3.たまごから創造するモンスター
身近にある簡単なものからはじめよう。
物事のはじまりはたまごの状態に例えられる事があるよね。
ここでは身近な食材たまごを使って遊んでみよう。たまごの形もちろん知ってるよね。初心者の方でも創造しやすいようにたまごからモンスターをつくりだしてみよう。
1.鉛筆でたまごを描いてみよう。
デッサンの基本はこのような簡単な図形を描き重ねる事にあるよね。球や楕円はその代表的なものだよ。綺麗に描けたかな?
みんな鉛筆使ってる?
楕円や曲線は鉛筆の方が綺麗に描けるよ。
2.たまごに顔と手足をくっつけてみよう。
手足をくっつけた左のたまごくんの絵を見比べてみよう。顔の位置、大きさを変えるだけで随分イメージや雰囲気が変わるでしょ。ここの時点で顔の位置や大きさによるイメージの変化を感じておこうね。
手足の位置や大きさ長さもいろいろ試して遊んでみよう。たまごという簡単なものから様々な形態をしていくプロセスを楽しんで欲しいんだ。絵を描くのが楽しいのはこうゆうことなんだよ。

3.たまごを戦士にしよう! (武器を考える。)
たまごに手足をつけたら武器をもたせてあげようね。そう「たまごの戦士」だよ。
戦士は何を持ってるかな? 14世紀あたりの欧州の戦士を思い出してみよう。
そんなに複雑に考えなくてもいいよ。まず剣、鎧や楯等思いついたらきりがないよね。
君だけの戦士を作るんだよ、わくわくするね。装備するものだけをスケッチしてみよう。
ま、こんな感じかな・・・・何か足りないような気もするけど次にすすもうね。あははは・・・あんましゲームやらないんで・・・・

4.たまごを戦士にしよう! (武器を装備する。)
とりあえずたまごに角をつけてみる。戦士なんだから強そうにしないとね。みんなは角をもっと増やしたりヘルメットをかぶせてあげたりしたり自由に描いてね。
自分で考えた武器をたまごくんにに右の挿し絵のように装備させてみよう。もちろん右の絵と同じにならなくていいよ。自分で想像して考えて描こう。自分で考える力を身につけようね。もっともっといろんな武器をつくりだして装備させて自分だけの戦士を描こう!
モンスターデザインの仕方について

モンスターや武器をデザインする時「どんなかんじたったかなー」って本をみたり映画を先に見たり参考にするのはよくないよ。なぜならどうしても参考にしたものと類似してしまうからなんだ。それは君の素晴らしいアイデアを消してしまう行為になってしまう。そんなのつまらないでしょ。だからデザインする時、先に紙の上に自分で考えてからはじめて映画や本を見て補正する形ですすめる事が肝心なんだよ。

5.モンスターにおける二足歩行と4本足について
モンスターを作るとき、人のように二足歩行型とライオンや虎のようにヨ4本足にするのか決定しなくてはいけません。どちらかといえば二足歩行型の方が作りやすいと考えられるね。想像の幅も広いんだ。なんといっても人の方が描きやすいもんね。でもたまには猛獣型のような絵も描いてあげてね。結構面白いからチャレンジしてみようね。
二足歩行型
4本足

人物画は最強。
左の挿し絵を見てみよう。人物とは程遠い形態をしていても全身の描き方で紹介した「ハート描き」が成り立っているよね。このようにどのような生物にもある程度ハート描きを意識して進めたらその絵は安定するよ。そして人物画の知識があればあらゆる生物に対応できる。だから人物画は素晴らしいんだ。

たまごという題材からここまでの課程、とてもおもしろいでしょ。武器や防具を考えてモンスターに装備していく楽しみを味わってね。防具や武器のデザインも君の想像力を創造に変えて紙に表現する。とても素敵な事なんだよ。