ロボット漫才

   
 

介護施設でのレクリエーションなどでご覧ください。高齢者の「あるある」をテーマに、2体のロボット「太郎と花子」が漫才をします。

 
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ネタ一覧

 
  (太郎)どうも、みなさん。
(太郎)いまから日本のスタンドアップコメディ「漫才」をさせていただきます。
(太郎)男前で有名なロボットの太郎です。
(太郎)どうも、みなさん。いまから日本のスタンドアップコメディ「漫才」をさせていただきます。男前で有名なロボットの太郎です。
(花子)美人で女優の花子です。
(太郎)いや〜、今日のお客さんは外国の型が多いね〜。
(花子)せやねえ、みなさんお綺麗な型ばっかりで。べっぴんさんは、英語では、ビューティふるゆうねんで。
(太郎)ビューティホー
(花子)指さしたらあかん
(太郎)ビューティホー
(花子)やめときて
(太郎)ひとつとばしてビューティホー
(花子)あんた、失礼やなあ。ごめんなさいねえ、ほんまの事、言うてしもおてえ。
(太郎)冗談ですがな。これが日本の伝統的なあいさつなんです。
(花子)そんな伝統ないですよ。外国の人に嘘おしえたらあかんやんか。
(太郎)いやいや、僕はほんまのことしか言わへんで。嘘ついたことないから。
(花子)それがもう嘘やんか。
(太郎)まぁ聞いて。こないだもな、外国から観光にきてた人に、「安くて美味しい店を教えて」ってきかれてん。
(花子)ほう、ほう。まぁ、京都には安くて美味しい店はたくさんあるけどね。で、どこを教えてあげたん?
(太郎)店の名前を教えても、覚えられへんかもしれんから、目印を教えたってん。
(花子)どんな目印?
(太郎)赤い看板に、黄色い字でMって書いてあんねん。
(花子)それ、マクドナルドちゃうん?確かに安くておいしいけど。外国から観光で来た人は、もっと日本的なもんを求めてるんちゃう?
(太郎)なにいうてんのんな。そんな人のためにテリヤキバーガーがあんねんで。
(花子)そんなことないやろ。
(太郎)とにかく嘘はついてへんで。それに親切で気配りのきく性格やねん。
(花子)ほんまかいな。
(太郎)まぁ、道に迷っている外国の観光客はすぐにわかるけどね。
(花子)え、どうやって見分けるん?
(太郎)たいていスマフォみながら回りをきょろきょろしてはるからね。
(花子)なるほど。
(太郎)そういう人がいたら、声をかけてあげるようにしてんねん。
(花子)たしかに親切やな。せやけど嘘を教えたらあかんねんで。なんて声かけるのん?
(太郎)あるきながらのスマフォは危ないから、やめるように注意すんねん。あなたの国では許されるかもしれんけど、日本では許されへんねんでえって。禁固10年の計になりますよって。
(花子)嘘つけ、日本でも歩きスマホはみんなしとるがな。あんたもこないだドブに片足つっこんどったやろ。
(太郎)いやいや、両足やで。まぁそれは置いといて、歩きスマホを注意したあと、道もちゃんと教えてあげるねんで。
(花子)ほんまかいな。あやしいなあ。
(太郎)平安神宮の前でウロウロしている人がおってんけどな、比叡山の延暦寺に行きたいて。丸坊主で袈裟を着たはったんやけど、チベットから来た僧侶さんやていうてはったわ。
(花子)神社と寺と間違えてはったんかな。でなんて教えたげたん?
(太郎)とにかく南へ南へと歩けと。
(花子)え?まったく逆の方向ちゃうん?やっぱり嘘ついてるやん。
(太郎)嘘やないで。地球は丸いから、逆方向でも前に前に進んでたらいつかは比叡山にはつくやんか。
(花子)無茶苦茶やなぁ。もう君とはやっとれんわ!やめさしてもらうわ!