My Weekly Journal 時事対談政権交代可能な時代のスタート

   時 事 対 談                                                   政界再編成   

                  政権交代可能な時代のスタート 

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 トップページHot SpotMenu最新のアップロード   編集長:  津田 真/青木 昌 一/星野  支折

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プロローグ    【激動の、21世紀・地球文明への船出】 2003.11.27
No.1 〔1〕モラルハザード社会からの脱却に、道を! 2003.11.27
No.2    【薫り高い、文化国家の再生へ・・・】 2003.11.27
No.3 〔2〕“03・総選挙”以後の展開 2003.11.27
No.4    【ボスも、民主党に入党・・・】 2003.11.27

      

プロローグ           index.1019.1.jpg (2310 バイト)wpe5.jpg (31111 バイト) house5.114.2.jpg (1340 バイト)  

【激動の、21世紀・地球文明への船出】            

 

My Weekly Journal  編集長の津田真です...

  総選挙も終わり、臨時国会も始まり、日本はいよいよ激動の21世紀・地球文明の

海へ、“日本丸”を乗り入れて行きます。“国家としての食糧自給率の低下”、“社会

全体でのモラルの崩壊”、“急激な経済・文化の衰弱”...

  まさに日本の国は今、あの“明治維新”のような、“維新”を必要としています。国

民もまた、再度、“天”が回る、“維新・天回”を渇望しています。

  一方、世界情勢は、“不気味なアフガニスタンの動向”、“深まるイラクの混乱”、

“出口の見えないパレスチナ問題”等、益々混乱が激化しています。そして、これらの

諸問題は、イスラム教キリスト教との歴史的な宗教対立の延長線上にあり、イスラ

ム世界西欧世界という、2つの“異質な文明の衝突”というステージの上にあるの

です。

 

  さて、日本はというと、日本は伝統的な仏教国家です。仏教以前からの神道もあ

り、フランシスコ・ザビエル来朝当時からの、キリスト教もあります。しかし、中心は今

も、厳然として仏教でしょう...

  さて、仏教に関しては、高杉・塾長の専門分野です...しかし、まあ私も、編集長

という立場で、一言、言わせてもらいましょう。

  仏教は、寛容と慈悲の宗教と言われます...また、一途な“信仰の宗教”というよ

りも、“智慧の道”とも言われます。それは“悟り”という、“真理の体験的伝承”の宗教

であるということからも、明白でしょう...

  仏教は、釈尊の時代の原始仏教から、大衆をも救う大乗仏教に進化し、密教とし

て日本に伝来しました。これに功績があったのは、弘法大師/空海です。まあ、空海

は、平安時代の人ですが、高杉・塾長の“禅の道”というのは、それよりも500年も後

の、鎌倉時代道元のものですね...

  さて、詳しいことは高杉・塾長に聞くとして...こうした伝統的な仏教国である日本

は、21世紀の“文明が衝突する世界構造”の中で、きわめて特異な位置にあるとい

うことです。また、現在、緊急の課題となっている“自衛隊のイラク派遣”についても、

“アメリカ追随”や“国連中心主義”などのパワー・ゲームの他に、“宗教と文明のスタ

ンス”というものが、存在しているわけです。先進国であり、仏教国であるという、特異

“日本のスタンス”をしっかりと研究し、世界の平和戦略に生かして欲しいと思いま

す...」

 

                               wpe23.jpg (21694 バイト)           

 

「ええ、政治担当の青木昌一です...

  さあ、核兵器開発と、金正日・体制がからむ、北朝鮮問題が沸騰して来ています

拉致問題も、もはやこれ以上ズルズルと放置しておくことはできません。いずれにし

ても、朝鮮半島情勢が、最小限の犠牲で、軟着陸できればいいのですが...

