神功皇后01

2026年01月

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01/01/木
新しい年になった。気分転換にバックの色を変えてみた。桜の季節にはまだ早いが、ピンクは気分が明るくなる。ノートのタイトルも「神功皇后」とする。昨年の正月から20年前の三部作を書き換えて、半分くらいまで草稿のある四作目を完成させるという目標を立てたのだが、目標は達成できなかった。一作目の『崇神戦記』と三作目の『日本武尊』は完成し、二作目の『垂仁伝説』も最終段階に入っているが、四作目はまったく手をつけていない。そこで今年は四作目の『神功皇后』の完成を目標としたい。実は『日本武尊』のエンディングのところに、『神功皇后』の冒頭部分を少し採り入れたので、四作目はオープニングからまったく新たに書き直す必要が出てきた。まあ、何とかなるだろうと思っている。今年は午の年。わが姉と孫娘が年女だ。ぼくは数え年でいえば79歳で、あと一年で傘寿ということになる。こんな年まで生きるとは思わなかった。座り仕事が多く足腰が弱り気味だが、散歩には出ているし、心肺能力はまだ元気に機能している。酒も飲める。それが何より。今年も無理をせずストレスもなく無事に通過したい。文藝家協会の百周年事業というのがあって、ぼくも少し関わっているので無事に完了したい。大学を定年退職をした時期にコロナが重なったので外出の機会が減り、運動不足で足腰が弱った。コロナは収束したもののZOOMというものが普及したので、会議はほぼすべてリモートになった。それはよかったのだが、電車に乗って出かけるということがなくなったので、人に会う機会も少なくなった。それでも年末は飲み会もあり、リアルな会議もあって多忙だった。この年齢になっても人と会う機会があるというのは、ありがたいことだと思っている。自分が何歳まで生きるかわからないが、今年かも知れないし、九十歳まで生きるかもしれない。ぼくの父は六十代で亡くなったのですでに父の享年を超えている。母は確か九十二歳まで生きたので、そこまで生きるのはたいへんだ。一昨年『デーヴァ』という作品を出して、これを絶筆と宣言した。実際に新しい作品は書いていない。ただ死ぬまでの準備として、不本意のままになっている仕事を整理しようと思い、『崇神戦記』四部作の完成を当面の目標としている。これが完成したら、「屋根裏の哲学者」として、存在論について考えてみたい。これまでにも『数式のない宇宙論』『原子への不思議な旅』『アインシュタインの謎を解く』など、物理化学の本も書いてきたのだが、いよいよ自分の死というものが目の前に見えてきたので、生と死について考えておきたい。まあ、今年もそんなことで、パソコンの前に座って、このノートを始め、何かを書き続けていきたいと思っている。例年どおり浜松の仕事場で新年を迎えている。昨年の年末は多忙で、仕事場に移動できたのは27日だった。食料と灯油を買いに行くなどしたあと、穏やかな日々を送っている。とくに急ぎの仕事もないのでのんびりしている。いまプリントのチェックをしているのは「垂仁天皇」で、タイトルを仮題だが『橘果伝説』としている。シリーズの第二部にあたるこの作品は、恋愛がテーマだ。死反玉というアイテムによって死者の霊が甦り、ややこしい三角関係が生じる幻想的なロマンになっている。今年も多忙な年になりそうだが、文藝家協会では文士劇の責任者をしているので5月の本番に向けて、しっかりと見守っていきたい。SARTRASは昨年に三年レビューという大きな通過点を無事にクリアーしたので、今年は少し楽になるかと思っている。歴史時代作家協会は理事の人々ががんばっているので任せておけばいい。あとは例年どおりの雑用が続くことになる。Footballも楽しみにしている。チーフスの王朝は終焉したが、新しい魅力的なQBが出現して群雄割拠の時代になっている。これと旧勢力がどのように競っていくか。トーナメントが楽しみだ。

