依頼した弁護士がおかしい

河原崎法律事務所(ホーム)
2014.12.2mf
相談
実は、先日、東京の〇〇〇弁護士会所属の〇〇弁護士に私の金銭上のトラブルについて委任しましたが、今一つ不審な点が多く、信頼できません。巷では、良からぬ考えを持つ弁護士も多数存在すると聞いております。
しかしながら、そのような弁護士によって引き起こされたトラブルは、所属している弁護士会の方にも苦情が届いているのではいないでしょうか。〇〇弁護士について、取り敢えず、調べていただければ幸いと存じますが、如何なものでしょうか?

お答え
あなたの疑問内容が書いてなく、わかりませんので、一般的に説明します。
最近、 提携弁護士 等、弁護士が依頼者に迷惑をかけている事件があることは事実です。しかし、東京のように会員が多い弁護士会では懲戒処分を受けた弁護士を除き、そのようなことは他の会員弁護士にはわかりません。
あなたが弁護士に具体的な疑問をお持ちなら、その弁護士が所属する 弁護士会 に苦情の申出をして下さい(必ず事前に電話で予約する)。
その時点で、その弁護士について他の苦情申出の有無、紛議の申出の有無、懲戒の申出の有無、あるいは紛議、綱紀ないし懲戒事件の係属の有無が判明するでしょう。

弁護士会では、通常、苦情の申出があった場合、苦情処理委員が申出人の話をお聞きします。問題があれば、紛議の申出あるいは懲戒の申出など解決方法を申出人にご説明します。問題がない場合は、その旨申出人に説明します。どちらの場合でも、相手の弁護士には伝えません。
申出人が望めば、相手の弁護士に、「話し合って解決するように」と、伝えます。
従って、あなたが、苦情処理の申出をしても、相手の弁護士にはわかりませんので、ご安心下さい。
April 25,1999