  それから、台湾海峡が、まだ緊迫してきています。これは、国際部の大川慶三郎

の担当になるわけですが、こっちの方も、武力で台湾の併合などということがあるの

でしょうか。仮に、それが可能だとしても、旧ソ連邦が崩壊し、多くの独立民族国家

が生まれたように、“時代の流れに逆行”している観があります。

  いずれにしても、朝鮮半島の38度線にしてもそうですが、20世紀型の国境の概

は、21世紀にはあまり大きな意味を持たなくなってきています。経済が、国境を

越えて流動化しているからです。それにしても、中国と北朝鮮という、共産党主導の

国家が、国境問題で軍事的緊張状態にあるというのは、象徴的かも知れません」

 

 〔1〕 小泉政権に託す最後の大仕事   wpe4F.jpg (12230 バイト) lobby4.1119.1.jpg (2391 バイト)

  モラルハザード社会からの脱却に、道を!

 

「ええ、星野支折です...」彼女は、葉が黄葉した桜の木から、手元の作業テーブル

に眼を戻した。「...ええと、津田・編集長...ついに、総選挙も終わりました。選挙

結果の分析は後で行うとして、再び小泉・内閣の続投となったわけです」

「うむ...」津田は、椅子の背に体を伸ばし、両腕を組んだ。

「今、小泉・内閣の状況は、非常に厳しいと思うのですが、」

「まあ、それでも、この国の舵取りを、一応任されているわけです。最大限の努力を、

して欲しいですね。そして、ある意味では、大きなチャンスだと思います」

「うーん...チャンスなのですか?」

「そう...

  “窮鼠ネコを噛む”というよりは、信長の“桶狭間の戦い”のようなものかも知れない

ねえ。もともと小泉さんは、“自民党をぶっ潰してもいい”と言っている人ですから、そ

の覚悟があれば、それは可能だと思う」

「どういうことが、可能なのでしょうか?」

「一口で言えば、“維新”を起こすことだな...これは、抵抗勢力には、“大きな脅し”

になると思う。そして、政界は、一気に流動化していくことになる...」

「はい。非常に、微妙な話ですね、」

「そう、」

「うーん...ともかく、小泉・内閣として、今一番やって欲しいことは何でしょうか?」

「そうだねえ...」津田は、組んでいる腕を、ゆっくりとほどいた。「先ほども言ったが、

自民党・長期政権が続く中で、この国は、社会全体がモラルハザード(倫理喪失)に陥っ

ている。日本丸は、荒れ始めた世界の海の中で、ますます小さく見える。悲しいねえ。

しかも、日本の社会は、細胞や臓器のレベルから機能不全が始まり、“大崩壊”して

いくのを肌で感じる...」

「はい...」

「しかし、だ...公共放送であるNHKは、“大リーグの松井選手の話”は熱心にする

が、この“現状の日本をどうするか”というような話題は、ほとんどしないわけだ。一

体、何を考えているのか、理解に苦しむねえ...」

「松井選手の話は、ニュースのたびに、毎日毎日、何度もやっていますよね」

「私も、松井選手は嫌いではない。しかし、あれは見ていて、苦痛だった。あんな、

“ほめ殺し”のようなスポーツ・ニュースを、何故やるのか分らないね、」

「うーん...“ほめ殺し”ですかあ...そうですよね、」

「まあ、少なくとも、私はそう感じたと言うことです」

「はい」

「ついでに、嫌われ者になるのを覚悟で言いますか...

  それは、“NHKの存続”“再編成”に関してです。これは、今後、国民的に議論す

べき課題になってきたのではないでしょうか。郵政事業の民営化が言われている時

代ですから、“NHKの再編成”も、当然、俎上(そじょう/まな板の上)に上げるべきだと思い

ます。これも、小泉首相に、是非、提案してもらいたいですね...」

「はい、」

「まあ...こうした意見もあるわけですから、NHKの運営委員会は、しっかりと国民

に説明して欲しいと思います。何故、国や社会がこれほどの大混乱に陥っているの

に、“国民的な大討論の場”を提供できないのか、私たちに分るように説明して欲し

いわけです。そして、納得できるものなら、私たちは、それを受け入れたいわけです

  まあ、この問題1つではないわけですが、納得の出来る説明が出来ないのなら、

“NHKの存続”“解体・再編成”ということも視野に入れ、国民みんなで、再度考え

て行かなければならない時が来ているということです」

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「編集長...」青木が、作業テーブルの上で、ガッチリと両手を組んだ。「ズバリ聞き

たいんですが、再度、舵取りを任されてた小泉政権は、今、具体的に、何をするべき

でしょうか?」

「うーむ...

