8月15日
今日は、アイルランドへ着てから初めて雨になりました。
1.Sligo(スライゴ)
ノーベル賞作家、イェーツの生れ故郷です。その他寺院の遺跡もたくさんあるこじんまりとしたきれいな街です。イェーツを記念するブロンズ像にはイェーツの詩がたくさん書いてありました。

その昔、聖人が登ったとされる、ベンブレベン山は残念ながら、霧に隠れうっすらとその形がわかる程度でしたが、数々の伝説の残る近くのギル湖と合わせて、何ともいえない不思議な景色をかもし出していて、この景色には霧だな、と勝手に納得してしまいました。その後イェーツの墓をお参りし、更に北のエンヤの生れ故郷Donegal(ドニゴール州)を目指します。
2.スペイン艦隊上陸の地
ドニゴール州に入ってまもなく、道にスペイン艦隊上陸の地という標識がありました。国道からそれること約4Km、標識がぽつんと立っていました。が、そこの海岸はまさに、エンヤの音楽から想像するような穏やかな海岸でした。人気もなく、静かで、どこからともなく音楽が聞こえる気がしました。

3.Donegal(ドニゴール)
アイルランド最北の州、ドニゴール州の州都ドニゴールです。ここのツーリストインフォメーションでエンヤの生れ故郷がどこにあるのかを聞いてみました。親切にもガイドブックを出して来てくれて、行き方を教えてくれましたが、さらにここから100Kmぐらいあるとのこと。帰りの飛行機の関係もあり、今回は残念ながら断念しました。
街を歩いていても、残念ながらゲール語の響きは聞こえて来ませんでした。しかし、道端ではアイルランド伝統のイーリアンパイプを演奏する音楽がいたりして、その響きはエンヤの曲にも使われているものでした。この街では、写真をとる気にはなりませんでした。ぜひ、また来てみたいと思います。
4.Markree Castle(マークリー城)
再び、同じ道をスライゴまで南下して来ました。なぜ同じ道かというと、他の道がないのです。他の道を使おうとすると国境を越えなくてはならないからです。この地域は東に10Kmも行けばイギリス領北アイルランドだからです。車での国境越えは検問に
時間がかかると判断したためです。
スライゴでは宿がみつからず、内陸部へ南下していったところで、偶然にもホテルになっているお城を発見しました。きっと高くて部屋も空いていないだろうと思いましたが聞いてみると、部屋は空いており、しかも一人なんと50ポンド(約8500円)とのこと。お城になど泊まった事はありませんでしたから、すぐさま泊まる事を決定しました。
何しろ、門から入って城にたどり着くまで車で5分以上はかかるようなところ。周囲には人家は何もみえず、ただ遠くで羊のなく声だけが響いていました。結構、荒れたところの多い城でしたが、それがまたちょっと不気味でいい味を出していました。
夜はぐっすり寝てしまい、朝は、城の周りを散歩するはずが、寝坊してしまいました。

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