と学会『と学会年鑑2002』太田出版(→bk1)をいただき、読む。
おもしろいなーやっぱり。トンデモ本(著者の意図とは違った意味で楽しめる本)を探索し楽しんでいると学会が、トンデモ本を紹介した『トンデモ本の世界』が売れたので御存知の方もおおいでしょー。本書は、そのライブバージョンといった趣で、と学会例会での模様を採録したもの。
本だけでなくトンデモグッズや、ビデオの紹介もあって、幅が広がっている。
唐沢俊一氏の日記によると、はやくも増刷決定。
紹介されていた『ウルトラセブン煎餅』が欲しい。アンヌ隊員の豪華シリアルナンバー入りプロマイド、超豪華小冊子、復刻記念バッジつきで、ふたを開けると、オープニングタイトルが流れ出すんだよ、欲しいよ。『ウルトラマン煎餅』も欲しい。
と学会本では、『トンデモ超常現象99の真相 』(→bk1)も大オススメ、ぎゅうぎゅうにまとまってて素晴らしい本です。
▲ニュース
小泉内閣支持率が、70%から30%台後半まで下落、だそうです。うーん極端だなー。個人的には、(他の人はもっとダメダメっぽいので)支持するから頑張ってください!な感じである。今回の件は、うひゃぁかっこ悪いなと思うが、大失敗2回目ということで、3パスはダメよ、と。
ついでに鈴木宗男サイト。 意外とかっこいい作り。最新情報は、「熊対人」。
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高野文子『黄色い本』2月22日発売。
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コンゴの女性が妊娠するが3年たっても出産の気配がなく、医者に言ってメスを入れたら、石灰化した胎児が摘出された。というニュース(写真有)。ブラックジャックに似たようなエピソードがなかったっけ?(情報源はb-geeks)
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昨日は『カエルブンゲイ』新年会、50人ちょっとの人が参加で、すげぇ、おー。と、結局帰宅したのは翌日の朝8時00分、大橋巨泉が喋ってるのを見たら8時30分。寝る。4時間後にはもう起床して、また新宿へ。
とびだせボーイズ『紀伊国屋プロレス』を観劇。
岩松了、宮藤官九郎、松尾スズキ、とびだせボーイズ、によるオムニバス。 荒川良々はニコリィィと笑うだけで楽しくなります。
▲ リンク
大人魂・大人計画ファンサイト
大人計画
・オフィシャルサイト
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Lv99.comを更新。TOPページをリニューアル。
毎週水曜日の夜に更新しようと決めてみたが、がんばります。 |
横溝正史『鬼火』、角川文庫版で見ると、文章がそーとー違う。漢字がひらがなに開かれているだけではなく文章自体が変わってる。昨日引用した部分だけでも。
無表情なるかの白き仮面→無表情なあの白い仮面といい
蝙蝠の如く風にバタバタと羽溥くかの真っ黒な袍衣→蝙蝠のように風にバタバタと羽ばたく真っ黒な袍衣といい
地獄の鬼と雖も→地獄の鬼といえども
(左が創元推理文庫(→bk1)、右が角川文庫)
と、基本的に現代的な読み易い文章になっているのかも。
どちらが味があるかというのは、微妙なところ。どちらも素敵です。
気になるのは、この改稿も横溝自身がやっているのか、どうかというところですなー。
▲FLASHリンク
We Are
Robots
ロボットたちのアニメ。英語です。 |
横溝正史『鬼火』、読了。お、おもしろいなー。物語のガンガン展開するおもしろさはもちろんのこと、文章にしびれる。
