My Weekly Journal第1編集室時事対談/時事対談・2014/カプセル冷暖房

     〔人間の巣/千年都市〕 に続く・・・    <脱・冷暖房社会/第2弾
  
      
カ プ セ ル・冷 暖 房 社 会
             
     

                        

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プロローグ           ・・・・・ 薫風の薫る、よい季節になりました ・・・・・ 2014. 5.20
No.1 〔1〕 “カプセル冷暖房”とは・・・ 2014. 5.20
No.2       <汎用型・・・カプセル冷暖房の・・・社会風景>   準備中
No.3    
No.4    
No.5    

 


プロローグ                

                        

北原和也です!

  薫風(くんぷう)の薫(かお)る、いい季節になりました!

  ええ...My Weekly Journal/第2編集部/軍事・国際 = 担当の...私と大川慶一郎は、

2011年3月11日の...“東北地方太平洋沖地震/東日本大震災”2ヵ月後...《危機管理

センター》里中響子さんの要請を受け...“津波避難・フロート”を考察しました。

  その大震災から3周年となる今年...検証も兼ねて、“津波避難・ライフカプセル”を考察しまし

た。したがって、この“ライフカプセル”の考察に関しては、3年間の開きがあったわけです。

  私たちとしては...<達成すべき課題/至上命題>として、次の項目に掲げておいたのですが、

他の人の考察は無かった様子で、私たちが考察を再開した次第です。その間、注意しつつも、他の

仕事忙殺されていました。

  さて、また、次の課題として...“過酷環境下の・・・ライフカプセル”の考察を約束していたわけ

ですが、響子さんは非常にお忙しい様子です。そこで、その前に、私たちだけのミッションとして...

《カプセル・冷暖房社会》のページを立ち上げ...当の企画/担当を兼務する、響子さんの許可

ももらいました」

 

「このミッションは...」北原が目を細め、強い薫風の吹き込む窓の方を振り返った。

  湧き立つような緑の視界の中に...〔人間の巣/未来型都市/千年都市・・・プロトタイプ/

梁山泊(りょうざんぱく/・・・『水滸伝』の別天地)ランドマーク・ビル/細い円筒形・12 F が、5月の陽光に

反射していた。

  この夏にも、《人間原理空間=本部》を、《赤い彗星ビル》から、〔千年都市・・・プロトタイプ

/梁山泊〕に移転が完了する。

  の中に屹立(きつりつ/高くそびえ立つこと)するランドマーク・ビルは、まさに〔極楽浄土〕象徴のよう

に若々しく、未来を牽引しているようだった。

   人類が、“大自然と協調する・・・コンパクト社会/自給自足型社会”回帰して行く、“文明の

英知を象徴”する光景だった。またそれは、“反グローバル化/文明の折り返し”の、出発点の風

なのかも知れなかった。 

「ええ...」北原が、室内に目を戻した。「このミッション/《カプセル・冷暖房社会》は...

  “津波避難・ライフカプセル”考察する過程で、浮上してきたものです。最初は軽く考えていた

わけですが...分析してみると、“脱・冷暖房社会/第2弾”となる...きわめて戦略性の高い課

であることが判明しました。

  そこで...折原マチコさんと、【茜・新理論研究所】/秋月茜さんの支援も仰ぐことにして、ペー

ジを立ち上げました。そういうわけで、よろしくお願いします」

「うーん...」マチコが、頭を横に沈めた。「“脱・冷暖房社会/第2弾”と、言うことはさあ...

   “第1弾”は、〔人間の巣/未来型都市/千年都市〕/〔極楽浄土のインフラ建設〕、というこ

とよね?」

「そういうことですな、」大川慶三郎が、顎ヒゲをさすった。「新戦略の芽が出てきたので、“第2弾”

なりました。秋月茜さんも、よろしくお願いします」

「はい...」茜が、コクリとうなづいた。「1つ、お聞きしますが...」

「はい...」北原が、首を振った。

〔カプセル・冷暖房社会〕位置づけは...」茜が言った。「〔人間の巣/未来型都市/千年都

市〕へ向かう...過渡期の座標ということで...いいのでしょうか?」

「そういうことに、なるかも知れません」北原が言った。「が、それも含めて、考察して行こうと思いま

す」

「はい、」茜が、うなづいた。

「うーん...」マチコが言った。「そういうことよね、」

〔1〕 “カプセル・冷暖房”とは・・・         

              


「それでは...」北原が、スクリーンボードの方に肩を回した。「まず、〔カプセル・冷暖房社会〕の、

概略を説明しましょう...

