■ペンネーム「お天気」さんからの二回目の投稿の続きです。
その3 教材販売
夕方チャイムが鳴りました。
販売員 「中1の子どもさんのいらっしゃるご家庭を回らせて頂いています。
学校の学習など順調ですか? 当方は学校の内容にあわせた学習教材の・・・」
私 「え? 何のこと? うちにはそんな子どもいませんけど(大嘘)」
堂々と嘘を言ったはいいが、まずいことにもう子どもが帰ってきてる。
玄関先に置いている自転車には中学の自転車通学許可のステッカーが貼ってある。
色を見れば何年生かも一目瞭然。
ミエミエの嘘でまずかったかな?とあせったものの
販売員 「え・・・? いないって・・・? あ、あの・・・失礼しました」
あわてて帰っていってしまいました。
自転車、目に入らなかったのかな?
帰宅後の主人に顛末を話すと
「普通の人はそんな大嘘つくと思ってないからだよ」
え? うっとおしいセールスには皆このくらいの嘘言うよね?
■もしかしたらその自転車は近所の子が遊びに来ていたために置かれてある、とか、応対したのは姉で、その自転車は年の離れた弟のものだ、とか、息子は中学生ながら不祥事をやらかして既に勘当されているとか、一口では説明できないフクザツな家庭環境である、とか・・・
・・・その一瞬、セールスマンの頭の中を色んな仮説が飛び交ったかもしれません・・・。
いや、まあ、そんな大嘘をついてまでセールスを断ろうという鉄の意志に怖れをなした、というあたりが正解なのでしょうが。
■さて、今回お天気さんからいただいたネタは、これで最後です。全部で三つありますので、途中から読み始めた方はどうぞ他もお楽しみ下さい。
「その二の一 置き薬」
「その二の二 アンケート」
「その二の三 教材販売」
(2004.12.17)
(参考)
この他の、お天気さんの投稿は以下の通りです。
「その一の一 化粧品」
「その一の二 家庭教師」
「その一の三 水道局の方から来ました」
「その一の四 新聞拡張員」
「その一の五 自宅で何?」
「千客万来!」
この他の、お天気さんの投稿は以下の通りです。
「その一の一 化粧品」
「その一の二 家庭教師」
「その一の三 水道局の方から来ました」
「その一の四 新聞拡張員」
「その一の五 自宅で何?」
「千客万来!」