険悪な空模様を背に負うて、すっくと舷に立った姿の物凄さといったら、無表情なるかの白き仮面、蝙蝠の如く風にバタバタと羽溥くかの真っ黒な袍衣、地獄の鬼と雖もこの時の万造ほど、物凄まじい悪相を持っていようとは思われません。
(『日本探偵小説全集9横溝正史集』創元推理文庫・P81)(→bk1)
いいなぁ〜、かっこいいなぁ〜。
筒井康隆・岩波書店『愛のひだりがわ』を読みはじめる。
▲ニュース
「ひげよ、さらば」「三軒目のドラキュラ」「砂の上のロビンソン」「アリスの穴の中で」 などの上野瞭氏が死去。
▲都市伝説系
ワン切り広告の噂。
ワン切りというのは、着信音を1回だけならして切ること。ワン切りで着信があって、そこにかけ直すと10万円の請求が来るという噂が流れている。電話をしただけで多額の料金を請求するのは技術的にできないらしく、デマだそうだ。詳細なリポートをしているサイトはこちら。
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DVDで『ガタカ』を観る。スタイリッシュでストイックなSF映画かと思ったら、案外、サスペンスありぃのポピュラリティのある作品でした。つーか、Sのキーの反応が鈍くて、「です」とタイプしようとすると「でう」とかになるので、感想はまた今度にうる。ぎゃっ、イライラうるんでう〜。
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小島寛之著・新評論『数学幻視行』、読了。といっても、第2部は難しくて飛ばし読み。『思索家のための「科学の霊域」
』なんていうタイトルがついています。第1部は、エッセイ風で楽しい。P・K・ディック作品や泡坂妻夫作品に言及していたりと趣味っぽい書き方。
この中で紹介されていた『ナイトムーブス(邦題『美しき獲物』)』という映画が面白そう。
チェスの世界チャンピオンへの挑戦者決定戦が開催されている島で、次々と起こる美女連続殺人事件。犯人は死体の移動を通じてチェスゲームを挑んでくるのだ。これはぜひ見なくては。
天才言語学者ソシュールのエピソードも面白かった。天才であるがゆえに追い詰められ、狂気の側に突き進んでいった人らしい。
ギリシャ詩やラテン詩の中に大量のアナグラムを見いだしはじめる。それを不完全なアナグラム(アナフォニー)と呼び、作者の意識を超越して存在する、と言うのだ。言語それ自体が独りでに語りだす、とも主張。
やがて文章が書けなくなる神経症(書簡恐怖症)になり、最後には、火星人と交信を始めた形跡を残し、死んでいったそうだ。
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コンビニ検診
血液・便・尿を自分で採取して郵送! ちょっと楽しそうだが、検査部分も自分でやらせてくれたらもっと楽しそうなんだが。
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田原総一朗『結局、どうすりゃ売れるんですか。』読了。って凄いタイトルで、まぁ、田原インタビュースタンスも凄くぶっちゃげてて、そこが面白い。
「売れる秘訣は、この男たちに聞け!」の、この男たちメンバーが素敵。
田原が庵野秀明に、「エヴァ」がブームになった秘訣を聞くッ!し。
田原は、正直に「よくわからない」と言い、その上でヒットの要因を探ろうとぶっちゃげた質問を連発。庵野、困ってます。エヴァ関連のインタビューは、ぜんぜん頓珍漢なものか、ファンになっちゃった人のインタビューが多かったが、これはもうまったく違ったアプローチで、そりゃ面白い。
他の「この男たちメンバー」は、スクウェア社長の武市智行、ソニー・ミュージックエンタテインメント社長の丸山茂雄、破天荒映画プロデューサーの奥山和由、映画監督の大島渚、「電波少年」プロデューサーの土屋敏男、ショー・コスギと、いかしたメンバーである!
