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今後の展開について

1.IT講習会との関連

 第1回のパソコン自分史講座は2001年3月に終了しました。引き続き第2回・第3回・・を継続開催する予定でしたが、しばらく休講する ことにしました。
 当時の森内閣は日本新生プランを基本政策として掲げ、その中でIT革命が大きく位置づけられました。これは予想していなかった事態です。20人クラス、12時間でパソコンの基本操作からワープロソフトによる文書作成、インターネットの利用やメールの送受信までを習得させるというのです。情報弱者の高齢者たちにとってIT講習は、かなりハードなカリキュラムと言えるでしょう。
 インフォメーション・テクノロジーなどという横文字に怖じ気づいて申込をしなかった人、受講したけれど理解できずに中途半端に終わった人、そのようなIT講習から落ちこぼれた人たちを対象に自分史講座を再開したいと考えています。 

2.高齢者専用の講習会場

 IT講習の動向を見守って休講していた1年間に学校のパソコン環境も変わりました。NECのmateに、WindowsはMeに、1校あたりの台数も11台から21台に増えています。この新しいパソコン室を利用して再開することも考えていたのですが、高齢者向けの常設会場を設置する方向で区当局と交渉を進めることにしました。
 税金で購入したIT講習用のパソコンを2002年度以降どのように活用するかについては、各自治体がそれぞれの構想を持っているだろうと思います。その中の何台かを高齢者施設に常置して継続的に講座を開催する、運営についてはパソコンボランティアグループが受託する、という方向でほぼ合意が得られる段階になりました。
 電子政府・電子都庁・電子区役所の現実のスケジュールとして具体化されつつあります。住民のデジタルデバイド解消も必要に迫られています。このような状況の中で、行政とボランティアのパートナーシップを実現したいものです。

3.受講生からサポート側に

 第1期の自分史講習参加者に対しては、その後もフォローアップを続けています。社会教育会館のパソコンで補講を行ったり、パソコン購入についての相談、自宅への訪問サポート、、など。
 この8人が第2期以降ではサポーターとして参画する予定です。高齢者を教えるには、同世代の高齢者が最適任なのです。教えることで更に理解が深まることでしょう。
 新しい会場は2002年10月にオープンする予定です。当初は自分史講座でスタートしますが、2003年4月にはインターネット接続を予定しているので「IT講習・高齢者版」も始めたいと考えています。政府主導では20人クラス・12時間で、20歳以上という条件だけでした。高齢者も同じカリキュラムでした。ぱそぼら板橋の高齢者バージョンでは、8人クラス・18時間ぐらいにしたいですね。

 今後の計画進行状況については、このサイトでお知らせしたいと考えています。各地シニアネットの皆さんからのご指導・ご助言をよろしくお願いします。



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