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    特集・03総選挙 
    
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  トップページHot SpotMenu最新のアップロード                         担当:  青木 昌一 

   INDEX                                         house5.114.2.jpg (1340 バイト)

 <1>  与野党が同レベルなら、政権交代正しい姿です 2003.10.25
 <2>  新世紀・維新を標榜するには、改革のスピードが遅すぎます 2003.10.25
 <3>  自民党長期政権は、モラルハザード社会を招来しました...

                           今、その
結果責任を、厳しく問うべき時です
2003.10.25
 <4>

税金による借金棒引きを、国民はどう決済するのか...

                          現政権は、まず自己破産し、結果責任を取るべきです

2003.10.25
 <5>  政治・行政は、国民に対する優しさが基本です 2003.10.25
 <6>  国家全体が、経済の原理から、文化の原理への回帰する時 2003.10.25
 <7>

自民党は変ったと言います。それならば、まず下野し、

                  モラルハザードの社会状況を総決算すべきです

2003.10.25
 <8>

国民の拠り所司法の判断は、どうなっているのか...

       疑惑の三角関係 ...田中真紀子/辻本清美/鈴木宗男/の比較

2003.10.25
 <9>

国民が求める最大のテーマは、

 モラルハザード社会からの脱出と、豊な文化国家の再生です

2003.10.25

 

                                               <1>

与野党が同レベルなら、政権交代正しい姿です      

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「与野党が同程度のレベルなら、政権交代するのが、正しい姿です。よどんだ水

は、腐ってしまいます。

  ここは、小泉・首相安部・幹事長の抜擢で何とかしようということではなく、シス

テムとして、日本の政治に、政権交代を導入する必要があると言うことです。

  一方、民主党の菅・代表の方も、回転寿司が2周目に入り、少々新鮮味が薄れて

います。しかし、これは政治全体の鮮度が落ちてきているからではないでしょうか。

地方から改革が進み、それが民主党の中に取り込まれ、“維新”は実現できると、

私は見ています。そして、それはあくまでも、国民が育てていくものだということです」

 

                                               <2>

新世紀・維新を標榜するには、改革のスピードが遅すぎます

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「 小泉・首相と安部・幹事長は、ようやく改革の芽が出てきたとかこれを大事に

てていく と言っていますが、これは“自民党的な改善”であって、“維新”の要素

はありません。今必要なのは、既得権を一掃し、社会を劇的に変える、明治維新の

ような“革命”が求められているのです...

  小泉・首相の当初の目標は良かったのですが、政界のネジレ現象で、それが破

綻してしまいました。もう、自民党内部から大改革することが、無理だと言うことが、

私たちにも分ってきたと思います...」

 

                                               <3>

自民党長期政権は、モラルハザード社会を招来しました...

          今、その結果責任を、厳しく問うべき時です

                         house5.114.2.jpg (1340 バイト)

「小泉内閣は、自民党長期政権の内閣として、現在のモラルハザード社会招来の

結果責任を負わなければなりません。そうしなければ、建国以来の未曾有の大混乱

に対し、誰が責任を取るのでしょうか。この現状を清算し、国家を再生するには、本

格的政権交代しか、道がありません」

 

                                              <4>

税金による借金棒引きを、国民はどう決済するのか...

    現政権は、まず自己破産し、結果責任を取るべきです

                                       house5.114.2.jpg (1340 バイト)

「銀行に投入された“100兆円にものぼる税金”。その銀行によって、数百億円、数

千億円の“借金が棒引き”された、大手小売業グループやゼネコンの存在...こう

した経済のインチキ構造は、総選挙によって決済するしかありません。

  また、金利ゼロで、預金金利を吸い上げ、“貸し渋り”、“貸しはがし”をやり、その

一方でサラ金に出資している銀行の姿...こうした銀行や大手小売業、ゼネコン

は、長年にわたって、自民党に政治献金を続けていたわけです...

  こうした日本の政治状況が、総選挙によって“OKのスタンプ”が押されようとして

います。これは、今後10年〜20年後に振り返った時、社会の基本構造を揺るが

す、“ガン細胞に変異する可能性”があります。したがって、国民として、今ここで、こ

の政策は“間違いだった”、と決済しておくことが非常に重要です...」

 

                                               <5>

政治・行政は、国民に対する優しさが基本です

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...人も動物も、“優しさ”だけを頼りに、生きています...

  富や経済は、その優しさをコーディネートするものであって、これを先走らせては、

社会は冷たいものになります。また、ギスギスとしてきます。福田・官房長官は、個

人的には決して冷たい人間とは思いませんが、それが政権の政策として発表され

る時、“優しさ”の配慮と表現が、欠如しているように思います...

  また、小泉・首相も、“優しさ”が欠如しているとは思いません。しかし、小泉・内閣

に、“優しさ”が感じられないのは、多くの人の認めるところだと思います。苦しんで

いる国民に、常に声をかけていて欲しかったと思います。

  そうした配慮の欠如、余裕の無さが、国政を仕切っていく場において、“冷たさ”

表現してしまったのでしょうか。これは、小泉首相の本位ではなく、力不足だと思い

ますが、残念です。特に、この状況下で、国民は今、非常に疲弊しています。

  国民は今、“優しさ”と、 “社会正義”と、 “将来の展望”を求めています...