01/02/金
正月になるとテレビが特別番組ばかりになるので曜日がよくわからないのだが、本日は金曜日らしい。レギュラーシーズンならサースデーナイトの放送があるのだが、最終週は現地のサタデー(日本時間では日曜日)にダブルヘッダーが組まれている。シーホークス対49ナーズ。これはすごい試合だ。勝った方がNカンファ西の地区優勝だけでなくプレーオフのシード1位の座を獲得できる。シード1位だと初戦が不戦勝になるばかりか、カンファ決勝戦までホームゲームになる。ダーノルド対パーディーの対決。気持としてはパーディーの49ナーズを応援したい。ナイトゲームはパンサーズ対バッカニアーズ。これは南の地区優勝がかかった直接対決。ヤング対メイフィールド。同期のダーノルドがシード1位になろうとしているのだからメイフィールドもがんばるだろう。ヤングは3年前のドラ1QBだが、ようやくプレーオフ進出に手が届くところまで来た。ディフェンスが強くなってきているので勝つチャンスはある。日本時間月曜日の最終戦では、レイブンズ対スティーラーズがAカンファ北の地区優勝をかけた直接対決。ラマ―・ジャクソン対ロジャース。ベテランのロジャースを応援したいが、ランニングバックのヘンリーが活躍すればレイブンズ有利だろう。南地区の優勝も決まっていないのだが、ジャガーズは死に馬のタイタンズ相手なので勝って優勝を決めるだろう。Aカンファのシード1位はブロンコスでほぼ決まり。対戦相手のチャージャーズはプレーオフ進出が決まっているのでQBハーバートを休ませると発表している。可能性のあるペイトリオッツもメイを休ませるのではないか。Aカンファはプレーオフの初戦でレイブンズ対ビルズが対決すれば、それがほぼ決勝戦ということになるのではないか。その勝者と、新鋭QBボー・ニクス、メイ、ストラウド、トレバー・ローレンスの対決が続く。このトーナメントは楽しみだ。Nカンファは結局、イーグルス対49ナーズという、おなじみの対決になるのでは。昨日はどこにも出かけなかったので、本日は初詣。三ヶ日の初生衣(うぶぎぬ)神社。毎年、ここに詣でることにしている。千年前に伊勢神宮に奉納した織物の機織りが伝えられているとのこと。とくに神に祈ることもないが、6人の孫が元気でいることと、妻とぼく自身の健康を祈った。

01/03/土
御茶ノ水の高層マンションに住んでいるのだが、地価にはパーキングがあって、1台分を確保している。ただ回転式のケージに入っているので、呼び出して乗り込むまでに時間がかかるし、収納するのも手間がかかる。そこで気軽に車を利用することができず、2週間に1度、木場にあるショッピングモールに行く時しか利用しない。この仕事場は平地にパーキングスペースがあるのですぐに車に乗れる。買い物に行くのも簡単だし、ドライブに行くこともできる。今日は浜北にあるプレ葉ウォークというショッピングセンターに行った。正月なので混んでいたが、ショッピングセンター内を歩き回ったのでよい散歩になった。さて、いよいよ明日、最終戦の2試合が実施される。残りの最終戦は月曜日で、それでトーナメントの対戦表が決まる。最終戦の勝敗によって異同はあるはずだが、大胆に予測してみよう。Aカンファはブロンコスの対戦相手のチャージャーズが主戦のハーバートを休ませると発表しているのでブロンコスが勝ってシード1位となるだろう。初戦は不戦勝となる。シード2位はペイトリオッツで対戦相手はチャージャーズ。これはペイトリオッツの勝ちだろう。シード3位はジャガーズで、同地区のテキサンズが相手。これもジャガーズの勝利。シード4位は最終戦のレイブンズ対スティーラーズの勝者でたぶんレイブンスがかち、対戦相手はワイルドカード1位のビルズ。チーフスと合わせて3強といわれたチームが初戦で当たってしまう。今シーズンのレイブンズは守備に弱点があるのでビルズが勝つ。ワイルドカードからの進出はビルズだけなので準決勝の相手はシード1位のブロンコス。これは白熱の試合となる。準決勝のもう1つはペイトリオッツ対ジャガーズ。これはペイトリオッツの勝ち。ビルズの調子が上がっているので、カンファのチャンピオンシップはペイトリオッツ対ビルズの同地区対決となる。この結果は予測不可能だ。Nカンファはシード1位は最終戦の49ナーズ対シーホークスの勝者。パーディーが復活した49ナーズが勝ったトーナメント初戦は不戦勝となり、シーホークスがワイルとカード1位の第5シードなると、地区優勝チームで最下位の南地区と当たる。パンサーズ対バッカニアーズの最終戦で優勝チームが決まるのだが、いずれにしてもシーホークスの敵ではない。準決勝進出は他に、イーグルス対パッカーズ、ベアーズ対ラムズの勝者ということになるが、シーホークスとラムズが勝つと、いずれもワイルドカードなので、下位のラムズが49ナーズと対戦する。この勝敗は予測がつかない。もう一つの山はイーグルス対シーホークスだが、これも予測不明だ。49ナーズに勝ってほしいと思ってはいる。スーパーボウルはラムズ対イーグルスだと新味がないので、ペイトリオッツ対49ナーズになってほしいのだが、もっと新味を求めるなら、ペイトリオッツ対ベアーズ、すなわち去年のドラ2QBのメイと、ドラ1QBのケイレブ・ウィリアムズの対決ということになれば、どちらが勝っても2年目QBがスーパーボウルを制覇することになる。これは大事件だ。マホームズも2年目にはカンファ決勝戦で敗れている。最終戦の勝敗は流動的なので、予測が外れる可能性は少なくないのだが、とりあえずペイトリオッツと49ナーズを応援したいと思っている。

