ヤーマチカ通信 No.35

残暑お見舞&読者近況特集(後編) 1998年8月16日号

(* HTML編集者注:流石に「読者近況」の本体は載せません。今回も4面中3面が読者近況報告です。従って、HTMLにするのは1面のみです。 *)

東京では8月2日にようやく梅雨明け宣言。暦の上では「暑中お見舞い」と言えるのはたった1週間になってしまいました。私は自宅のクーラーが不調で、汗だくの夏です。前号でご心配をかけましたが、モスクワからの書籍類小包は、その後、7/18に2個、7/28に残り10個が届き、なんとか全部海を越えてきてくれて、ホッとしました。モスクワへの出発前には各所で「行ってらっしゃいコンサート」を催していただきましたが、この6月と7月に京都と市川で「帰ってきましたコンサート」を行い、東京では、8月22日(土)14:30から新宿のシャンソニエ「シャンパーニュ」(厚生年金会館向い)で「ただいま! ロシア報告トーク・コンサート」(1ドリンク付3500円)。そして17:30からはからは近くのスナック「ふく」に場所を移して、ビールなど酌み交わしながら語り合う「ヤーマチカ読者交流の夕べ」(参加費3000円)を企画いたしました。東京方面の方、どうぞいらして下さいネ。

定例ライブハウスや久しぶりの朝日カルチャーセンターの仕事のほか、9月には早稲田大学と天理大学でロシア文化とコミュニケーション論の集中講義を担当することになりました。非常勤講師は'88年の札幌大学以来です。若者たちに、私のささやかな体験や見聞をしっかり伝えたい、とワクワクしています。そして10月には、モスクワ芸術座百周年に合わせて、再び海を越えます。半年ぶりのモスクワ報告を楽しみにしていて下さい!


W杯

テレビ観戦で思いきり楽しみました。ゲームはとびきり面白いし、選手や観客の手放しの喜怒哀楽の表情を見ているだけで嬉しくなった。

経済や技術が得手な国と、サッカーで我がもの顔の国々が一致しないというのも痛快だった。子供の世界も、こんなふうに主役が場面場面で入れ替わるのがイイナ。

私はチリ・チームがお気に入りでした。日本チームの試合は第一戦だけしか見なかったGKは素敵だったけど、ゲームとしては、まだつまらないというだけのこと。それより、見ていて、きまり悪くなった。のべつまくなしの「日本チャチャチャ」が試合の進行と合っていない。7千円のチケットを30万円で買っちゃいけない。

国歌は「さくらさくら」が良いと思うヨ


追悼 秋野豊さん

日本のテレビニュースって、前からこんなに国内ニュースばっかりだったっけ? 外国のニュースをどんどん衛星放送に追いやったのは、チューナを買わせる陰謀からだってホント?

事故報道でも「邦人犠牲者」の有無だけが注目されるのは以前からだったよネ? 日本が平和なのはイイ。素敵なことだ。でも同時代を生きているのだもの、今、地球上で何が起きているか、感じとっていなけりゃヤパいんじゃないの?

ロシアのTVニュースは8割がた国際ニュースで、「世界の中の私なんだ」って、身がひきしまるよ。タジキスタンでのテロは三日をあけず起きていた。秋野さんは専門家だから、知ってたはずだし、日本の皆さんもそれを承知の上でなければ、秋野さんがかわいそ過ぎる。

一足先に逝かれた方々へ感謝をこめて

前号にひきつづき、今号も読者の方々からの当初をご紹介させていただいていますが、一方、私が日本を留守にしたたった二年の間に去って行ってしまわれた読者や友の多さに粛然といたします。

(HTML編集者注:ここに10人のファン、友人、音楽家の名が挙げられていますが、Webで公開する種類のものか疑問に思い、当ファイルには含めません)

そして友人やファン5人の方が、40代〜60代前半の伴侶を亡くされていました。

健康でいることも今こうして生きていることも、偶然に過ぎない、という気がいたします。私たちよりほんの少し先に逝かれた方々のあたたかい思い出に感謝し、ご冥福をお祈りします。


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Original by Shigemi Yamanouchi, (C) 1998
Last Update : 13, Sep., 1998
by The Creative CAT, 1996-