幼い頃、離れ離れになった母親の住所を調べるには

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2023.2.17mf更新

相談

私は26歳、夫も、子供もいます。私は、2歳の頃、両親が離婚し、父の元で育てられました。今、私は、離れ離れになった母親に会いたいと思っています。
母親は、自分の家庭があり、私を生んだことも、家族に言っていないそうです。 母親は、私に会いたくないかも知れないのです。しかし、私は、嫌な思いをしても、母に会いたいのです。
私は、今、母親になったからこそ、うやむやになっていることを、母親に話してもらいたいのです。離婚のとき、母は、私を、「施設に入れる」とまで言ったそうです。私は、母に子供に対する愛情があったのか、知りたいのです。離婚は親の問題です。子供が親に遠慮して、親に会えないなんて、考えられません。これは、私が、母になったからこそ思う疑問です。親は、真実を話す義務があると思います。今、幸せであれば、どうでもいいという問題ではないと思います。
母は、今、どこにいるか、わかりません。どうすれば会えますか。話だけでもしたいのです。 私立探偵に調査を依頼すると、見つけることができなくても、高額な手数料を支払わなくてはならないと聞いています。今の私には、それだけの経済力がありません。

回答

弁護士は、次のようにして母親の現住所を調べる方法を教えてくれました。
@まず、あなたの本籍(戸籍謄本に書いてあります)を調べ、生まれた時の戸籍謄本を取ります。
A次に、そこに母親の旧本籍が記載されていますので、母親の戸籍謄本を取り、本籍の移転を調べます。
B母親の現在の本籍がわかったら、その本籍で母親の戸籍の附票を取ります。戸籍の附票には、本人がその戸籍に入っている間の住民登録上の住所が全て記載されています。もちろん、母親の現住所も記載されています。
戸籍謄本は、郵便取寄せが可能です。
お母さんの意思が不明ですので、住所がわかったらお母さんに手紙を出したら、いかがですか。それなら、お母さんの生活を乱すこともないでしょう。
以上は、あなた自身でできると思います。難しいようでしたら、弁護士に頼んで下さい。費用はそれほどかからないでしょう。

*注意
附票が改製されると改製までの住所は「改製原附票」に記録されます。改製原附票の保存期間は改製から5年間です。従って、 改製されると古い住所は5年間で消えることにご注意ください。


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