01/04/日
朝起きるとすぐにネットでFootballの結果を確認する。パンサーズ対バッカニアーズのNカンファ南地区の対決。勝った方が地区優勝だったが、バッカニアーズが辛勝した。3年目の新鋭QBに対して、中堅のQBが競り勝ったことになる。パンサーズのヤングは2023年のドラ1、バッカニアーズのメイフィールドは2018年のドラ1だ。その時、2番手QBだったのがシーホークスのダーノルドで、2人とも最初のチームでは長続きしなかったのだが、新天地に居場所を確保した。いまやっている試合で49ナーズが勝てば、シーホークスがワイルドカードの1位となり、第4シードのバッカニアーズと対戦する。7年前の新人QBの対決がプレーオフで見られる。その意味でも49ナーズに勝ってほしい。いま途中経過を確認すると、シーホークスがリードしている。49ナーズ、頑張ってほしい。最終的にシーホークスが勝ってしまった。さらにパンサーズとバッカニアーズの対戦について、単純に勝った方が地区優勝とぼくは思いこんでいたのだが、バッカニアーズが勝って両者8勝9敗となってみると、ファルコンズが最終戦にセインツに勝った場合、3チームが8勝9敗で並び、その場合はどういうわけかパンサーズが地区優勝になるらしい。パンサーズが負けた場合にのみ、バッカニアーズが地区優勝となる。ただパンサーズは勝っても負けても優勝のチャンスはないのでモチベーションがなく、セインツが勝ちそうな気がする。いずれにしても、今年もNカンファ南地区は、負け越しチームが優勝ということになってしまった。どちらにしろプレーオフ初戦は49ナーズが対戦相手なので勝つチャンスは少ないと思われるのだが、49ナーズはシーホークスに完敗だったので調子を落としているのかもしれない。それにしても、3チームが8勝9敗で並ぶというおもしろことになる可能性もあり、そうなると最終戦で負けたパンサーズがプレーオフに出場するというヘンなことになってしまう。そういうルールになっているのだから仕方がないのだが、バッカニアーズ関係者とファンは、祈るような思いでセインツを応援することになるのだろう。

01/05/月
まだ浜松の仕事場にいる。明日、御茶ノ水に戻る予定。朝起きるとただちにネットで試合結果を確認。ファルコンズ対セインツの試合はファルコンズが勝っていた。これで3チームが8勝9敗で並ぶという珍しい事態となったが、規定によりパンサーズが地区優勝となった。3年前のドラ1QBヤングがついにプレーオフに進出する。ただ初戦はワイルドカードの1位が相手なのでたぶん負ける。西地区はシーホークスが地区優勝で、ラムズと49ナーズが並んでいて、直接対決は1勝1敗なのでどちらが上かわからない。たぶんラムズと対戦することになるだろう。ワイルドカードの3番目はパッカーズで9勝7敗1分のパッカーズ。驚くべきことに、北地区は優勝のベアーズの11勝6敗に続いて、パッカーズが9勝7敗1分、ライオンズとバイキングスが9勝8敗で、全チームが勝ち越し。南地区は全チームが負け越し。何だか不公平な感じがする。西地区はシーホークス14勝、ラムズと49ナーズが12勝で3チームがプレーオフに進出。さて、レイブンズ対スティーラーズは勝った方が地区優勝でいま中継を見ているが、ロジャースに衰えが見えるのでレイブンズが進出しそうだ。ただ初戦はテキサンズでそこで負けるのではないか。ビルズ対ジャガーズは熱戦になりそうだ。まだ最終戦は続いているのだが、プレーオフのトーナメントが固まったので、勝敗を予測しながら見ている。いままだやっているレイブンズ対スティーラーズの勝者は初戦でテキサンズが相手。テキサンズが勝つだろう。第2シードのペイトリオッツはチャージャーズ。これに勝つと、おそらくテキサンズと対戦する。初戦不戦勝の第1シードブロンコスは、ジャガーズ対ビルズでビルズが勝つとビルズが相手、ジャガーズが勝つとテキサンズが相手。ビルズが勝つとブロンコスは苦しい。結局、ビルズ対ペイトリオッツという東地区同士の決勝戦になるのではないか。Nカンファは負け越しで第4シードとなったパンサーズはラムズが相手。ラムズが勝つ。イーグルス対49ナーズは熱戦になる。今シーズンのイーグルスは去年ほど強くない。49ナーズが勝つだろう。第2シードのベアーズは同地区のパッカーズが相手でこれは勝てる。ワイルドカードの49ナーズが勝った場合は第1シードのシーホークスと当たる。もう一つの山はラムズ対ベアーズ。これにラムズが勝つと、シーホークス対49ナーズの勝者と当たるので、いずれにしても決勝戦は西地区のどちらか。ということで、スーパーボウルはAカンファ東地区と、Nカンファ西地区の対戦ということになりそうだ。というふうに予測してみたが、今シーズンは意外なことが起こり続けているのでどうなるかわからない。いま中継をしているレイブンズ対スティーラーズは二転三転のシーソーゲームになっている。残り4分弱でスティーラーズの3点リードだが、これからレイブンズの攻撃なので、よほど頑張らないと、逆転負けになる。残り3分になった。まだレイブンス陣内。残り2分でレイブンズ逆転。4点リードなので、ロジャースは苦しくなった。ラマ―・ジャクソンは無理して走らずに、ヘンリーを走らせ、ここぞという時にフラワーズにロングパスを決めた。これならテキサンズにも勝てるかもしれない。と思っていたら、ロジャースのロングパスが決まってタッチダウン。ただポイントアフターの1点が入らず、2点差でレイブンズの攻撃。残り55秒。キックでも逆転という状況。リターンがかなり伸びて、47秒でフィールドゴールが蹴れれば再逆転ということになった。残り31秒。残り21秒で4thダウン7ヤード。ロングパスが決まって前進。これはキックが蹴れるのではないか。ポイントアフターの1点がとれなかったことが、致命傷になるか。44ヤードのキック。わあ、外れた。キッカーのプレッシャー。スティーラーズが勝った。まあ、よかった。ロジャースのプレーがあと1試合見られる。明日は御茶ノ水に帰る。この正月はとにかく寒かった。密閉された高層住宅の住居が懐かしい。

