Page Counter コンポーネントは、Web ページが開かれた回数を数えて表示する PageCounter オブジェクトを作成します。PageCounter オブジェクトは、一定の間隔でヒット数をテキスト ファイルに書き込み、サーバーがシャットダウンした場合でもデータが失われないようにします。Page Counter コンポーネントは、内部の Central Management オブジェクトを使用して、アプリケーション内の各ページが開かれた回数を記録します。
Server.CreateObject メソッドを使用してページ上に PageCounter オブジェクトのインスタンスが作成されると、その PageCounter オブジェクトは、指定された Web ページの現在のヒット数を Central Management オブジェクトから取得します。その後は、PageCounter オブジェクトが公開するメソッドでオブジェクトを操作できます。
Page Counter コンポーネントは、次のファイルを使用します。
ファイル名 | 説明 |
pagecnt.dll | Page Counter コンポーネントです。 |
ヒット数データ ファイル | Page Counter コンポーネントが現在のヒット数を保存するテキスト ファイルです。 |
Set oVar = Server.CreateObject( "MSWC.PageCounter" )
Page Counter は、オブジェクトがコンパイルまたは登録されるときに、レジストリにキー MSWC.PageCounter を追加します。このキーは HKEY_CLASSES_ROOT の下に追加され、次の名前付き値を含んでいます。
名前付き値 | 説明 |
File_Location | ヒット数データ ファイルのパスとファイル名を指定する文字列です。 The default filename is Hitcnt.cnt. This file is located in your Windows directory. |
Save_Count | ヒット数がどの値に達したらヒット数をヒット数データ ファイルに保存するかを指定する DWORD 値です。これは、ページごとのヒット数ではなく、総ヒット数であることに注意してください。既定値は 25 です。 |
Hits | 指定された URL が開かれた回数を表示します。 |
PageHit | ヒット数をインクリメントします。 |
Reset | 指定されたページのヒット数を 0 に設定します。 |
次の例は、PageCounter オブジェクトを使用してページの利用者数を記録し、10 人目の利用者に特別なメッセージを表示します。
--- PageCount.asp ---
<%
Set MyPageCounter = Server.CreateObject("MSWC.PageCounter")
HitMe = MyPageCounter.Hits
If HitMe = 10 Then
%>
You are the lucky 10th Customer!!! <BR>
<% Else %>
Sorry, you are customer #<%= HitMe %> <BR>
<% End If %>