5.四角でいっぱいあそぼう!
身の回りのものを描いてみよう。
ここまで、四角という箱を使ってものを立体にとらえる実践をしてきたけれどどうかな、ある程度描けるようになったかな? 今度はここまでの実践を応用していろいろなものを描いてみようね。いつも自分が使用している身近なものを描こう。もちろんフリーハンドで、定規なんていらないよ、君の手だけで描くんだよ。

どんな複雑な形をしていても君の目はあらゆる形を簡単に置き換える事ができるはずなんだ。曲線も弧をえがいていても箱で処理してそこから細かく描いてクリアしていこうね。毎日学校で使ってる机だって四角の箱でしっかり土台をつくっておいたら簡単に描けるよ、大丈夫だよ。まわりにある四角いものを片っ端から描いて楽しもうね。

乗用車やトラックも挑戦してみよう。大丈夫、しっかり箱でとらえて描いたら綺麗に描けるからね。落ち着いて挑戦してみよう。ただ乗用車は窓の部分やボディがゆるやかな曲線を描いているのでなかなかむずかしいよ。でもね、2.3台描いたら慣れてくるよ。なんでも慣れることだよね。
フリーハンドで描く。
今回の更新で私はまったく定規を使っていません。すべて自分の手だけで描いております。訓練次第で完璧までもはいいませんが定規で引いたように描けるようになります。そしてそれも日頃絵を描いていく中であなたの強い味方となります。直線の習得を心掛けましょう。
「四角であそぼ」いかがでしたでしょか、楽しんでもらえたら嬉しいですよ。途中にも記しましたが「学習障害」というものがあるということから今回の更新を思いつきました。効果があるのかないのかわかりかねますし専門科でもないのにおこがましいのですが、小さい子供さんがたくさん絵を描いて想像する力を養う事はとても素晴らしい事だと思います。絵心は心や気持ちをゆたかにします、是非こどもさんといっしょにおかあさんも絵を描く事を楽しまれる事を願っております。もちろんいつもサイトを御覧になっていただいている方にも立体でものをとらえる課程は絵を描く範囲を広げる事はいうまでもありません。お茶とお菓子を横に置いて素敵な時間を過ごしてくださいね。今回も最後まで御覧いただきありがとうございました。  

                        中村

2005年3月1日更新