01/06/火
車に荷物を積み込むまでが重労働。この仕事場を開設した45年前は30台前半の若者だったから、荷物の積み込みなど何ほどのこともなかったが、いまは荷物なしでただ歩くだけでもかなりたいへんなので、後期高齢者に荷物を運ばせるのは無理なのだ。9時半に三ヶ日インターを通過。静岡SAと鮎沢PAで休んで2時すぎに自宅の集合住宅に到着。コンシェルジェに台車を借りて荷物を移動させるのがまた重労働。ただし台車があるので楽。今回は収穫した柚子とキーウィ、大工さんにもらったミカンの箱が重かった。パソコンをセットして、ようやくこの文章を打っている。本日は移動するだけ。明日1日は休みで木曜の文藝家協会理事会から仕事始め。エアコンと石油ストーブをフル稼働させていた仕事場と違って、この集合住宅はエアコンもまだ動かしていない。陽当たりがよすぎるのでカーテンをほとんど閉めていても暑いくらいだ。風呂場も洗面所も窓のやい密閉空間だが寒くないのが何よりだ。

01/07/水
明日の文藝家協会新年会が公用の仕事始めなので本日は空白の1日。雑用がいくつかあるのでそれをきっちり片づけたい。で、今年の抱負。余命も限られてきたので、今年は哲学をやりたいと考えている。一般に哲学といわれているものは、論理の整理学と、認識論の基礎みたいなものが多いようだが、ぼくが考える哲学は、文字どおり、フィロ+ソフィア、すなわち知識への愛ということだ。その基本は、古代ギリシャのターレスの「万物の基礎は水である」というところにある。すべては水であり、水しかない、ということで、神も霊魂も存在しないということだ。これにはぼくも少しだけ異論があるのだが、基本的には正しい認識だと思っている。水。これは水素の酸化物だ。あらゆる現象の推進力は酸素にある。原子力や電力は別だが、ぼくたちの日常生活で見られる現象の多くは、酸化によって推進される……とここまで書いて、そうでもないな、と思い直した。昔は酸化でないものの最大のものは稲妻とオーロラと虹だったのだが、いまはテレビやパソコンの画面があり、マイクロウェーブ(電子レンジ)という不思議なものもある。ただしマイクロウェーブに反応しているのは「水」そのものなのだが。とはいえ、人間の体内の現象はすべて酸化によって説明できるし、その反応は水のなかで発生する。基本粒子としては「水」を正解として、エネルギー源として「酸化」というものを考えれば、水素の酸化物である「水」はまさに、「万物の基礎」なのだ。水は、水素−酸素−水素、という3つの原子が104.5という角度でつながった分子だ。同じような3つの原子で構成されているものに二酸化炭素があるが、これは、酸素=炭素=酸素が180度でまっすぐの直線状につながっている。まっすぐなので安定している。冷却すると結晶して固体になるのだが、固体が融けるとすぐに気体になってしまって、液体の状態にならない。だからドライアイスと呼ばれる。水はそうではない。直角に近い角度で曲がっているので、V字の上方の水素の側はプラス、とんがったところの酸素の側はマイナスに帯電している。この電気力で分子同士が強い引力で引っ張り合っているので、結晶が融けても液体という状態を長く保持することができる。あらゆる生物は、水を液体の状態で体内に蓄えることで、生体機械として機能している。食塩を始め多くの物質が水に溶けるのも、水分子が帯電しているからで、電気の力で物質は分解され、イオンの状態になっている。生体機械にはこのイオンの状態の物質が欠かせない。ターレスはこんなことまでは考察しなかったのだが、思弁哲学というか、直観(勘)みたいなもので、水はすごい、と考えたのだ。しかし万物の基礎としては、水素を考えるべきだろう。プラスに帯電した陽子の周囲にマイナスの電子の雲がある。プラスの陽子と、マイナスの電子、これで充分だ。ただ原子番号2番のヘリウム以後の原子核には、中性子というものがある。ヘリウムの原子核は、陽子2個、中性子2個でできている。湯川秀樹はこれを陽子4個とマイナス2帯電した中間子2個だと考えた。これが正解。のちにはクオークという質量が3分の1の基本素粒子が考案されたが、これは仮説にすぎない。すべての原子核はプラスの陽子とマイナスの中間子でできている。中性子というものは、単独では存在できない。原子核の外に飛び出した中性子はたちまちベータ崩壊して、陽子と電子に分解する。従ってマイナスの中間子というのは、電子が変形したものと考えることができる。質量をもったプラスの粒子としての陽子と、マイナスの電子。これですべてを説明できる。しかし質量って何なのか。ヒッグス粒子というものが考えられているけれども、これは粒子間の相互作用の一種と考えられる。重力という相互作用のもととなっている粒子から、電子が剥げ落ちて、プラスに帯電している。そう考えてみると、宇宙の現象のすべては、質量のないプラスの粒子(陽電子)とマイナスに帯電した電子、および質量を生み出すヒッグス粒子または未知の粒子の3種だけで説明できる。陽電子と電子とは、何もない真空の振動から飛び出してくることがある。宇宙の始まりの巨大なエネルギーのなかで、そのような現象が生じたのだろう。ただ陽電子は、質量のもととなった粒子に取り込まれて、陽子と呼ばれるものになった。これでは、世界は陽子と電子だけで成立していることになる。残りの素粒子は、相互作用(引力や斥力)を説明するための仮想の粒子にすぎない。以上でぼくの哲学の第一段階は終了する。ぼくの哲学は第三段階まである。第二段階はDNA。第三段階は生体機械としての主体(ぼく)の発生ということになる。第二と第三については、ひまな時に説明する。それよりも当面は日本時間の日曜から火曜にかけてのプレーオフ初戦だ。去年まではチーフスという中心角があった。今年はチーフスがいない。レイブンスもベンガルスもいない。ビルズは残ったが去年ほど強くない。イーグルスも49ナーズも絶好調ではない。出場14チームのどのチームにもスーパー制覇の可能性がある。こんなことは、空前にして絶後のことではないかと思われる。ぼくはコーフンしている。ぼく以外の誰ともこのコーフンを共有できないので、ひとりでコーフンを抱えて爆発しそうになっている。