  “モラルハザード社会からの脱却に、道をつけること”だろうね。ともかく、“モラル

ハザードが、日本を弱体化させている元凶”だと思う。キチッと、モラルを確立していく

ことが、一番大事なことだと、私は思う...」

「経済は、どうですか?」

「このデフレ不況だから、経済が重要な課題であることは間違いない。しかし、不況は

社会の表面に出た病気の症状であって、病気の根源ではない。日本の国家と社会を

腐らせている元凶は、“モラルハザードの蔓延”であり、なりふりかまわない“既得権

の死守”であり、“心と文化の喪失”だということだ」

「なるほど。これは、“社会の上層部でのモラルハザード”が原因だということで、いい

のでしょうか?」

「そうだね。社会の下の方で起こっている“凶悪犯罪の激増”は、不況と同じように、

病気の症状と見るべきだろうね。問題は、自民党・長期政権下で、“堂々とインチキが

まかり通る社会”になってしまったということだ」

「うーむ、分ります。で、もう少し、具体的に説明してもらえますか、」

「うむ...

  最も顕著で構造的なのは、“官僚の天下り”・“公共事業での談合”・“医療費の水

増し請求”・“各界の世襲化による社会の硬直化”などだろうね。こうした所で、この

を蝕“病原菌”“ガン細胞を生み出すDNA”が、受け継がれているわけだ。

  そして、社会のより深い所で、それらは静かに息を潜めているね。目先の経済問題

や、構造改革だけに眼を奪われているようでは、病気は絶対に完治しない...

  ともかく、小泉政権の最後の大仕事は、“維新に火をつける”ことだろうね。そし

て、同時に、“文化”を立て直して行くことだと思う。それには、まず社会を、伝統を踏

まえたアイデンティティーで、キッチリと仕切り直して行くことだね。

  “是は是”“非は非”として、国民に見える形で、社会を仕切りなおして行くことが

最も大事だと思う。“悪事”“インチキ”がまかり通っているようでは、国民はもはや

何を言っても信用しないだろうねえ。見える形で、“インチキ”はすべて排除していか

ないと、国民はもう、何も信用しない段階になっている。これは、非常に危険な兆候だ

と思う」

「はい!」

薫り高い、文化国家の再生へ・・・ wpe4F.jpg (12230 バイト)

 

「ええ、私の担当の文化の話になるわけですが...

  編集長、日本の社会では、宗教的基盤が薄弱だといわれますが、どうしたらいい

のでしょうか。あの、一連の“オーム事件”でも分ったと思うのですが、国民はあれほ

“信仰”“修行”“出家”などを渇望していたわけですよね。

  ところが、それを受け入れる器が、あんなものしか無かったわけです。寺は“葬式

仏教”になっていますし、新興宗教というのも、ちょっと近づきがたいものがあります。

それで、ボス(岡田)自身も、結局は、本を頼りに、たった1人で“禅の道”を歩いてきま

したよね...」

「うーむ、そうだねえ...ボスもそうだった...

  国民が求める“宗教心”に対しては、確かに“透明性の高い、風通しのよい宗教の

場”を準備するべきだと思う。神や宗派に関わらず、まず宗教の基本的なことを教え、

道場や交流の場を提供し、その後で自由に選ばせれればいい訳です。各宗教界の

協力をあおげは、これは可能だと思う」

「そうですねえ...」青木が言った。「宗教心が希薄な社会というものは、ある意味で

は非常に脆いと思います。特に、深刻な危機に直面した時などは...

  ともかく、“健全な、しっかりとした宗教”は、絶対に必要です。人類は、そうやって

神を押し立て、数千年の文明を築いてきたのですから...神の座に、多少の空白が

出来たのは、つい最近のことです...日本では、戦後のことでしょう。そして、中国な

どでは、あの毛沢東の“長征”が終わり、唯物史観の共産主義体制になってからです

から、」

「そういうことだ。ロシアでも、旧・ソ連邦が崩壊して以来、ロシア正教が復活している

そうだな。ともかく、これからは、“心の時代”だという。日本でも、早急に、宗教の場

を整える必要があるだろうね。まあ、絶対に、政治がからまない形で、」

「はい...それで、次に、文化の再生の方ですが、基本的には、どうしたらいいのか

しら?」

「私は、衰退した芸術や文化に対しては、基本的には、“国民的な評価システム”

