略語解説
用語よみがな解説
一丁いっちょう和装本のページ数
裏打うらうち古地図や刷物の保護のため、裏側に同サイズの紙を貼り付けた物
A5版えーごばん148X210 専門書に多い
A4版えーよんばん210X297 メンズクラブ・写楽などの大きさ
A6版えーろくばん105X148 文庫本の大きさ
大本おおぼん和装本のサイズ
おび帯付きの本
折込おりこみ本体以外に別紙がある
折畳おりたたみ地図等の1枚物を折り畳んだ状態
折帖・折本おれちょう蛇腹折りになった和本・洋本
改装・補修かいそうほしゅう痛んだ本を人の手により直された本
替糸かえいと和装本の綴じ糸が元の物ではない
カケかけ一部分が欠損していること。「背カケ」「カバー少カケ」など
カバ(カ)かばカバー付きの略
かん完結(すべて揃っている)
官版かんぱん今で云うところの政府が発行した物
菊判きくばん四六判より少し大きい
キズきず帯や本の背、カバーなど、主に局部的に見られる傷
記名きめい以前の所有者による、自分の名前の書き込みのこと
クロスくろす本の表紙など装丁に用いられる布
月報げっぽう次回配本の内容が書かれた冊子
原装げんそう最初に出版された装訂
子虫こむし和装本の虫食いを表す(小虫・少虫・虫喰多 等)
朱線しゅせん朱色で書かれてある
しょ初版(第1版第1刷)の略
署名しょめい著者などのサイン。
四六判しろくばん最も一般的なハードカバーのサイズ
スレすれカバーの印刷や装丁部分などがこすれることでかすれ、不鮮明になっている状態
図版ずはん挿絵、写真、解説図、地図など文字以外のものの総称。
線引・書込せんびき鉛筆で線や文字が書きまれている
蔵印ぞういん所有者による、自分の印が押された物
畳入たたみいり和装本の表紙等に畳の縁のような物を施してある
タトウたとう書物の損傷を防ぐために、包むもののこと。
タレたれ長期間本棚で斜めに保管されていてその形になってしまっている
台紙貼付だいしはりつけ一枚物等を取り外しやすいように別の厚紙に糊付けした物
題箋だいせん和装本の題名(タイトル)を書いた物
帙入ちついり和装本等を保護するためについてるカバーのような物
追善栞ついぜんしおり死者の冥福を祈るために作家の遺族が出版の時につける栞
痛・疲(背痛)つう主に年月経過のために、あまりよくないこと
天金てんきん本体上部(天)に金粉を塗ってある本(総金・三方金)
はこハードカバー付き
裸本はだかぼん本来カバーや函(箱)などがあったのに、今は何もない本。
半紙横はんしよこ和装本のサイズで半紙本を横とじしたもの
特に問題のない美しい本(美・美本・極美 等)
B5版びーごばん182X257 絵本、週刊誌などの大きさ
B40びーよんじゅう106X173 新書刊と呼ばれるものの大きさ
B4版びーよんばん257X364 アサヒグラフ、毎日グラフなどの大きさ
B6版びーろくばん128X182 書籍、単行本(小説類)の大きさ
袋付ふくろつき絵はがき等、枚数のある物や地図等に付いてる袋
墨署ぼくしょ墨で著者が署名した物(ペン署・マジック署 等)
ムレむれ湿気でむれた状態
ムレ・水くいむれ・みずくい湿気や水分が入って本がふやけたりページが波打っている状態
木版刷りもくはんずり浮世絵や錦紙等を木の版で刷った物
元帯もとおび1番はじめに出版された時の帯
元版もとばん新装版や改訂版などに対して、最初の版の意味。
元パラ・セロもとぱら出版時にもともと付いていたパラフィンやセロファン。
ヤケやけ日にあたって褪色したり、タバコのヤニなどで変色した状態。
大和綴りやまとつづり綴り方の種類
汚れよごれ汚れ有り
落帖らくちょうページが抜けて無くなっている
乱帖らんちょうページは有るが抜けている
ワレわれ本の中で割れている箇所がある