２０００秋・Ｇ１シリーズ  

　ＪＣ・ダート

　 ＪＣ・芝　

　　スプリンターズ・ステークス　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　中山／１２００／芝　　　（２０００．１０．１）

　

「さあ、まだ体制が十分に整っていないので、今回は、ポン助君と私だけで予想に

入ります。さて、さっそくだが．．．どうかねえ、ポン助君。圧倒的一番人気になった９

番／アグネスワールドで堅い一戦ですかねえ、」大川慶三郎は、片手をポケットに

入れ、タバコを吹かしながらポン助に聞いた。

「．．．このメンバーで、秋初戦だからよう．．．堅く収まるわけがないよな、」ポン助

は、テーブルの脚元に徳利を下ろして言った。

「うーむ．．．アグネス／武豊の軸は、堅くないというわけか．．．逃げ馬２頭。中館

の馬が逃げて、１番人気のアグネスも仮柵をはずした内らち沿いの芝のいい所を走

れる。アグネスに有利ではないかな｣

「だったら、２番／ブラックホークだって、芝のいい所を走って先行差しに出るよな、｣

「うーむ．．．」

結論、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　２番／ブラックホークからの流し馬券

　

　　　　　　　　　　　　　２ 〜１、４、５、７、９、１２、１６

１着／ダイタクヤマト．．．．．単賞／２５７５０円

２着／アグネスワールド

　　　　　　　　　　　　　　　　　 馬連／９−１５／２５７００円

　　　 秋　華　賞　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　京都／２０００／芝　　　（２０００．１０．１５）

＜タマは、昨年の秋華賞で、ブゼンキャンドルの単賞／５７６０円を的中させています＞

「ん？おい、マチコはどうした？」大川慶三郎が、ポン助に聞いた。

「忙しいんだとよ、仕事が、｣ポン助は、口をとがらせて言った。「夏美も、響子

も．．．支折は、来週は来れるよな｣

「なんだ、それじゃあ、ミミちゃんやチーコちゃんも来れないのかい？」

「おう。あいつらも、助手なんかやってるもんな．．．」

「ヨシ、じゃあ、忙しいのは放っておこう」大川は、タバコを口にくわえ、競馬新聞の

シワを伸ばした。「うむ！どうかね、タマ．．．去年の秋華賞のような大穴はありそう

か？」

「うーむ．．．去年は、ブゼンキャンドルの単賞／５７６０円を的中させたのう．．．」タ

マは、右手で押さえている小判に、チョイ、とツメを立てた。

「で、今年は、どうだ？」

「ま、そんな馬が何頭かいるよな、｣ポン助が言った。「みんな怪しいよな｣

「１頭選ぶとすれば、５番／トーワトレジャーじゃのう．．．」

「ねえ、マターラミツルはどうなの？」P公が聞いた。

「うーむ．．．この馬は前走好走したが、重賞実績がないな｣大川が言った。「トー

ワトレジャーも、その意味では同じだが、前走のトライアルで、３着は実績と言える」

「去年のブゼンキャンドルもそうじゃった」タマが、言った。「秋華賞は、こういう馬が、

好走しやすいんじゃ！トーワトレジャーのオッズは、もう少し下がるじゃろう．．．｣

「うむ！さあ、それじゃあ、軸馬だが、ポン助君、どう思うかね？」大川が聞いた。

「２番／チアズグレイスは、桜花賞馬で最有力だけどよ．．．馬体が、まだ少し重い

よな。それに、内枠は不利だよな、このレースは．．．」

「うむ！ここは、２０００ｍ戦だが、桜花賞馬とオークス馬を比べれば、このレースに

限っては、１６００ｍの桜花賞馬のほうがいい。２４００ｍのオークス馬は、やや適格

性に欠ける。しかし、今回に限っては、１２番／オークス馬／シルクプリマドンナでい

いのではないかな。むろん、伏兵馬の台頭も十分検討してだが、｣

「このレースのポイントは、２０００ｍ内回りという、紛れの多いコースだということだ

よな、」ポン助が言った。「その意味からも、１２番の差し馬／シルクプリマドンナで、

いいよな！｣

「うむ！あとは、連下だな．．．」

　

