1 顔全体をイメージする
  • 顔の設計図を描いてみると新しい発見がみつかるよ!
目を閉じて顔の形を自分の頭の中にイメージし、コンピューターの3D画像のようにぐるっと一周してみよう。想像力をいっぱい使おうね。これは非常に大切なことだよ。
できればで結構ですが紙粘土等で顔の形をおおまかでいいので自分でつくっておきましょう。顔の絵を描く時、いつも横に置いておくとあらゆる角度の顔のイメージがすぐに把握できるのでとても役にたちますよ。私は顔の他、個別に鼻もつくってあってとても重宝しています。自分でつくると新しい発見があったり、より理解が深まるよ。造るのがめんどくさい方はおもちゃの人形の顔等利用できる物を探そうね。マネキンの頭がベスト。
スポーツ関連のテレビを見ている時、スキンヘッドの選手がいたらじっくり観察しよう。後頭部がとんがっているところやいろいろな角度の頭部をイメージして覚えよう。友だちや同僚の人たちと話をするときも正面から横顔に動く顔をアニメーションのようにじっくり観察してみよう。ただ誤解されないように、見つめ過ぎちゃだめだよ。きずかれないようにね、はは(汗)。

初心者の方にとって人の顔を描くのは容易ではありません。でも顔全体をいろいろなモノに置き換えて、いっしょにゆっくりと描きこなしていきましょう。考え方を変えて別の形でとらえていくと必ず光が見えてくるはずです。楽しく実践しましょうね。さあ、鉛筆持って!
向かって左側の顔が完成図だとしたら、右側の絵は顔を適当に分解したものです。こうゆう考え方をあなたの中に作っていきましょう。ただすべての顔のアングルにこの描き方が当てはまるというのではありません。いろいろな顔のアングルによって個人で描きやすい形ができていくモノなので 状況に合わせて描き替えができるように臨機応変に対応していこう。
(2008.6.10挿し絵描き直し)
顔を極端に簡単にして考えましょう。
いろいろな角度の顔が上手く描けないのは結局鼻や目の窪み等の凹凸を意識しすぎているからです。だから最初は箱を描いてみて方眼縦横のラインを引いてみたりして顔を描く道しるべを頭の中につくっておこう。さあ、えんぴつ持ってね。
  • 顔を描く前に軽くウォーミングアップ
立体の箱を描こう。もちろん定規を使わずフリーハンドでだよ。箱が完成したらそれぞれの面に方眼を入れようね。
今度は先きに描いた箱の角を削った物をつくってみよう。曲線と直線を使い分け顔を描く準備をそして感触を手になじませよう。
いろいろな角度の箱を描いて角を削り投影図をつくるつもりでラインを入れたりして自分で試してみよう。ただあまり丁寧に描く必要はないよ、肩の力を抜いてラフにさらさらっと描こうね。
絵のウォーミングアップはとても安心できる要素なんだよ。最初にこうゆうふうに考えたら簡単に描けるんだって思うことが大切だよ。
アップは終わったかな? さあ、次に進もうね