7.モンスターを創造するのは楽しいこと。
いろいろなモンスターたち
モンスターを描くには何が必要でしょうか。それは日常の中に素材がありあまるほど詰まっていてたくさんのヒントを提供してくれています。普段私達が何気なく通り過ぎているモノに足を止めてちょっぴり想像力を脹らませて観察してみましょう。物言わぬモノが面白い生き物に生まれ変わるかも知れません。そしてそれはとても楽しいことなのです。
身体の一部のひらめき
モンスターを描くきっかけは身体の何処の部分からでもいいのです。例えば手の一部だけだけど「こんな形の手があったら面白いだろうな」って思いついたらすぐに描き出してみる。そしてその身体の一部のイメージから全体の形を想像してみる。モンスターの細胞の一部がひらめいたらこまめにスケッチしてねかせてておきましょう。別の日にその続きを描けるひらめきがアイデアの泉から噴き出してくるかも知れません。
人物画が基盤のモンスター
このサイトは人を描くサイトですが、今回は「モンスターの描き方」の更新を致しました。そして強く感じた事があります。それは人物画の知識が非常に役に立ったということです。
あらゆる絵の分野に対応できて応用が効く人物画は基礎であり基本となります。人物画の効能をみなさんももっともっと味わう事ができる事を願っております。
終わりに・・・・
生物を作り出す行為は神様だけに許された特権なのかもしれません。しかし私達がしているのは紙の上での世界です。自然界にはまったく影響がない行為です。それぐらいなら神様も怒らないでしょう。それにこんな楽しいこと神様ばっかりずるいです。そう思いませんか?
皆様こんにちは、中村です。
「モンスターとイラストレーション」
いかがでしたでしょうか?
実は今回のテーマを更新するつもりはまったくありませんでした。なんといっても「人を描くサイト」なのですから。でもモンスターの描き方をしてみたいと以前からにおわすことをサイトに記していたところ皆様からは結構いい感触が来ていました。で今回これから新しい分野の描き方への足掛かりもかねて発表させていただく事になりました。実際更新ネタを描いててこんなに楽しかったのは今回がはじめてです。モンスターのアイデアが次から次へと沸き出してくるのです。ここに紹介しきれなかったモノが何点かあってとても残念です。皆様もこの面白さ、楽しさをそしてわくわくする感じを味わって下さい。モンスターはとても愛くるしく可愛いものです。時には恐くおそろしく、いろいろな表情をみせる彼等はとても魅力的です。こんな面白くて想像力を湧き立たせてくれる題材はありません。どうか楽しんでくださいませ。ここまで御覧戴いた皆様ありがとうございました。

  2004年3月11日更新・・・  中村でした。