2004年1月29日(木)
早朝、店長さんに誘われて、マッサージに行ってみる。
私は、腰痛が心配なので、フットマッサージだけに。
店長さんは、ボディーマッサージ。1時間のゆとりはないので、
店長さんが、30分で値段の交渉をしてくれる。
私は、90B(¥270)。店長さん100B(¥300)!
さあー、今日からは、荷造り。
Mさんは、お店のことにかかりきり。それさえ、間に合うのか、という事態だ。
旅の初めでMさんが、言ってくれていた
「普通の生活市場」や「お洒落なお店があるところ」も・・・
「幻でしたねぇー」と、私。「タイスキも・・・。」と、店長さん。
そんなことなど、ちょっとばかり嘆き合いながら、、親戚宅の庭で、
荷造りをする。この量の荷物、果たして間に合うのだろうか?
「スミマセン、○○さん(私)にこんなことまで手伝って
いただくつもりじゃなかったんですが・・・。」Mさんが恐縮していた。
「いえ、いえ。」と私。この流れ、Mさんのせいではないことは、
もう充分わかっているので、そう言うしかない。
たいして役には立たなくても、
私も「人手」に入らなくては、とても間に合いそうもない。
夕方前、Mさん、店長さんと私で、問屋街なるところに出かける。
「知る人だけが知っている場所」「商売屋さんの穴場」とか。
Mさんは、帰って、バザールのお店のレイアウトの仕上げにかかる。
相変わらず、のんびり人の良い若い二人に次々と指示を出しながら、
作業を進めている。
店長さん(と私)、ナイトバザール内での最終買い付けに
出かけることになる。
その途中で、
店長さんが、言う。「ね、先に食事してしまいません?
だって、もう食べる時間ないかもしれませんよ。」
確かに。このスケジュールの押し方では、それもあり得るかも。
でも、又、遅い、なんて言われないように、急がなきゃ。

バザールの中や外の人ごみを私達は、駆け抜ける。
昼間の道に露店は、ない。店舗を構えている人が、お店をあけている位だ。
そぞろ歩きの人が通るくらいの所が、一たび夕方になると、灯りと共に、
賑わいをみせ始める。
バザール・ビルと、その向かいのショッピング・センターを
中心に、交叉する道路全部が、露店で埋め尽くされるのだ。
西洋人の男性、女性が、若い人もお年寄りも
バザールで買ったエスニックの服を着て、楽しげに行き交う。
どうしようもないジャンクなものも、
西洋の人にとっては、「時に」オリエンタルとかエキゾチックな品物に
見えるのだろうか。「えっ、あれを買うの?」そういうものを手に取って、
値踏みしている人がいる。「ホントに買うのかな?」確かめたい気持に
なりながら、通り過ぎる。一方、日本で、珍しくて、あんなに欲しかったものも、
目の前であまりにも溢れていると、欲しくなくなったりもする。
(そうしては、帰ってから、やっぱり買っておけば、良かった、ということに。)
日本でも、ほとんど入ることのない「マクドナルド」にチェンマイで入る。
店長さんは、手際がいい。
そして、マックバーガーをほおばる店長さんは、幸せそうだ。
若いんだなーと、思う。そして、見回すと、
お店を埋め尽くしているのは、ほとんどが、白人さん。
マクドナルドの中で見る白人さんは、テーブルを囲んで、母国語で話していて、
何だか、生き生きしているようだ。やはり、外では、緊張していたりして、
その分、ほっとするのかも。
さ、のんびりしては、いられない。私達は、最後のバザール回りに出かけた。

バザール・ビル前
残すは、明日一日。
チェンマイ(30/31日)へ