01/08/木
文藝家協会理事会・新年会。事務局の会議室で理事会をやってから、永田町の四川飯店に移動。事務局が決めた指定席に座る。任意に坐ると親しい人ばかりが固まってしまうので、そういうことにしたらしい。ということでそれほど親しくない人と親しく会話することができた。今月はこれが山場だ。あとは著団協の宴会があるがこれはずっと先の月末近く。あとはネット会議がいつくかあるだけ。で、頭のなかは週末のFootballでいっぱいになっている。日曜日はラムズ対パンサーズ。大ベテランのスタッフォードと3年目新人のヤングの対決。長くライオンズで活躍したスタッフォードと、若手のゴフの交換トレードで、ラムズに移ってきたスタッフォードは、念願のスーパーボウルに勝ったのだが、その時のMVPはレシーバーのクーパー・カップだった。もう一度、スーパーボウルに出るラストチャンスだ。クーパーはいないが、ナクアという不思議なレシーバーがいて、どんなボールでもキャッチしてくれる。ヤングはまだ若い。初戦はラムズのものだろう。パッカーズ対ベアーズ。これは同地区対決だ。Nカンファ北地区は4チームとも勝ち越し。南地区は4チームとも負け越し。激戦の北地区だが、3チームがプレーオフに進出した西地区の方がレベルが高い。バッカーズはQBラブの好不調の波がひどかった。ベアーズのケイレブ・ウィリアムズは2年前のドラ1だが、同年のドラ2のペイトリオッツのメイの評価が高い。それでもパッカーズには勝てるだろう。ラムズとベアーズが準決勝に進出するとして、月曜はイーグルス対49ナーズの試合が問題。これは実力伯仲でどちらが勝つかわからない。イーグルスが勝つとベアーズに当たる。49ナーズが勝つと第1シードのシーホークスとの対戦となる。その場合はベアーズ対ラムズになる。これはラムズが勝ちそうだ。いずれにしろスーパー進出は西地区の3チームのどれかということになる。そこに割って入る可能性があるのはイーグルスではないか。でもイーグルスの連覇など見たくないので49ナーズを応援したい。月曜はほかにビルズ対ジャガーズ。これも予測が難しい。今年のジョシュ・アレンは不調、トレバー・ローレンスは絶好調。それでちょうど互角だ。ローレンスのジャガーズが勝つとおもしろいのだが、ビルズが勝ちそうだ。チャージャーズ対ペイトリオッツ。これは順当ならペイトリオッツの勝ちだろう。最後の1試合は火曜日のテキサンズ対スティーラーズ。3年目のストラウドと、超ベテランのロジャース。考えてみれば、プレーオフに残った14チームのうち、スーパーボウルを制覇したキャリアをもつQBはイーグルスのハーツ、ラムズのスタッフォード、スティーラーズのロジャースの3人だけ。3年目までの新鋭QBはブロンコスのボー・ニクス、テキサンズのストラウド、ペイトリオッツのメイ、パンサーズのヤング、それにドラフトでビリだった49ナーズのパーディーも3年目か。ベテラン対若手の対戦も楽しみだ。で、結論として、今シーズンのスーパー対決は、ペイトリオッツ対シーホークスではないか。第1シードのブロンコスのボー・ニクスは、実はじっくり見たことがないのだが、印象としてはかなり乱暴なQBだというイメージがある。ビルズに当たりそうなので、1勝もできずに敗退ということも考えられる。

01/09/金