 

                                               <6>

国家全体が、経済の原理から、

                文化の原理への回帰する時

                         house5.114.2.jpg (1340 バイト)

「今、この国に必要なのは、国家全体を、経済の原理から、文化の原理へ回帰する

ことです。小泉・政権の治世で、最も欠けていたのは、この“国民の心”を思うことで

した。赤字国債を減らすことも、むろん重要なことですが、いま国民の心が“キレ”

めています。

  これは、当面の景気対策や金融政策だけに偏るのではなく、“豊な文化を育むこ

と”が、何よりも重要な課題だということです。もっとも、それでは、野党は文化のこと

を声高に叫んでいるかというと、そんなことは無かったようです。

  しかし、小泉・首相は、現在の、ここまで心が荒廃してしまった社会状況”に対

し、結果責任を問われるということです...現在の状況が“安定した良いもの”

ら、むろん現政権を支持してしかるべきです。しかし、社会全版の状況が、“国民が

望んでいるものと違う姿”なら、本格的な政権交代を求めるのは、当然のことです。

それは、“小泉さん”と“菅さん”と、どっちが好きかなどとは、別の次元の大問題で

す。

  私たちは、今こそ、目先の小さなことにとらわれずに、“子供たちの世代に、より

良い社会を残してやるために”、大所高所から、“国民主権”を行使する時です。そ

して、目指すのは、国家全体を、経済の原理から、文化の原理へ回帰していくことで

す...」

 

 

                                               <7>

自民党は変ったと言います。それならば、まず下野し、

     モラルハザードの社会状況を総決算すべきです...

                         house5.114.2.jpg (1340 バイト)

“自民党は変わった”というのなら、まず、社会に溜まりに溜まった“インチキ”を、

総決算することが重要です。これまでの“膨大なインチキ”をそのままにし、“心を入

れ替えました”では、社会一般の常識では通用しません。

  しかし、それを押し通そうというのなら、今回もやはり“国民は騙されてしまう”こと

になります。いったこれまで、どれだけ騙されて来たでしょうか。そしてついに、国家

“未曾有の大混乱”に陥ってしまっているのが、現状ではないでしょうか...

  したがって、自民党は、本当にその思いがあるのなら、まず“自己破産”をし、下

野して責任を取ることから始めるべきです。そして、しばらくは謹慎し、次に備え、充

電期間とすべきだと思います。そうでなければ、ただ嘘で嘘を塗り固めただけにな

り、それこそ日本の国が“モラルハザード”で崩壊してしまいます...」

 

                                                <8>

国民の拠り所司法の判断は、どうなっているのか...

   疑惑の三角関係 ...田中真紀子/辻本清美/鈴木宗男/の比較

                        house5.114.2.jpg (1340 バイト)

「国会議員の秘書給与疑惑の問題で、田中真紀子氏は、“真白”だという...また

自らも、“私は真白です!”と宣言しています...

 一方、社民党の前・政審会長だった辻本清美氏は、秘書給与に秘書の実体が無

いということで、こっちは実質的に、“真黒”だという。つまり辻本氏は、事実上、今回

の総選挙には出馬できない状態にあるわけです。

  いったい、この2つのケースに、実質的にどれほどの違いがあったというのでしょ

うか...こんなことで、一方は白、もう一方は黒とされていいのでしょうか...こうし

た決着は、モラルハザードに、益々拍車をかけてしまうのではないでしょうか。国民

としても、“何が善”で、“何が悪”か、分らなくなってしまいます...

  そして、“疑惑の三角関係”のもう一角を占める鈴木宗男氏は、国会で辻本氏

に、“疑惑の総合商社”と名指しされた人物です。むろん、そのあげくの果てに、“逮

捕・拘留”されたわけですが、それでも意欲満々で、選挙に出馬できる状態にあった

わけです。しかも、罪を悔いて辞職した辻本氏とは異なり、拘置所暮らしの記録更新

をしながら、税金から議員歳費をもらい続けていたわけです...

 

  辻本氏の場合は、いわば祭りの出店の、“金魚すくいのインチキ”のようなもので

あり、鈴木氏は、“疑惑の総合商社”といえば、スケールが違います。さあ、そこで、

疑惑を追及した側の、“辻本氏が出馬できない状態”と、“鈴木氏が出馬できた状

態”とは、“社会正義”の立場から、また“国民主権”の立場から、どう解釈したらい

いのでしょうか...

  また、司法が介入して、こうなったわけであり、この事態はどのような“法的根拠”

により、こうなったのでしょうか。いわゆる、現下の、“日本の政治力学”における三

角関数の解などではなく、しっかりとした決着をつけるべきです。

 

  いずれにしても、司法は、この“疑惑の三角関係”に、明確な説明をする義務があ

ると思います。少なくとも、辻本氏の問題で、司法が足を一歩踏み入れたのなら、全

てが法のもとで平等であることを、しっかりと国民に、納得の出来る形で、示すべき

ではないでしょうか...」

 

                                               <9> 

   国民が求める最大のテーマは、

   モラルハザード社会からの脱出と、豊な文化国家の再生です

                         house5.114.2.jpg (1340 バイト)

「各党は、マニフェスト等で、最大のテーマは“郵政の民営化”“高速道路の無料

化”“年金問題”などと声高に叫んでいます。むろん、具体的スケジュールを示して

の、こうした政策の実行は大事です。

  しかし、“金”にからむこれらのテーマが、仮に全部実行されたとして、この国は大

きく変れるのでしょうか?今、日本の国が直面している最大の課題は、果たしてこん

レベルの問題なのでしょうか

  私は、この総選挙の最大のテーマは、“モラルハザード社会の総決算”であり、

“豊な文化国家の再生”にあると考えています。そこに、若い世代が、未来に希望の

持てる、“21世紀型/新・民主主義社会”の姿があると思います。

  政党は、もっと夢のある、大きなテーマにも、しっかりと展望を示して欲しいと思い

ます...」