6.手足の動きと筋肉について
手を上げた時はたまご君戦法だ!
腕をばんざいしたとき肩の描き方がわからないという方、大丈夫だよ、とってもいい方法があるんだ。たまご君戦法を早速ためしてみようね。鉛筆持って上半身を描こう。そこで肩の所に左の絵のようにたまごを二つのっけてみよう。
今度は下の絵を見てね。後は腕をちょうどまん中に差し込むだけでオッケーだよ。ね、とっても簡単でしょ。とにかく描き写して感覚を掴もう。腕を上げた手を簡単に描ける方法だから必ず自分のものにしよう。
肩から上腕部にかけて
肩の簡単な描き方を理解したら、筋肉の動きやメカニズムを覚えよう。肩の三角筋から上腕部にかけて筋肉の付き方をじっくり観察しよう。自分のからだを鏡に写して確認だよ。大切なことだからお風呂に入った時とか目で覚える習慣もつけようね。
裸になって自分の腕を見てみよう。人間の腕は骨に薄く巻き付くように筋肉が重なりあっています。漫画のように極端に膨らんでいません。凹んでいるところさえあるんです。腕は棒のようにとらえ、その棒にほんの少し筋肉をつけてあげるだけでいいのです。自分の腕を鏡に写してよーく観察してみよう。
おちん座りを描こう!
足をたたんで座ると膝や足の筋肉はとても複雑でわかりにくくなり混乱するよね。大丈夫だよ、考え方を変えることだよ。ここでも重要なのは骨の部分なんだ。しっかり把握してから描いてみようね。
中腰で座る少し前のポーズだよ。ここで注目するところは大腿部と下腿部(ふくらはぎ)の部分の太さ「直径」なんだよ。中腰の状態ではまだ完全に太さを維持しているよ。
さあ、おちんしたよ。ここで注目するのは大腿部と下腿部のそれぞれの太さだよ。折り畳んだ接合面に対して筋肉が変型しだいたい大腿部だけの太さにまとまるよ。注意するのは折り曲げた時よくやるミスが大腿部と下腿部のそれぞれの太さをそのまま描いてしまうことなんだよ。意識して描くようにこころがけようね。