午前中にネット会議1件。それだけ。いよいよ週末だ。現地の土曜日、日曜日、月曜日に試合がある。合計6試合。トーナメントの初戦が6試合になったのは最近のことだ。それまでは地区優勝4チームのうち第2シードまでが初戦不戦勝だったので、第3シード対ワイルドカード2位、第4シード対ワイルドカード1位の2試合だけ、両カンファ合計4試合しかなかった。地区優勝以外のワイルドカードで出場できるのも2チームしかなかった。現行の方がはるかにおもしろくなった。そもそもこのワイルドカードというのは、カンファごとの地区が3地区しかなかった時代に設定されたもので、地区優勝の3チームだけだとトーナメントができないので、地区優勝以外のチームの勝率上位2チームが予選をしてトーナメントに出場できるようにした。これがワイルドカードだったのだが、新チームを入れて両カンファとも4地区にした時に、ワイルドカードがなくなるのは寂しいということで、地区優勝の上位2チームを不戦勝として、下位チームはワイルドカードと対戦するというシステムができた。ぼくはそのころからFootballを見ていたので、ワイルドカードから勝ち上がったチームがスーパー制覇する場面も何度か目撃した。ただ上位2チームが不戦勝ということだと、シード1位になるメリットがあまりない。現行のように1チームだけが不戦勝ということになると、首位になるメリットが大きくなる。ただしデメリットもある。不戦勝だと選手は体を休めることができるのだが、試合カンがうすれるということもある。とくにQBのパスの精度が、試合の前半は狂ってしまうということが時に起こる。とくに今年のAカンファのブロンコスの場合は、2年目ルーキーのボー・ニックスなので、大いにカンが狂う可能性がある。しかも今シーズンはワイルドカードのレベルが高い。おそらくビルズのジョシュ・アレンと対戦することになるのではないか。これはブロンコスにとっては大ピンチだ。シーホークスはある程度キャリアのあるダーノルドだし、ここは守備の強さで勝ち上がってきたので、相手が49ナーズであっても何とかなるだろう。

01/10/土
妻と湯島天神に行く。文京区の100円バスが走っている。ただ巡回バスなので帰りは乗れない。湯島天神はえらい混雑だった。初詣と合格祈願が重なったせいか。孫が6人いる。西班牙の娘3人はめでたく大学に入った。三ヵ月ほど滞在していた長女は医師免許の国家試験を受けるはずだがそれは来年。今年は名古屋の孫の大学受験。浪人するつもりのようだから天神さまにもあまり期待はかけていないのだが、それでもお祓いをしてもらう。帰りはマツザカヤの食堂でビビンバを食べてから徒歩で帰る。さていよいよプレーオフの週末が明日に迫った。明日はラムズ対パンサーズと、パッカーズ対ベアーズ。ラムズはベテランQBスタッフォードの最後の勇姿が見られるか。スティーラーズのロジャースとスーパー対決などということになったら盛り上がるだろうが。パンサーズのヤングには勝てるだろう。シーズンの対戦ではまさかの敗戦だったのだが、それは油断したからだろう。ちゃんとやればラムズの快勝になるはず。ベアーズはケイレブ・ウィリアムズが安定してきた。逆にパッカーズのラブは去年よりも不安定になった。ベアーズの快勝だろう。今年はチーフスが敗退したのでとくに応援するチームはないのだが、いちおう試合ごとに期待をかけるチームを決めておく。明日はラムズとベアーズを応援する。ちなみに明後日はジャガーズ、49ナーズ、ペイトリオッツ。火曜日の試合はスティーラーズを応援したい。QBでいえば、スタッフォード、ケイレブ・ウィリアムス、トレバー・ローレンス、パーディー、メイ、ロジャースということになる。

