2月16日(水)


(2)メコン川観光



朝、8時過ぎ、船着場に行く。
船着場には、その日一番で、観光に出発しようという人たちが
集まってきていた。
どのボートにしたらいいのか、と思う間もなく、道の半ばで、
ボート屋さんの親方のような人に事務所に誘導される。
個人で行くなら、一人$10(?確か・・)乗り合いなら一人$3。どちらにしますか?
私たちは、当然乗り合い船にする。
親方は、私たちに控えの札を渡すと、あわただしく新しい観光客の人をめがけて、
走って行く。大忙しの模様。まずは、頭数をそろえなくては、というところか。



でも、親方のあたふたの割りに、川べりのボートとの
連絡が、うまく行っていないらしく、コトは、順調には、進まないらしい。
親方が、川のボートに何回も大声で呼びかけながら、一人気をもんで、
私たちの間を汗して走り回っているところが、何だか、微笑ましい。

お隣の外人さんも同じ思いだったのか、お互いの控えの札を
見せあいながら(同じグループということ)、思わず顔を見合わせて、笑ってしまう。
団体さんが入って、私たちの船が変わるみたいだ、と、
彼女が、二艘のボートを指差す。

随分、待たされて、やっと事態が収拾されたらしく、
人数が分けられて、私たちは、小さなボートに乗り込む。



私たちのボートの乗客は、
アメリカ人らしい一人旅の年配の男性。同じく一人旅の日本人の青年。
二人は、ボート待ちの間に
仲良くなり、お互いのことを話していた。

聞こえてきた二人の会話によると、
年配の男性は、定年を迎えて、一人旅を楽しんでいるらしい。
一方、青年は、関西の人。就職が決まって、一人旅とのこと。
二人とも、ルアンパバーンは、今回の旅の何箇所目かにあたるようだ。

旅での楽しみは、こんな出会いや会話にあるなーと思える
弾んだテンポで、二人の会話は、続いていた。

他のメンバーは、
さっき顔を見合わせた奥さんとご主人(英語の感じからヨーロッパ?)夫妻、
言葉から北欧からのご夫婦一組、そして、私たち親子三人と、
20代後半くらいのフランス人の男女4人グループだ。


ボートが、動き出した。
最初に行くのが、どこなのか、どういう順路なのか、いつ着くのか、
わからずに、私たちは、ただ乗っている。そして、
ボートが止まった場所で、ぞろぞろ降る。そして、降りてから、
「ああ、ここに来たんだ。」とわかるということになっていた。


最初の観光先は、
紙作りの村、Ban Xang Khongt(バーン・シェンホン)


紙漉きは、私たちには、結構身近な風景だ。
行かなくてもいいかな、と思っていたのだけれど、流れから、自動的に。



日本にもタイからの輸入でもうおなじみになっている。
草や花を散らした素朴な風合いの紙だ。


たまたま我家にあったタイ製もの。
  






集合時間まで、それぞれ村の中を散策して過ごす。


ミサンガなどを売っている女の子。
こんなに小さくても、ちゃんと働いている。



男の子も



機織り機がある風景







再び舟に戻る


メコン川の風景


次に降りたここは、どこ?



この風景は、ガイドブックで見た写真から酒作りの村だ。
Ban Sang Hai (バーン・サン・ハイ)





売店



うわぁー、としか言いようがないお酒もある
*ここをクリック


試飲させてくれる



大胆にも娘は、試飲を。まさか、さそり酒じゃないよね。

「そんなに強くないよ。」とのこと! 焼酎が・・?
彼女は、お友達のお土産用に2本買う。結局、試飲して買ったのは、
何だったのだろう。それにお友達の評判は、聞かないままに。



*村の様子 1子供達  2お寺と老人と子供


コレは、何の実だろう



酒造りの村ということだから、どこかでその様子が見れるのかと
思ったけれど、特にそんな場面にも出会えず(時期によるのか?)、
織物のお店が並んでいる村の中をぶらりぶらり歩いているうち、
集合時間になる。


再び舟に戻る


ボートは、波しぶきをあげてメコン川を進む


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16日(3)バクー洞窟とメコンの夕日


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