整備することだと思っている。国民全体が、切磋琢磨し、より高い次元へ文化を昇華

して行くように、ステージを再構築して行くことだと思うね。もう少し、具体的に言えば、

こういうことです。

  音楽、絵画、文学、スポーツ、伝統工芸、産業技術、農業、漁業、医療、学術等、

あらゆる部門で、国民の評価を公開で集計し、専門家の意見も入れ、年末や四季の

行事の1つとして表彰して行くことです。そうすれば、国民もそれぞれに参加し、十分

に楽しめるのではないかと思う。

  それが、“公正”なものなら、しだいに“権威”も高まり、“質”も向上して行き、各分

野でそれぞれに盛り上りを見せると思う。小泉内閣は、まず、こうした手のつけやす

い所から、モラルハザード克服への布石を、1つ1つ、しっかりと打って行って欲しい

ですね。この大混乱の状況下で、何もせずに時を過ごすこと自体が、混乱に拍車をか

けていることになるわけです」

「そのとおりです」青木が、相槌を打った。「こんなことでは、べつに失敗を恐れること

はないわけです。ただ、行政が音頭を取るのではなく、NPO(非営利組織)などに多少の

予算を与え、育てていく方がいいでしょうね」

「うーん、その方が、盛り上がりますよね。最初は、賞の数が少なくても、そのうちにど

んどん種類を増やしていって、」

「ともかく、肝心なことは、使い勝手の良い“国民的な評価システム”をしっかりと整備

し、進化させていくことです。こういうものが、高い信頼性を持つようになれば、“国民

票のような効果”が得られ、“21世紀型/新・民主主義社会基盤に育っていく

と思うわけです」

「はい、」

「小泉内閣は、すでに弱体化の様相も見られますが、私は個人的には、小泉さんと

いう人物は信用しています。まあ、“日本の進路”を示すために、最後のひと踏ん張り

を、お願いしたいと思っています」

 〔2〕03・総選挙以後の新展開  wpe23.jpg (21694 バイト) wpe8.jpg (26336 バイト)  wpe4F.jpg (12230 バイト)

 

「ええ、青木さん...」支折が、言った。「国民の期待の高かった総選挙も終リまし

た。でも、“国を覆う閉塞感”が、依然として消え去ったという感じがしません...」

「まさに、その通りです」

「私たち国民は、これからどうしたらいいのでしょうか。時と共に、非常に不安な感じ

が広がって来ているのですが、」

「支折さんの、そのものズバリの質問ですね、」青木は、眼鏡に手をかけた。「そうで

すねえ...私たちは今回、“民主党・支持”を打ち出したわけです。しかし、その民主

党の中は、あれからどうなっているのでしょうか。なかなか、外部に政治状況が伝わっ

てこないですね」

「そうですよね...

  民主党は選挙が終ると、店も旗も、祭りの屋台のように畳んでしまいますよね。後

は何処かへ消えてしまって、何処にいるのかサッパリ分りません。自民党や、公明党

や、共産党のように、日常的に“民主党の看板”をかかげ、存在感を示して欲しいで

すよね。ともかく、もう政権交代可能な、2大政党の1つなのですから、」

「それは旧・自由党の、小沢一郎さんも言ってました。しかし、それでも、これだけの

支持があるわけです。自民党ぐらいの政治活動をやれば、必ず勝てるはずです。

  金をかける必要は無いですよ。駅前や繁華街での演説でもいいし、自費参加のパ

ーティー研修・バス旅行だっていい訳です。最初は下手でもいいですから、誰でも

が、じゃんじゃん参加できる政治イベントを展開して欲しいですね。そうしていかなけ

れば、実際、選挙の投票率も伸びないと思います。

  投票率が伸びれば、組織票が相対的に沈んで行きますし、浮動票の重さが増す

わけです。利益代表的な組織票よりも、この浮動票が国民の意思に近いのではない

でしょうか、」

「はい!次の参議院選挙に向けて、是非、頑張って欲しいですね!」

【ボスも、民主党に入党...】  

 