01/11/日
とくに早起きをすることもなかったが、適当に起きてテレビをつけると、ラムズが14対0でリードしていた。事前の予想でもラムズ圧勝ということだった。ただシーズンの対戦ではパンサーズが勝っているので、しばらく見ていると、ヤングのパスがどんどん決まって、3点差で前半を終了した。そこからは一進一退だったが、ヤングの芸術的なパスが決まって、パンサーズ4点リードで残り2分になった。キックでは追いつけない点差で、ラムズはタッチダウンをとるしかない。そこからベテランQBスタッフォードの芸術的な攻撃が始まった。パンサーズが引いて守ったので、短いパスを次々に通して、最後はライン際のタイトエンドへのパスが通って逆転。今度は残り38秒でヤングの試練となった。3年前のドラ1QBはここから先に進めなかった。残念ではあるが、ラムズ圧勝という予想に反して、残り38秒まではリードしていた。よくがんばったと思う。負け越しでの地区優勝で転がり込んだホームゲームだったが、地元のファンもよくやったと思ったことだろう。2試合目はパッカーズ対ベアーズの同地区対決。地区優勝はベアーズだったが、2年前のドラ1ケイレブ・ウィリアムスに対して、パッカーズのラブはすでに中堅といっていいQBで、ロジャースの控えとして待機していた日々もあり、落ち着きがあった。前半はパッカーズの大量リード。ここからパンサーズの巻き返しがあるのか。何しろ前半が21対3だったので、京都の女子駅伝を見ていて、もう終わったかと思ってスカパーに変えたら、残り3分ほどで3点差になっていた。しかもパッカーズの攻撃を封じて、残り2分で敵陣に迫り、タッチダウンパスが決まって逆転。パッカーズの攻撃も防ぎきって、ベアーズの勝利。第一試合も併せて、どちらも最後まで逆転のチャンスがある接戦だった。第7シードのパッカーズが勝つと不戦勝のシーホークスに当たるところだったが、地区優勝チームのベアーズが勝ったため、シーホークスの対戦相手は、同地区の49ナーズかラムズということになる。ベアーズの相手はイーグルスかラムズで、どちらにしても強敵だ。明日はまだ明け方にビルズ対ジャガーズ、これは見ない。ビルズが勝つだろう。朝は49ナーズ対イーグルス。これは49ナーズの怪我人がどれほど回復しているか。最終戦でシーホークスに対してオフェンスがまったく機能しなかった。イーグルスは最終戦に主力を温存したので、調子はわからない。とにかくゲームを楽しむしかない。最後はチャージャーズ対ペイトリオッツ。これはペイトリオッツの圧勝を期待する。火曜日のテキサンズ対スティーラーズも接戦になる。第7シードのチャージャーズが負けて第6のビルズが勝つとブロンコスと当たる。何だかブロンコスは気の毒だという感じがする。シーホークスも同地区の49ナーズかラムズに当たるのは強敵だ。準決勝が決勝戦に近いカードになる。