結論、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　馬連：　１２番／シルクプリマドンナからの流し馬券

　　　　　　　　　 １２ 〜 ２、５、９、１０、１１、１２、１３、１６

　　　　　　　　　　　　　　　　（ 過去４回のうち、３回が万馬券ということで、薄めに８点流しました。／大川、ポン助）

　　 　　　　　　 馬連：　　５〜１０　（ １点勝負　／Ｐ公  ）

　　　　  単賞：　５番／トーワトレジャー　（ １点勝負　／ タマ ）　

　結果

１着／ティコティコタック

２着／ヤマカツスズラン

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 馬連／４−１４／３００１０円

　　　  菊 花 賞　　　　　　

　　　　　　　　　　京都／３０００／芝．．．（２０００．１０．２２）

　２０００年の菊花賞は、荒れるのか、堅く収まるのか？　

　

「あ．．．おはようございます、大川さん、」

　 支折は、インターネット･ブラウザから顔を上げた。彼女は今日はシルクの白いブ

ラウスに､ライトグレーのリーバイスのジーンズをはいていた。

「今日は､よろしくお願いします｣

「おう．．．」

　 大川はズボンのポケットに両手を突っ込み、のっそりと歩いてきた。それから、バ

サバサの髪を、パラリと片手で掻き揚げた。

「何を見とるんですか？」

「ＪＲＡの最新のデータです、」

「ホウ．．．力が入ってるなあ．．．まあ、しかし、競馬はカンと運ですな．．．一定の

データは必要だが､あとは勝負です｣

「アラ、それが大川さんの競馬哲学ですの？」

「うーむ．．．それで、いつも、負けてるよな、」ポン助が､支折の横に立って言った。

　 大川は､しばらく黙ってポン助を見下ろしていた。それから、ふと、ゆっつくりとタバ

コを口にくわえた。

「おい．．．火．．．」

「うん、」P公が､卓上ライターで、タバコの先に火をつけた。

「うむ．．．ところで､ポン助君、今何か言っていたようだが．．．」

　 大川は､ソッと吐いたタバコの煙を､ボンヤリと眺めた。

「競馬って､難しいよな､｣

「うむ、その通りだ。実に､うまく出来てる、」

　

