概要
これは、IIS の構成を操作するために VBScript を ADSI (Active Directory Service Interfaces) と共に使用する、IIS の管理ユーティリティです。このスクリプトは、Windows スクリプティング ホストと共にインストールされる CScript を使って実行する必要があります。
用法
Cscript.exe adsutil.vbs COMMAND <path> [<param>...]
Cscript.exe adsutil.vbs COMMAND [<path> [<parameters>...]]
コマンド
GET Path | 選択されたパラメータを表示します。 |
SET Path Value | 新しい値を割り当てます。 |
ENUM path "/P" | パスのすべてのパラメータを列挙します。 /P - データを含めずにパスのみを列挙します。 |
ENUM_ALL "/P" | すべてのパラメータを列挙します。 /P - データを含めずにパスのみを列挙します。 |
DELETE path | パスまたはパラメータを削除します。 |
CREATE path [KeyType] | パスを作成し、そのパスに KeyType を割り当てます。 |
APPCREATEINPROC Path | インプロセス アプリケーションを作成します。 |
APPCREATEOUTPROC Path | アウト プロセス アプリケーションを作成します。 |
APPDELETE Path | 既存のアプリケーションを削除します。 |
APPUNLOAD Path | アウト プロセス アプリケーションをアンロードします。 |
APPGETSTATUS Path | アプリケーションのステータスを取得します。 |
FIND Path | パラメータが設定されているパスを検索します。 |
START_SERVER Path | サーバーを起動します。 |
STOP_SERVER Path | Web サイトを停止します。 |
PAUSE_SERVER Path | Web サイトを一時停止します。 |
CONTINUE_SERVER Path | Web サイトの一時停止を解除します。 |
HELP | 使用可能なすべてのコマンドを表示します。 |
注
adsutil SET w3svc/1/ServerComment "Web Server Number 1"
IIS スナップインを次に開くときには、Web サーバーの名前が "Web Server Number 1" と表示されます。
使用例
Cscript.exe adsutil.vbs GET W3SVC/1/ServerBindings -s:remotecomputer1
Cscript.exe adsutil.vbs SET W3SVC/1/ServerBindings ":81:"
Cscript.exe adsutil.vbs CREATE W3SVC/1/Root/MyVdir "IIsWebVirtualDir"
Cscript.exe adsutil.vbs START_SERVER W3SVC/1
Cscript.exe adsutil.vbs ENUM /P W3SVC