最初はていねいに描かないでまんがの目からはじめよう。サラサラっとね。
  • 人の顔を描いているとき無意識にもていねいにしてしまうのが目なんだよ。わたしたちが人とはなしをするときは相手の目を見てはなすよね。それはもう無意識にしてしまっていること。絵もおなじなんだ。人の絵が描いてあったら自然と目をみてしまうだろ。だからちょっと気合いを入れてすすめよう。でもだいじょうぶだよ。簡単に描ける方法があるんだ。
はっきりいって目を本物のように描くのはとってもむつかしいんだ。顔を描く練習も目だけで日が暮れてしまうかもしれない。そこで少し簡単なものにして慣らしてからすすめようと思うんだ。そのうち知らず知らずの間に目を描く技術は勝手に上がるから心配はしないでね。それじゃあ、えんぴつもって!
目を簡単に描けるようになろう!
横に線を引いて三等分してね。これは基本線だよ。
台形を二つ。
下にも逆さまに小さな台形を図のように描いて。
目を二つ入れてね。黒目の上の部分をすこしかかすくらいで描いてね。
最後に下のラインを整えてできあがり。ね、簡単でしょ。最初のうちはしばらくこの目で練習してね。何度も描いている間に血のかよった目を描くことが必ずできるようになるからね。
正面から描くのに慣れたらいろいろ角度をつけて描いてみよう。基本線を必ず先に描いてしようね。何回か描いているあいだに目のラインを自然に描けるようになるよ。