日本ロマンティック "ホラー" 街道
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 お休みの日にふとクリーニング屋さんに行かねば、と思った。 さらにこのままどこかへ行ってみようかと思った。目的地は 野反湖。群馬と長野の県境に位置するダム湖である。

 明らかに時間との勝負。思い立ったのは午後2時だから。 夕日を湖畔で眺める、というのが頭に思い描いていたイメージ。 したがって関越を使って時間を稼ぐことにする。しかし、迷いに迷って高速に乗れたのは 東松山。幸先の悪いスタートとなってしまった。しかも高速でノンビリ走っていると 後ろのセダンが赤色灯回したパトカーに化けた!焦って走行車線に引っ込む私。 スピーカーで「もう少しゆっくり走りなさい」と注意をしただけで 白セドリックは去って行った。あービックリした。 運が悪いんだか良いんだか。

 軽井沢ミーティングで記憶に新しい松井田妙義で高速を降り、軽井沢を通り過ぎてR146で北上 開始。高速を降りたのが既に5時近い。果たして日があるうちにたどり着けるか? ま、過程が重要なのだ。オープン走行で高原の気持ち良い空気を楽しめたが、雲行きが…進むに つれ道路は完全なウェット コンディションに。空もグレー一色…。霧雨程度なのだが、結局途中で幌を閉めた。 羽根尾付近でR144を経由してR292で草津方面に向かう。

 道の駅草津運動茶屋公園(なんて欲張りな名前)、 ここで始めて車を降りてみる。なかなか小奇麗な道の駅。コーヒーを飲んで小休止。
 ここで面白い1BOXカーを発見。明らかに「車に住んでいる」風な装備を備えている。 しかも札幌ナンバーだ!乗っているのは老夫婦っぽい。こうして全国の温泉を回って いるのであろうか…。トマト号で想像してみると…うーむ。(笑)


きれいな道の駅。
日本ロマンティック街道資料館なども併設。
既に7時20分前…。

 草津で立ち寄り温泉も頭をよぎったが、一抹の希望も残っていたので 先を急ぐことに。しかし、周囲はどんどん暗くなる…野反湖方面に向かう R405との分岐点に到着する頃にはすっかり真っ暗に。ここで本日の トライは終わったのであった。またトライするぞ!


これが分岐点の看板。残り15km…。
ここでデジカメのバッテリも切れた。

 帰り道を考えてみる。同じコースを逆戻りは遠回りだし、面白くない。六合村 役場付近から県道37号に入ればR353に行きつく。そうすれば関越の渋川伊香保IC までまっすぐだ!県道37号は日本ロマンティック街道の一部分である。 ちなみに日本ロマンティック街道はドイツのロマンティック街道に倣って設けられた 栃木は日光から群馬の志賀高原まで東西に走る一連の道路のこと。なかなか 響きは良いでしょ?

 しかし、この37号が曲者であった!タイトなコーナーが続く上に、道幅も 狭くペースを上げられない。しかも民家の明かりすらなく、いるのはフロント ガラスにビシバシ当たるデカイのみ!
 幸いにして私には霊感はないらしく、その手の怖い思いをしたことはないが、 車を止めて地図を見ていると、外にボーっとした人影が… ギャ〜〜〜(絹を割く悲鳴)、なんて 想像をしてしまうほど。

 このコース、東京都田無起点で走行距離400km程度。一日かけて回るのだったら お薦めのドライブコースである。 ただし、ロマンティック街道を夜間一人で走るのは止めた方が良い…。

オマケ:
帰りに高坂SA(上り)のレストランで食べた東松山味噌ダレピラフ。美味ナリ。


Last Update 2000.7.31

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