★通常、国会の審議は、あらかじめ議員から政府へ質問事項を投げかけ、回答を準備しておいて進められるのが一般的である。したがって回答にとまどうことは異例である。


(対事務局)

4月15日(木)参・国土・環境委

                 小川 勝也 君(民主)
 
(問2) これまで針葉樹林化を進めてきた森林の整備方針を見直すべきである旨,環境庁から相談を受けたことがあるか。
 
 
(答)
1 我が国の森林面積は約2,500万haであるが,第二次世 界大戦後,荒廃した林地の復旧や経済発展に伴う木材需要の増大への対応を図るため,スギ等の針葉樹を中心とした人工林を造成してきたところであり,平成7年には,人工林面積は,森林面積の約40%の1,040万haとなっている。

2 一方,森林資源整備の目標については,昭和41年に初めて策定された森林資源基本計画では,人工林の整備目標を1,342万haとしていたが,その後数次の改定においては,国民の森林に対する多様な要請等を踏まえた形での見直しを行ってきたところである。この結果,平成8年に策定された現行の計画においては,主としてスギ等の人工林からなる単層林の整備目標を888万haと縮小する一方,複層林や天然林の整備目標を1,634万haとしているところである。

3 このような森林整備の方針については,これまでも環境庁と十分に協議してきたところであり,今後とも連携を図って参りたい。

(林野庁計画課作成)


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