  画像を見れば、一目瞭然だと思いますが...これは、〔ライフカプセル〕を部屋の中に設置した

デザイン画です...

  “津波避難・ライフカプセル”でも考察しましたが...“人間サイズの・・・カプセル機能”には様

々なバリエーションがあります。

  ここでは、“過酷環境化の・・・ライフカプセル”機能ではなく...〔日常的/汎用型・・・冷暖

房用・ライフカプセル〕をテーマとし、俎上(そじょう/まな板の上)に載せてみました。

  実は、これは小さなテーマだと思っていたわけですが...“文明社会の冷暖房概念を・・・大きく

変える可能性”、を秘めた...戦略性をもつ課題だと分かって来ました」

「うーん...」マチコが、顎に指を当てた。「建築物全体を...温度コントロールするのではなく...

“人間サイズの・・・カプセル機能”、としての温度コントロールを採用するわけかあ...」

「まあ...」北原が、口元をゆるめ白い歯を見せた。「一言でいえば、そういうことになります...

  公共施設商業施設など、難しい場所もあります。しかし、“人間サイズ”はどこにでも転がって

います。究極的には、“家は・・・不要になる”かも知れません。〔冷暖房型・・・ライフカプセル〕

えあれば、沖縄だろうが北海道だろうが、〔カプセルの移動〕生活が可能になります。

  ホテル旅館の形態も、〔カプセル受け入れ型〕の、キャンプ場のような付加施設になるかも知

れません。これからの考察になりますが、〔頭脳/メディカル機能搭載型の・・・ライフカプセル〕

があれば...風来坊には、家を持つ必要さえなくなるのかも知れません...」

「うーん...」マチコが言った。「要するにさあ...キャンピングカーのようなものかしら?」

機動性を持たせて、」北原が言った。「別の付加施設が必要だという意味では、似ています...

  しかし、根本的に違います。〔汎用型・・・冷暖房用・ライフカプセル〕は、人間にとっては衣服

似ています。ヤドカリの殻というよりは、やはり衣服に近いでしょう。むろん、〔ライフカプセル〕とし

ての信頼性は当然ですが、高機能や、機動性を搭載することも、可能だということです...」

「うーん...」マチコが、体を横に沈めた。「ロボットのような...」

  茜が、マチコの方にうなづいた。

「しかし...」北原が、画像をスクロールさせた。「まずは、頭脳機動性除外して...

   〔汎用型・・・冷暖房用・ライフカプセル〕を考察してみましょう。これは、文明社会全体で、エネ

ルギー消費激減させる可能性があります。好きな言葉ではないですが、経済原理にもかなってい

ます。

  文明社会が...“人間サイズ・・・カプセル冷暖房”移行すれば、“原発”不要になります。

化石燃料への依存度も軽減されます。地球環境に与える、良い意味でのインパクトも大きいでしょ

う。“地球温暖化/海洋酸性化”に対する貢献も、大きいですね...」

「ふーん...」茜が、深くうなづいた。「確かに、そうですね...

  “社会形態の・・・未来型・変容”を促す要素になるかも知れません...頭脳機動性メディカ

ル・サポートなど、ノビシロも大きそうですね」

「うーん...」マチコが言った。「 〔人間の巣/未来型都市/千年都市〕のように、ノビシロが大き

いわけかあ...」

「そうです、」茜が、頬に手を当てた。「ミッションを立ち上げた意味が分かりました。考察を進める必

要がありますわ」

「響子さんが...」北原が、口元を崩した。「一緒に考察できなくて、残念がっていました...それを、

茜さんに、託したわけです」

「はい、」茜が、コクリとうなづいた。

 

<汎用型・・・カプセル冷暖房の・・・社会風景>