いきなり完成形を作成するのは、大変なので、まず、テスト用のボイスを作成します。テスト用のボイスは、「C:\Program
Files\Steinberg\Vstplugins\VOKULOID」というフォルダの「UserTest」というフォルダに入っています。このフォルダの下にある「057_a.wav」というWAVファイルを自分の声を録音したWAVファイルに置き換えます。 |
「057_a.wav」の「057」は、Midiのノートナンバーの57番を意味しています。Midiのノートナンバーの57番は、「ドレミファソラシド」の低いほうの「ラ」の音です。「a」は「あ」の音を意味しています。実際にどのような音なのかは、「057_a.wav」をダブルクリックして、ファイルを再生してみると分かります。 |
自分の声を録音するために、マイクをパソコンにつなぎ、「サウンド・レコーダー」など、音を録音できるソフトを起動します。サウンドレコーダーはWindowsに付属のソフトで、「アクセサリ」の「エンターテイメント」の中に入っています。 |

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録音を「16ビット、モノラル、44100HzのWAVファイル」に設定します。サウンドレコーダを使用する場合は、「ファイル」の「プロパティ」をクリックして下のようなダイアログボックスを表示します。 |

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下のように設定します。 |

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設定が終わったら録音ボタンを押して、声を録音します。録音は、もともと「057_a.wav」に入っていた声と同じ「ラ」の高さの音で録音してください。ここの音程が狂っていると、再生時の音が狂います。少々ズレていても、極端に音痴でない限りは、気にせずに進みましょう。録音する声の長さは、元のファイルの声と同じくらいの長さ(1.5秒程度)にしてください。発音は、「あいうえお」の「あ」を発音します。 |
録音のあと、録音した音の前後についている余分な無音部分を削除します。この作業のためには、WAVファイルを編集するソフトが必要です。 |

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作成したファイルを元と同じ「057_a.wav」という名前で上書きします。そのあと、ボイス(歌手)の選択を「てつじ」から「ユーザーテスト用」に変更し、MIDIファイルを再生して、登録した音を確認します。 |