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昨日の記述の誤字をメールで指摘していただいたありがたい修正した。 なんか、おかしくなってたり、誤字あったら、メールか掲示板で教えてください皆様。
▲ニュース
『恐るべし機内トイレの吸引力 密着2時間』
、怖いです。そのまますっぽんと抜けて、お尻から飛行機の外へ押し出されたらもっと怖いです(って列車便所じゃねぇんだから)。
▲ヒット曲
『おさかな天国』。駄洒落で魚の名前を覚えよう!な曲。魚屋さんやスーパーで大ヒットだとか。
ジューシーフルーツの人が作曲らしい。
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Lv99.comのTシャツのいろいろあれこれやる。
野口悠紀著・中公新書『「超」整理法3 とりあえず捨てる技術』(→bk1)、読了。
今、部屋の大整理を地道に実行中なので、図書館で借りてみた。
捨てる技術を中心にしているが、内容は、ほとんど、1、2と同じ。だが、退屈せず気持ちよく読めるのは、文章が平易で上手いのと、論旨の展開がきっちりしているから。新書は、文章がひどいのが多いので、こういうのを読むと心洗われる。
内容は明快で、以下のような方法論と、その具体案が書かれてある。
今までの情報整理法は、新たにモノが増えることを想定していないスタティック(静的)な対処法であり、役に立たぬ、と。対象はフロー(流れ)であり新しいモノを入手してしまうのだから、いかに捨てるかが重用だ。でも捨てるのは難しい。だから、パソコンの「ごみ箱」のような「保存ごみ箱」(廃棄バッファー)を作るべきである、と。いったんそこへ保存するという安心感があるから、保存ごみ箱にモノを移すことが用意になる、再度必要な場合はそこから取り出せば良い、一定期間経過後も必要にならなければ捨てればよい、と。
本書で残念なのは、「本の整理は、絶望的」と書いてあることだ。
あぁ、部屋が崩壊する状態なので、どうにかしなくちゃならないのだ。
実は、箱に入れて、その中身を写真に取って箱に貼るという方法をやろうとしている。すでに、今、数箱作っている。
この本にもその方法が書いてある、が、著者は実行にうつしていない。面倒だからダメだと書いてある。今月号の『フィギュア王』を立ち読みしていたら、岡田斗司夫が同様の方法で大整理したと書いている。
さて、どうだろう。ともかくやってみようと思っている。
あと、「とりあえず捨てる技術」という副題は、どうか? あのベストセラーに似すぎていやしないか?と思ったら、『「捨てる!」技術』(→bk1)
発行年月:2000.4 で、『「超」整理法3 とりあえず捨てる技術』は、発行年月:1999.6 。本書のほうが先なのであった。
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大塚英志著・角川文庫『「彼女たち」の連合赤軍』、読了。えーと、おもしろかったです。
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いろいろやらなきゃならないことあるのに、「三鷹ういホームページ研究」から飛んだ先を読んでるとやめられなくなって、半日つぶれてしまった。角川ルビー文庫から出るはずだった小説が出なくなったいきさつから、あれこれあれこれ。
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吉田伸子の書評がとんでもないと聞いていたので、吉田伸子という名は気になっていた。
今週号の「週刊文春」に吉田伸子の手による藤田宜永著・毎日新聞社「邪恋」の書評が載っていた。
凄い。暗号なのではないか。隠された意図があるのではないか。
鬱屈しているよなぁ。
私は鬱屈している男の物語が好きだ。
その鬱屈が昏ければ昏いほどまず鬱屈がある。
というその心に鬱屈がある。
というその心に鬱屈がある。
鬱屈だらけの男なのである。
というその心の鬱屈だ。
鬱屈なのだ。
以上、24行目から61行目まで38行中に「鬱屈」が9回でてくるのだ。
平均して4.3行に1回「鬱屈」という言葉が登場する。
1行14文字で、改行が多くスカスカで文字数少ない中にこれだけ「鬱屈」が繰り返されるのは尋常じゃない。
鬱屈だらけの文章なのである。 繰り返す「鬱屈」がなにか効果を生み出しているわけでもない。また「鬱屈」という言葉の使い方もおかしい。
たとえば、“妻もいれば、大学生の娘もいるのに、十八歳年下の愛人と五年越しの関係を続けている、というその心に鬱屈がある。”などと書いているのだが、なんで不倫している心に「気が晴れないでふさぎこむ様子」があるんだろうか? そこには何の説明もない。
以上が、この書評が暗号になっていると考える根拠の一部である。
「鬱屈」という言葉が解読のヒントになっているのだとしか思えないのだが、暗号は解読できない。
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【Lv99.com】
Lv99.comは、米光がやっているもうひとつのサイト。実験的にいろいろ試行錯誤していこうと思います。
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