「そうそう、」津田が口を開いた。「ボス(岡田)が、民主党に入党すると言ってたね。今ま

では、自由党にいたわけだから、合併ということになれば、そういうことになるかね」

「そう言えば、編集長、」青木が顔を崩した。「ボスは昔、インターネットから民主党に

入党しようとしたことがありましたね。あの時は、何度やっても、うまく行きませんでし

た...何故か...」

「うーん...」支折は、両手で頬を押さえた。「そんなことが、あったわよね...」

「ま、昔のことはどうでもいい」津田が言った。「我々としては、“民主党・支持”を明確

に打ち出したからには、そのことに“我々なりの責任”があるという事だ。つまり、しっ

かりと、ウオッチして行かなければならないわけです。

  ボスには党員になってもらい、もう少し民主党全体の、詳しい動向を見て来て欲し

いですね。いずれにしても、中はゴタゴタしていると思います。しかし、政権奪取のた

めに、何とか、まとまっていって欲しいということです...」

「ここで、“まとまってこそ本物”です!」青木が、力をこめて言った。「力のない政治家

は、まとまる前に、ゴチャゴチャとした枝葉を切りたがるわけです。そして、気が付いて

みたら、自分自身の力も削いでしまっているわけです。

  今、民主党にとって最も大事なことは、まず“目標を奪取”することです。そして、そ

のために、まとまることです。安全保障問題でも、“実際的な妥協点”を見つけ、現実

の政治を動かして行くことが大事です。

  むろん、理屈では分っているわけですね。しかし、それを実践していくという事は、

“もう一歩深く学ぶ”ことになるわけです。是非、頑張って欲しいですね」

「はい!民主党にとっては、今が一番大事なときですよね!」

「そういうことです」津田が言った。「まあ、ボスも、この出口の見えない閉塞時代を、

何とかしたいということですね。このままでは、誰もが夢の持てない社会になってしま

います。

  この未曾有の国家大混乱の中では、真の“勝ち組み”は存在しないわけです。何

故なら、文化が消滅し、モラルハザードや犯罪の激増した社会では、そこに豊かさや

幸福などは存在していないからです」

「まず、安全がないですよね」

「そうです。まず、それが基本です...

  前にも言いましたが、今の日本は、ルールを無視したスポーツの試合のようです。

道徳も、社会規範も、経済ルールも、“政治や行政のレベル”でブチ壊されています。

  これは、具体的には、犯罪発生率の異常に高い政界や、ゼネコンなどの数百億円

を“棒引き”する銀行や、2兆円の大金が何処に消えたのか分らないような金融行政

のことです」

「はい、」

「しかし、こうしたデタラメな社会に、もう一度、全員合意・全員遵守のルールを再構

して行くことが、今、何よりも求められているわけです。まあ、ボスも、そのために、

何が出来るかと思っているわけですね」

「はい。ボスにも、出来る範囲で、頑張って欲しいですよね」

「そうです。ともかく、“子供たちの世代に、より良い社会を残してやりたい”ということ

で、1歩づつでも、前進して行きたいものです」

「はい!」

                         

 

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「支折です...

  高杉・塾長が、選挙前の特別声明で、選挙後の“政界再編成”に言及していまし

た。これは、津田・編集長も賛成しています。今後、どういう動きになるのか、私たちも

注目しています。ともかく、政治のネジレ現象は、政治全体の基本的な問題として、

しっかりと解消して行くべきです。

  それから、女性としては、田中真紀子さんが、“政界再編成”を言っているのに注

目しています。ボスとの共通点は、新潟県出身という事です。

  うーん...ボスが山奥の笹ヶ峰牧場で、父について朝露の中を歩き、ブナの巨木

を見上げ、ハシバミの実や山ブドウやアケビを取っていた頃...彼女はアメリカへ留

学していたのでしょうか...いえ、留学していたのは、ボスが英単語の1つも覚えな

がら、5キロの山道を、下の町の中学校まで通っていた頃でしょうか...

  ともかく、ボスとはまるで違う座標から、この日本を眺めて来たと思うのですが、頑

張ってほしいと思います...」

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