Life1: 「生きている」とは?と書きました。逆にいうと、
> ・「生き物」がする最低限のこと
> 結局のところ、次のようなものだと僕は思います。
> ・生き続けるもの (状態を保つもの)
> ・増殖するもの (自分のコピーを作るもの)
これさえしていれば、他のことは何やったっていい、ということです。 卑怯と言われようが、汚いと言われようが、死んだら終り。 生きていさえすれば、続いていきさえすれば、続くのです。
どういうやり方でやってもいい。
地球に生物らしきものが生まれてから 3,500,000,000 年(35 億年)、
いま現在、世の中に生きている生物は、すべて、長い長い長い淘汰を
くぐり抜けて続いてきたものです。
生物の形、行動、色、一見無駄に見えるようなものでもすべてに
理由があります。
生き続けることに関してはみな同様にエキスパートで、どれが高等だとか、
偉いとかいう評価は無意味です。
水族館に行けば、「水中で生きる」にも実にさまざまなやり方があることに 驚きます。植物園に行けば植物の多様さに、動物園に行けば動物の種類の 多さに驚きます。
これらは全て、最初は1つだった「生命のタネ」が、少しづつ増えて
変種を生み、点から面を覆っていくように、広がっていったのです。
(ただし、そのほとんどは死に絶えてしまったことを忘れてはいけない。)
その、形を変えながら、広がってゆく、その過程のルールが
「進化」です。
僕は、その「ルール」が知りたい。
続いてゆく、ということの利点は、「蓄積」できることです。
生物の歴史は、遺伝子上に蓄積されてきました。
遺伝子を設計図に生物は作られます。身体の構造のみでなく、本能的行動や、
学習の方向までも、遺伝子によってすでにプログラムされているものです。
* 「長い間、ディスプレイを眺めていると目がじわーと疲れてくる」のも 遺伝子に組み込まれている作用なのでしょう、今日はそろそろ帰ります。
T.Minewaki / minew@post.email.ne.jp