　 大川は､自分の椅子に腰を下ろし､開いてある競馬新聞の上に片手を置いた。

「．．．さて、今回の菊花賞だが､堅いと思うかね．．．それとも､スプリンターズ・ステ

ークス､秋華賞に続いて、秋・Ｇ1シリーズ３度目の大波乱となると思うかな、」

「．．．むずかしいよな．．．」ポン助が言った。「２度の大波乱の後は､堅く収まるの

が常道だけどよ、」

「私は､３連続で、大波乱になると思います」支折が､ブラウザから体を引きはなし、

唇を指でつまんだ。

「うむ、なるほど、理由は？」

「私の、カンです」支折は唇を結び､ジーンズの脚をガッチリと組み上げた。

「よーし、まあ、よかろう。勝負根性はたいしたものだ。それじゃ､今回は､支折さん

の予想を軸に組み立てることにする｣

「おい、大丈夫かよ､｣ポン助が､口を尖らせた。

「大丈夫よ。まず､いいこと、ポンちゃん．．．１番人気のアグネスフライトを軸にする

のは､いかにも安易な気がするのよ。こういう時は、たいがいコケるわ．．．そうじゃ

ない？」

「ま､そういうこともあるわな．．．｣大川は､小さくうなづいた。

「菊花賞は､強い馬が勝つじゃろう､｣タマが､競馬新聞から顔を上げて言った。「アグ

ネスフライトは､文句のつけようがないぞォ．．．｣

「だから、そこが恐いの。あの馬は､本当に､そんなに強い馬なのかしら？神戸新聞

杯の前にも熱発を起こしているし､体質が弱いのじゃないかしら。菊花賞は､本当に

強い馬が勝つレースだから､｣

「それじゃ、エアシャカールかよ、」ポン助が言った。

「私は､１番強く､勢いがあり､ツキもあるのが､１番のエリモブライアンだと思うの。１

枠１番は､絶好枠よ。前に馬を置いて折り合いをつけられるし､コースロスのないイン

コースで力をため､最後で必ず伸びるわ。こういう馬が恐いのよ！」

「なるほど．．．そういう目もあるかもしれん．．．ヨシ、じゃあ､ポン助君､そういうこと

だ。連下の方をみんなで考えてみてくれ､｣

「大将は？」

「わしは、朝メシを食いに行ってくる。その前に､シャワーも浴びたいしな｣

「もう､お風呂にしっかり入った方がいいですわ。風をひきますよ｣

「ふーむ．．．そうしよう」

　

　

結論、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　 　　　　　馬連：　１番／エリモブライアンからの流し馬券

　　　　　  　　 １ 〜 ２、６、７、９、１２、１３、１５

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ 波乱を予想し、薄めに７点流しました）

　　 　　　　　　 馬連：　　１〜６　

　　　　  単賞：　９番／ジョウテンブレーヴ

　

結果

１着／１５番／エアシャカール

２着／１３番／トーホーシデン

３着／　１番／エリモブライアン

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 馬連　：　１３−１５／１５１０円

　　　　　　　　　　　　　　保険で､半分をワイドで流し、何とか．．．．．（支折）

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ワイド　：　　１−１３／１９３０円　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　１−１５／１１００円　　　

　　 天　皇　賞　 　

　　　　　　　　　　　　　　　　　      Ｇ１／東京／芝／２０００ｍ　　　　　（２０００．１０．２９／早朝）

　

「支折です。うーん、菊花賞は残念でした。エリモブライアンは､３着に沈みました。

でも、エリモブライアンの１流しですが､実は保険をかけて、半分はワイドで流しまし

た。

　 結果として､１−１３、１−１５、と２点ワイドに引っ掛かりました。うん、まあまあ、」　

「セコイよな、」ポン助が言った。

「ポンちゃん！」支折は､ポン助の額をつついた。「それを言うなら､生活の知恵と言

ってちょうだい！｣

「汚いよな､｣

「もう．．．まだ言うの､ポンちゃん！」

「よう！天皇賞は､どうするんじゃい？」タマが、爪を引っ込めた手で､支折の足にさ

わった。

「うーん、それなのよね．．．あら、大川さんはどうしたの？」

「ああ、大将は､健康ランドへ行ったよな」ポン助が言った。「支折に任せるって言っ

てたぞ｣

「ふーん、そう．．．」

「支折、コーヒーが冷めるぞ｣

「あ、うん．．．」支折はコーヒーカップを取り上げ､ボンヤリと口へ運んだ。

「天皇賞は､１番人気が１２連敗してるよな」ポン助が､タマに言った。「これをどう見る

かだよな｣

「ああ．．．１番人気は確かに強いわけじゃが､１２連敗しているというのはのう、」

「これじゃ信用がないよな、」

「ああ、信用しろというほうが無理じゃろう、」

「おう、そうだよな」

「ジンクスね｣支折が､カチャリ、とコーヒーカップを受け皿に戻した。「そうねえ．．．こ

れで、あえて１番人気を買えというのは冒険よねえ､｣

「しかしよう、ジンクスはいつかは終わるよな｣

「１３回目にのう、」タマは、小首をかしげた。

「しかし､いつかは終わるよな｣

「うーん．．．それはそうだけど．．．やっぱり、問題はここよね．．．」

「それと､重馬場だよな。１５番／メイショウドトウは、外枠はマイナスだけどよう､重馬

場なら､帳消しだよな。スタートはいいしよう、｣

「うーん、私もそう思う｣

「おい、P公は何にするんだよ？」

「テイエムオペラオートとナリタトップロード。この２頭が出る時は､いつもこの２頭で

決まるじゃん！｣

「おう．．．タマは？」

「１１番／イーグルカフェ の単賞じゃな！｣

「よーし、じゃあ、決まりだな｣

　

