8月13日

1.Limerick(リマリック)
 まずは、お城の見学です。King John Castle。 もともと、イングランドがこの地を支配するために建てたお城です。このため、イングランドにあるような名前になっていると思います。中は、城の建物をうまく行かした博物館になっていて、そもそもの城の建物は城壁ぐらいしか残っていません。所々で発掘調査が行われていて、人骨も多数発見されているようです。
 続いて、川沿いの城の対岸にあるTreaty Stone(トリアティーストーン)です。 なんのことはない、ただの石なのですがアイルランドとイングランドの1690年の戦いの際、両軍の和睦の象徴となった石で、イングランドはこのあと、この条約を一方的に破棄し、この石は逆に、条約破棄のシンボルとなってしまった石です。
 スコットランドを旅しても思うのですが、「まったくイングランドってやつは」と、またも思ってしまった私です。


2.Drumoland Castle(ドラモランド城)
  リマリックから30Kmぐらいのところにある城です。今日のお昼は優雅にこのお城で頂くことにしました。周りの広大な庭はゴルフ場になっており、窓からは湖が見渡せます。一泊一人約100ポンドから、と高いのですが、日本円にすれば約1万7千円。日本を考えれば安いですよね。
    
 この奇麗なチーズとフルーツの載った料理はプラウマンズ チーズ と言いまして、元はそのなの通り、農民が昼間食堂ではなく、野外などで食べる暖めなくてもいい、つまり冷たい昼食のことで、主にチーズとサラダとパン、という質素なものです。イングランドでは大抵のパブにあり、値段も安く、あまりお腹のすいていないとき(滅多にはありませんが)は、これを食べるようにしています。
 しかし、ここはさすが高級古城ホテル。このすばらしい飾り付けに思わずシャッターを切ってしまいました。野苺もとてもおいしかったです。
 こういったランチの最大の問題は、上の写真にもあるように、思わずゆったりしてしまうことです。気が付くと時計は1時半を回っています。猛ダッシュ(といっても車を走らせるだけですが)で次の目的地、モハーの断崖を目指します。


3.Cliffs of Moher(モハーの断崖)
 説明は不要でしょう。ちょっと時間がかかると思いますが、是非大きな画像にしてみてください。とにかく断崖絶壁です。目の前は大西洋です。この断崖の向こうにある島がアラン諸島です。日本でもアランセーターというのはひょっとすると聞いたことがあるかもしれませんね。今回は時間がないので残念ながら素通りです。
 モハーの断崖はさすがに多くの観光客でにぎわっており、駐車場でも場所を見つけるのが大変でした。
     


4.View of The Burren
 モハーの断崖から次の目的地Galway(ゴールウェイ)を目指していた道の途中からの眺めです。頭の中で想像していたアイルランドの景色の一つと一致するものでした。なだらかな斜面、遠くには海。広々としていて、そしてこの穏やかさは残念ながらフィルムでは撮りきれないものです。
  

 夕方になって来て、宿を捜しはじめたのですが、なかなか空き宿がみつかりません。なんとかゴールウェイまで20Kmぐらいのところにまだできて1年という真新しいホテルに泊まることになりました。

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