01/12/月
今日は3試合ある。ということは夜明前から試合があるということで、昔、DOZNで試合を見ていたころはほとんど寝ずに試合を見たこともあったのだが、いまはそこまでの情熱はない。8時前に起きてまずネットで結果を確認する。ビルズ対ジャガーズ。逆転また逆転の好試合。最後にビルズがジョシュ・アレンのランで勝ちきった。第2試合は後半戦から見た。この試合も一進一退。2年前のスーパーでも見せたレシーバーのジェニングスのパスをマカフリーがキャッチで、49ナーズが逆転。しかしパーディーのパスがインターセプトされて、キックでイーグルスが逆転。時間が残り少なくなった状況で、パーディーのパスがマカフリーに決まった。残り2分。イーグルスはキックでは追いつかない4点差。短いパスでエンドゾーンに迫るものの、4thダウンのパスをリフレクトされて万事休す。ここまでの4試合、すべてタイムアップ寸前まで逆転の可能性を残した接戦だった。今シーズンは各チームの実力が接近していて、どのチームにもスーパー制覇の可能性があると思っていたが、まさにそういう展開だ。49ナーズはタイトエンドのキトルが負傷退場。来週はシード首位のシーホークスが相手だが、マカフリーが元気なのでいい試合になるだろう。第3試合はこれからだが、全6試合のうち、いちばん実力差があると思われるチャージャーズ対ペイトリオッツなので、たぶんペイトリオッツが勝つだろう。するとシード首位のブロンコスはビルズと当たることになる。これはおもしろい試合になるが、ビルズが勝ちそうな気がする。事前に予想したとおり、Aカンファ東(ビルズ・ペイトリオッツ)対Nカンファ西(49ナーズ・ラムズ・シーホークス)のスーパーボウルになりそうだ。さて、第3試合はタッチダウンが決まらないディフェンス合戦になったが、第4クォーターにメイのタッチダウンパスが決まってペイトリオッツの快勝。5試合目にしてようやく点差の開いた試合になった。明日のテキサンズ対スティーラーズもディフェンスの強いチーム同士なのでロースコアの展開になりそうだが、ロジャースがどこまでがんばれるか。最終戦でのレイブンズとの死闘の疲れが残ってなければと懸念される。順当ならストラウドのテキサンズが圧勝するだろう。ただ観客とのいざこざで2試合出場停止になっていたレシーバーのメットカーフが戻ってくるので、ロジャースのパスが爆発するかもしれない。いずれにしても第4シードと第5シードの対戦なのでどちらが勝っても準決勝の対戦に影響はない。勝った方がペイトリオッツと対戦する。今日のペイトリオッツはメイが少し緊張していて、動きが鈍かったが、途中から少しほぐれたようだ。ディフェンスはチャージャーズに3点しか与えなかった。ペイトリオッツがやや有利か。不戦勝のブロンコスはビルズと対戦する。2年目QBボー・ニクスと、もはやベテランといってもいいジョシュ・アレンの対決はビルズ有利ではないか。決勝は同地区対決になりそうだ。Nカンファはラムズ対ベアーズ。両チームとも準決勝は接戦で逆転勝ちだった。大ベテランのスタッフォードと2年目QBケイレブ・ウィリアムスの対決。ラムズやや有利か。第1シードのシーホークスは49ナーズとの同地区対決。最終戦はロースコアの守り合いでシーホークスが勝った。怪我人の多い49ナーズがどこまでがんばれるか。ただシーホークスのダーノルドは、時に絶不調のことがある。パーディーは安定している。

01/13/火
ワイルドカードと呼ばれるトーナメントの初戦、6試合あるうちの最後の試合。1試合だけなので現地のナイトゲーム。日本時間ではいつもぼくが起床する10時ごろから始まるので早起きする必要がない。テレビの前に陣取って国歌の歌唱から見ていく。ディフェンスの強いチーム同士。スティーラーズのディフェンスも頑張って、タッチダウン1本に抑え、ストラウドにプレッシャーをかけて2度もファンブルさせた。敵陣でターンオーバーという2度のチャンスに、ロジャースはまったく前進できない。2度ともキックで3点を得ただけで、これはディフェンスの得点といってもいい。前半が終わって7対6。1点差ではあるが、テキサンズが圧倒している感じだ。後半はテキサンズの攻撃から始まる。ここで点差が開いていくことになるのか。スティーラーズのディフェンスの頑張りはどこまで続くのか。ロジャースはいつか機能するのか。最終戦のレイブンス戦では、第4クォーターでロジャースが爆発した。しかしレイブンスのディフェンスは弱い。その1つ前の、勝てば地区優勝としてブラウンズ戦でもロジャースは最後まで機能しなかった。ただメットカーフがいるので、相手ディフェンスが疲れたころに、パスが通るかもしれない。ディフェンスがどこまで頑張れるか。期待をもって後半戦を見ることする。で、後半戦もスティーラーズのディフェンスはよくもちこたえていたのだが、テキサンズのディフェンスはもっとすごくて、ロジャースを完封した。さらに強烈なサックでファンブルを誘いそのままタッチダウン。これでスティーラーズのディフェンスも根負けして、あとはストラウドのなすがままになった。初戦6試合で大差がついたのはこの試合だけだが、途中までは見応えのある熱戦だった。それにしてもテキサンズのディフェンスはすごい。ディヴィジョナルと呼ばれる準決勝では、チャージャーズのハーバートをほぼ完封したペイトリオッツと対戦する。またもやディフェンス合戦となる。両チームの強固なディフェンスを、3年目ストラウドと2年目メイがどのように打開するか。この二人が歴史的なQBになれるかどうかの試金石となる闘いになるだろう。

以下は随時更新します


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