　

結論、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　 馬連：１５　番／からの流し馬券

　　　　　　　　　　　　１５ 〜 ４、５、９、１０、１１、１３

　　　　　 馬連：　　３〜１３　

    　単賞：　１１番／イーグルカフェ

　

　

結果

１着／１３番／テイエムオペラオー

２着／１５番／メイショウドトウ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　１３−１５　（４９０円）　

　　　　　エリザベス女王杯　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 Ｇ１／京都／芝／２２００ｍ　　　　　（２０００．１０．２９／早朝）　　　　　

「支折です。天皇賞は、見事命中しました。結果的に、１番人気と２番人気での決着

になりましたが、それを的中させるのも、ヨミと決断力の成果です。

　 ええと、Ｐちゃん．．．Ｐちゃんの狙いをまず聞こうかしら。もちろん、今回のエリザ

ベス女王杯よ、」

「うん．．．」Ｐ公は、体を左右に揺らした。「うーん．．．１２番のトーワトレジャー。馬

連で、２−１２．．．」

「そ、うーん．．．タマは？」

「そっちは、軸馬は、５番／トゥザビクトリーかよ？」タマが逆に支折に聞いた。

　 支折は、ポン助の方を見た。

「そうだよな。前走の府中牝馬ステークすでは、トゥザビクトリーで的中してるんだよ

な．．．」

「うーん．．．いいんじゃないかしら．．．トゥザビクトリーで。この馬は、４歳クラシック

の頃から応援してきた馬だし、」

「おう．．．それじゃあ、わしはよう．．．２−８ じゃ、」

「ふうん．．．」支折は、小首をかしげた。「とにかく、私たちは、５番が軸ね、｣

「連勝街道まっしぐらだぜ！」ポン助が言った。

　

　

結論、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　 馬連：５　番／からの流し馬券

　　　　　　　　　　　　５ 〜 １、２、８、９、１０、１２、

　　　　　　　　　　　　　　 馬連：　　２〜１２　

 　　　　　　   　馬連：　２−８

　

  マイル・ＣＳ 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 Ｇ１／京都／芝／１６００ｍ　　（２０００．１１．１９／早朝）

「支折が、エリザベス女王杯を外したしのう．．．」タマが、招き神社の石段に腰を下

ろして言った。「今度はわしの出番じゃな、｣

「文句はないよな、｣ポン助が、杯になみなみと酒を注ぎながら答えた。

「そこでじゃ、今度は３点勝負にしようと思うんじゃが、」

「．．．」ポン助は、杯を口の高さまで運び、口をすぼめた。それを一口すすってから

言った。「穴を１つ入れる方が面白いよな！」

「よし。的が絞りづらいから、枠にしようかの、｣

「オレ、３点買っていい、ポン助？」イチョウの木下で、競馬新聞を読んでいたＰ公が

言った。

「おう。人数が少ないしな、」

　

　

結論、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　枠連：ＢＯＸ　《 1、４、６、８ 》

　

　　　　　＜ １００円勝負コーナー＞

　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　馬連：　１-７、　1-１１、1-１８

 　　　　　　   　 馬連：　２−４、２−８、８-１８

＜ジャパンカップ・ダート／２５日＞

　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜ダート／１８００ｍ＞

　「うーん、ダメよねえ、みんな．．．もっとも２０００．秋・Ｇ1シリーズ

は、初戦から大波乱の連続よね。そこで、今回はジャパンカップ･ダートを、この

私が、単賞で１点、馬連４点ボックスで勝負します。ご期待ください。」

　

単賞．．．．．． ５番／ロードスターリング

馬連ＢＯＸ．．．《 １、６、８、１１、》

　　　　　　　　勝負です！　　　　　　　　　　

　　　　  的中しました！　

　　　　　　　　　　　　　　　　１−６　　（ ３２４０円 ）　　　　　　

　

