2/8(日)
今日は何をするか。特に決めていなかった。市電と熊本電鉄に乗ることは決めていたが、時刻表が手に入らなかったのでいきあたりばったりである。可能ならば三角線にも乗り、せっかくだから熊本城も見たい。しかし、16時の飛行機に乗らねばならず、空港へ行くバスの情報も手に入っていないので、正確な予定が組めない。少し不安である。
5時50分起床。ユースホステルだと相部屋なので、あまり早く起きるのは迷惑になるので気が引ける。しかし、私一人ならば遠慮は要らない。チェックアウト。水前寺から新水前寺に行き、水前寺駅通から市電に乗り込む。6時30分だが結構こんでいる。健軍町で降りる。一日乗車券500円を運転士から買ってから降りる。アーケードの商店街があるが、当然ながら店はしまっており閑散としている。
0710折り返しの上熊本駅行きに乗る。この市電はいつ乗っても混んでいる。市民の足となっていることがわかる。
上熊本に停まっている市電の車両。右の電車はパトカーの色に塗られ「交通安全」と書かれている。
上熊本駅では熊本電鉄が発車したばかりだった。しかたなく、駅の掲示などを見る。路線図を見るとわからないが、上熊本-北熊本の方が支線のような扱いで、御代志-藤崎宮前がメインの路線のようだ。
0820上熊本発の北熊本行きに乗る。昔の井の頭線のような車両。圧迫感があり、今の開放的な車両とは大違い。客は私とおばさんの計2人。北熊本は車庫があり、色々な車両があった。
元井の頭線の車両か?もしかすると、南海の車両かもしれない。
目が点。あれは、旧都営三田線用の6000系ではないか!私は大学の最寄り駅が都営三田線沿線だったので、毎日これに乗って通学していたのだった。大江戸線開通により、人員を大江戸線に振り分けるために三田線はワンマン化された。その際にワンマン対応でなかった6000系はお払い箱となり、全国各地、あるいは外国に売られていったのだ。以前秩父鉄道で見たことはある。しかし、まさか、ここ熊本で見るとは思っていなかった。
なつかしい元都営三田線の車両。右隣にはチョコレート色の旧型国電が。もしかすると、数年前まで鶴見線で走っていた電車かも。
こんなのも停まっていた。東急の電車に似ている。
御代志行きに乗る。なつかしい。もしかすると、この同じ車両に東京で乗ったことがあるかもしれない。しかし、ワンマン対応に改造され、運賃箱が設置されている。太陽の下での余生を送っている。なんだかもの悲しい。
御代志駅で、折り返しを待つ電車。元都営三田線用だが、一部が黄色く塗られていて、覆面レスラーを連想してしまった。
御代志駅では30分ほどで折り返し、藤崎宮前行きになる。携帯電話のジョルダンで調べると、ぎりぎり三角線に乗れそうだ。藤崎宮前から、市電の通町筋まで歩く。約10分ほど。市電で熊本駅前へ。ギリギリ三角線の発車の3分前に熊本駅に着いた。三角線の1006発三角行きに乗った。2両のディーゼル車。ワンマン車を2両つないでおり、トイレはない。右手に海が見える。今回は山ばかりだったので、最後に海が見られて良かった。
三角も海が見えて良い駅だったが、電池切れで写真を撮れず。不覚。折り返し列車で熊本に戻ったのは12時過ぎ。さあ、昼飯だ。熊本ラーメンの「こむらさき」本店へ。先ほどの藤崎宮前駅のすぐ近く。やはりうまい。初日のラーメンはまずかったが、あれに懲りずに食べて良かった。あとは駆け足で熊本城を見学し、交通センターから空港行きバスに乗り込んだ。
この交通センターだが、複雑怪奇。路線も乗り場も多く、事細かく色々な表示がある。これは地元の人でないと絶対に使いこなせないなあ、と韓国の光州のバスターミナルに行ったときの事を思い出した。
空港はなかなか綺麗。スカイネットアジア航空の早割で、16000円で羽田に帰ったのだった。