくしょぼしょぼ戻る道すがらセルフサービスの讃岐うどん屋が営業中だったので入店。ぶっかけうどんとイカげその天ぷらなどをゲットして大枚千円一枚でたっぷりお釣りをもらう。余りにも安いのに驚きながら、はてさてお味の程はと気遣いながらも箸を進めるとこれがまた何とも旨い絶品絶品納得。腹ごなしに港まで再び散歩。
●復路 高松→土庄 小豆島フェリー<第一しょうどしま丸>
久々の高松、町中がかなり美しくなったような気がするのは小生だけなのだろうか。フェリー通りに突き当たると左手への道標に誘われフェリー乗り場へ。新しく高層のターミナルビルが建ち連絡橋なども渡された駅から間近のフェリー乗り場にたどり着くと乗船予定の四国フェリーが入港していた。出港まで後三分、窓口で乗船券を購入、タラップから乗船。
写真 二枚とも:高松港を出港した<第一しょうどしま丸>船上から
さわやかな風が心地よいので土庄までの一時間はデッキで過ごすことにした。島々が多く漁場もあるのだろうか行き交う船が多い。高速船が追い抜いて行く。こちらはのんびりゆっくり半ばうとうと。六十分で土庄港入港。
土庄港で缶コーヒーと小豆島産の蜜柑を購入して福田港までの12:10発のバスを待つ。バスは島の西海岸沿いに上り下りくねくね曲がりに曲がって五十八分で13:08に福田港に到着。
●復路 福田→姫路 小豆島フェリー<おりーぶ丸>
福田発13:15の乗船予定のフェリーは既に入港しているが鮮魚店に入って干物を買い求める。店頭で焼いていたちくわもついでに一本買い求め乗船。姫路までの一時間四十五分の船旅だ。昼間の瀬戸内海は退屈することがない。行き交う船、次々に見え隠れする島々。採石場でもあるのだろうか島影に作業船が停泊しむき出しの地肌を晒した哀れな島の姿に悲しい人間の性を思い浮かべさせられる。海面にはかもめが穏やかな波に揺れている。
定刻15:00姫路港入港。
●途次 明石→岩屋→明石 四国淡路フェリー<タコフェリー> 姫路港から飾磨経由明石へ、そして待望の四国淡路フェリー<タコフェリー>初制覇!
タクシーで山陽電鉄飾磨駅へ移動。特急電車で明石へ。思惑より早く午後四時前には明石に到着した。しからば明石焼き(現地では卵焼きと称するらしい)を食わぬ手はないと、港へ向かう道すがらありやなきやときょろきょろ。気が付けば魚の棚辺りに差し掛かっていた。魚の棚(うおんたな)の通りを覗くと左右に卵焼きの店があった。右手のお店には人影がなく閑散としているが、左手のお店は店内満席、入店待ちのお客が店頭にまではみ出している。ここは美味いに違いない、勝手に決め込んで順番蜂の列に並ぶ。程なく順番が来て店内へ、もち卵焼きを注文。程なくまな板のような大きな塗りの板の上に湯気を上げた卵焼きが運ばれてきた。数えると十五個、これが何と一人前600円だという。
満腹して港へ向かう。魚の棚への入口から正面に見えていた港まではほんの数分。小さなターミナルはどうもフェリーの乗り場の様子がない、フェリーの乗り場ではなかった。岩屋まで十三分の高速船の乗り場だった。タコフェリーの乗り場は800mくらい東だという。再び腹ごなしの散歩を兼ねて歩く。潮の香りが微かに香る入り江沿いの道を行くこと十分あまり。目的の<タコフェリー>乗り場に到着。午後五時過ぎの<タコフェリー>に乗船。乗船した船は新造船の方の様子で船体は白と黄色の塗り分けでタコの絵は描かれていない。と言うことは途中ですれ違うのがタコの絵が描かれた正真正銘タコフェリーに違いない。明石海峡大橋を背景にナイスショットが撮れると期待が募る。期待通りばっちりナイスショット。
写真 三枚とも:明石海峡大橋を潜り出て明石港へ向かう<タコフェリー>
岩屋へ入港、黄昏時が迫る。橋のたもとの道の駅あわじへ徒歩で向かう。二十分あまり、途中で橋に灯りがともる。道の駅のレストランで海峡を眺めながら夕食、イタリアンのディナーで満腹。ほんとよく食う。あまりの満腹感に歩いて港へ戻る気にもなれずタクシーを電話で呼ぶ。ワンメーターで港へ戻る。暫しベンチで待つうちにタコの絵の描かれた正真正銘<タコフェリー>入港。夜のとばりが降りた明石海峡の夜風を受けながらデッキで缶コーヒーブレイク。
こうして<タコフェリー>初制覇の旅は終わりを告げた。(^^)
●余談 感想一言、盛りだくさんの一日
この船旅、一日というモノがこんなに長く充実しているモノだと大満足。ベタ凪の瀬戸内海、滑るように進む船上での目覚めから始まった一日は船内レストランでのバイキングの朝食に始まり、JR予讃線特急「いしづち」車内でのコーヒーブレイク、高松市街での讃岐うどん、高松・土庄航路でのそよ風、土庄・福田間バス車中での缶コーヒー&小豆島産早稲蜜柑、福田港での焼きたてちくわに福田・姫路航路でのうたた寝、飾磨駅に向かうタクシーで道すがら出くわしたお祭り、山陽電鉄特急電車車内で買い求めた期せずして得た帆船日本丸を図柄にした関西するっとカード、明石港への道すがらの卵焼き、<タコフェリー>での明石海峡往復、道の駅あわじでの黄昏の一時とイタリアンディナー、そしてJR快速電車での補助席確保で座れた歓び、阪急電車での心地よい居眠り、朝から夜中に至る一日十八時間はこんなにも盛りだくさん。これもまた一日かと・・・、感慨しきり。全行程二十四時間なり・・・。
@オレンジフェリー A四国フェリー B四国フェリーグループ・小豆島フェリー C明石淡路フェリー<タコフェリー>
2001 H13
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