*******************************************************　　　

　　　　　　　

＜ジャパンカップ・芝／２６日＞

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜芝／２４００ｍ＞

「さあ、ジャパンカップ・ダートの方は、見事に的中です。うーん．．．今度はジャ

パンカップ・芝。１番人気／８番のテイエムオペラオーでガチガチのレースなの

かしら。こういう時、安易に1番人気から行くと、コケることがよくあります。かとい

って、テイエムオペラオーは負け知らずよねえ．．．

　 そこで今回も、馬番のＢＯＸ馬券で行きます。それも、５点ＢＯＸにして、１０通

り．．．当然、薄めの勝負になります。これはつまり、テイエムオペラオーが連帯

を外した時の供えですが、ひょっとしたらムダかもしれません。でも、これなら、テ

イエムオペラオーが来ても、何とかなりそう．．．うーん、昨日は勝っているのに、

少し弱気かしら．．．でも、調子は良さそうだし．．．どうぞご期待ください！」

　

馬連ＢＯＸ．．．《 ６、８、９、１３、１６ 》

　　　　　　勝負です！　　　　　　　　　　

　　　　　 的中しました！　

　　　　　　　　　　　　　　　　８−１３　　（ ８１０円 ）　　　

マチコの一言．．．　

「うーん．．．もし、テイエムオペラオーが消えたらと想定した５点ボッ

クスだったのですが、来てしまいました。２着のメイショウドトウもそう

ですが、本当に強い馬です。

　 さあ、これで私は２連勝なのですが、来週の中山競馬場からは、

当競馬コーナー主任の大川慶三郎が復帰します。どうぞ、ご期待く

ださい。私は、有馬記念でお会いできると思います｣

　

　　阪神３歳牝馬ステークスの予想　（１２月３日／芝１６００ｍ）

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（アップロードは当日早朝）　

　

　　　　 　　　

「なに、本当かね、ポン助君？」大川慶三郎が、タバコを口から離して言った。

「本当だよな、」ポン助が、大川慶三郎を見上げて言った。「ジャパンカップの“ダ

ート”と“芝”を、マチコは連勝したよな！｣

「ほう．．．そりゃあ、大したもんだ！｣

「いよいよ、私の時代だって、マチコは言ってたよな！｣

「ふむ、ふむ．．．すると、このレースは、是非的中させなければならんなあ、」

「しかし、このレースはよう、難しいよな」

「うーむ．．．強いのは２頭だ。１８番のタガノサイレンス、９番のテイエムオーシャ

ンだ。この２頭に、他の馬がどう絡んでくるかだ．．．」

「抽選で入った、１番の馬は要注意だよな、」

「うーむ、よかろう。あとは、３番と、６番か．．．」

　

　　　 　大川慶三郎の予想　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　馬連ＢＯＸ．．．《 １，３、６、９、１８ 》

　

　ポン助の勝負馬券　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　馬連ＢＯＸ．．．《 ９、１４．１５ 》

　　　　　　　　勝負！　　　　　　　　　　

　　　

　　　的中しました。

　　　　　　　　　　　６-９　（　　３１４０円）

　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（２０００．１２．１０）

　朝日杯３歳ステークスの予想　（１２月１０日／中山・芝１６００ｍ）

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（アップロードは当日早朝）　

　　　　 　　　　　　　　

　

「さあ、１６頭の枠順が決まったが、どうするかね、ポン助君．．．」大川は、タバ

コを口の端でくわえながら言った。「先週の３歳牝馬戦と同様に、超混戦だぞ！｣

「ま．．．よ．．．結果として、人気同士で決まるかも知れんよな、｣

「しかし、先週は、それでもかなり配当が良かったしな。で、どうするかね？｣

「強いのは、前走がハイレベルだった東スポ組みだよな｣

「うむ、それは賛成だ。つまり、１着に来た８番／タガノテンオー、そして３着／ウ

インラディウスだな。どっちが強い？」

「３着のウインラディウスの方が潜在能力が高いというヤツもいるけどよう。しか

し、ここは素直に１着の方が強いよな．．．」

「うーむ．．．それじゃあ、どっちにするかね、ポン助。流し馬券か、ＢＯＸか。好

きな方を選んでいいぞ｣

「ＢＯＸ」

「うむ、じゃあ、オレが流しだ」

　

《 大川慶三郎の予想 》

　馬連　　　　　　　　　　８ 〜 ２、４、５、１０、１１、１４

　

《 ポン助の穴狙い予想 》

　　　　 馬連・５点ＢＯＸ　　　　　＜５、１０、１１、１２、１４＞

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ 穴狙いなので、半分はワイドで．．．）

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（２０００．１２．２４）

有　馬　記　念　　　　　　　（１２月２４日／中山・芝 ２５００ｍ）

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（アップロードは当日早朝）　

「お待たせしました。目下、Ｇ1を２連勝中の折原マチコです。うーん、テイ

エムオペラオーが、一本かぶりの圧倒的な１番人気です。重賞を破竹の

７連勝で、２０００年は負けナシのままグランプリに臨むわけです。

　 さあ、今回の有馬記念は、このテイエムオペラオーをどう扱うかが、全

てではないでしょうか。本当に勝てるのか？まず、ポンちゃんの意見を聞

こうかしら？」

「おう．．．つまり、何のために競馬をするかってことだよな．．．それは、

そこに、ドラマがあるからだよな！｣

「さすが、ポンちゃんねえ。かたいって言われる競馬も、よくコケるものね

え。競馬のドラマは、その積み重ねとも言えるわけよねえ、」

「でも．．．」支折が、首を横にした。「本当に勝てるかどうかを、自分自身

で見極めるのが、真の勝負ではないかしら？本当にオペラオーが強いな

ら、それを認めなければ、勝負には勝てないわけよね｣

「うーん．．．それも分かるわねえ。タマはどう思う？」

「ああ．．．」

「タマは確か、去年の秋華賞で、単賞／ブゼンキャンドル／5760円を的中し

たのよね。今回も単賞かしら？」

「まあ．．．３枠か、６枠じゃのう．．．」

「そこから選ぶわけか．．．支折はどうする？」

「私は、ワイドのボックスで、穴を狙うって決めてるの。これなら、いい配当

が来るんじゃないかしら」

「それも面白いわねえ．．．ワイドなら、穴が入るわね。ええっと．．．大川

主任はどうかしら？」

「オレは、１番人気からだ。そこから、穴へ流す。本命がかたい場合は、ヒ

モが荒れるというセオリー通りにいく。まあ、テイエムオペラオーとメイショ

ウドトウの組み合わせは、２回続いている。まさか、３回は続くまい．．．」

「それとも、３度目の正直かしら｣支折が言った。

「それはないよな、」ポン助が言った。杯に酒を注ぎこんだ。

「ポンちゃんは、今度はどうするの？」

「今度は、１人でやるよな｣

　

結　論　　　　　さあ、誰を信じますか　　　　　　　　　　　　　？？？？

　　　馬連／　《　７〜　１、３、５、６、１１、１２、１６　》　　　　

　　　枠連／ぞろ目／　《１−１、２−２、３−３、４−４、６−６、７−７ 》

　 　　単賞／《１１、１２》　　ワイド／ＢＯＸ／　《　１、　６、　１１、１２　》

　　枠連／ＢＯＸ ／　《　２、３、４、６　》　　　　　　　　　　　　　　　

　ワイド／ＢＯＸ ／　《　1、４、５、６、１３　》　　　　　　　　　　　　　　　

　

結　果　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

１着．．．７番／テイエムオペラオー

２着．．．１３番／メイショウドトウ

　　　　　　　（　メイショウドトウは、４回、テイエムオペラオーの２着に敗れています　）

　

単賞．．．．．．７番／　　１７０円

枠連．．．．．．４−７／　３３０円

馬連．．．．．．７−１３／３８０円