牡丹の手入れでよくある質問(FAQ)
皆さんから、よくメールで質問があります。ご参考までに代表的なものをまとめて掲載しました。ご参考になれば幸いです。 ただ、私は30年来牡丹を育てていますが、専門家ではありません。あくまでも私の経験と、専門家から伺ったお話、参考書などから得た知識でお答えしています。 |
植え替え
最近牡丹の苗木を手に入れましたが、手入れの仕方がわからず困っています。基本的な手入れの仕方を教えていただけませんでしょうか? (ともさん) |
お庭が有れば、庭植えが一番です。日当たりと水はけのいい場所を選び、30〜50センチ位の穴を掘り、バケツ半分くらいの腐葉土や堆肥を敷き詰め5〜10センチ位の覆土をして植付けます。 鉢植えにする場合でしたら、出来れば少し大きめの鉢(9号:27cmか10号:30cm)が良いと思います。ぼたんの自根を生やすのが狙いです。 基本は赤玉土6:完熟腐葉土4。 庭土を使う場合は用土の排水性によって混合が変ります。粘土質であれば完熟腐葉土やもみがらくん炭(もみがら=脱穀した稲の殻)を大目に混合してやります。 |
花芽が二つついた牡丹の鉢をいただきました。 |
今年は「浅めのプラスチック鉢」のままが安全です。 |
寒牡丹の苗木が欲しいのですが、どこで購入できるのでしょうか教えてください。 |
春に咲くぼたんの苗木は、10月〜2月ごろ、一般にどこの園芸店でも扱っていますが、寒牡丹の苗木はそうでもないようです。少し大きめの花屋さんや苗木を扱っているホームセンターに入荷する場合がありますから時期になったら覗いてみてください。寒牡丹(冬ぼたん)の咲く有名なぼたん園では期間中苗木を販売している場合があります。例えば、東京上野の「東照宮ぼたん園」では売店においてあります。 最近は、通信販売またはインターネットからも注文することが出来ます。 |
鉢植えぼたんは寿命が短いとよく聞きますがどうしてですか? |
園芸店で販売している苗木や鉢植えのぼたんは、芍薬の台木にぼたんを接木したものです。 ![]() この台木の芍薬の根は細菌による「根黒斑病」に感染している可能性がある。主根の表面部分に黒い斑点があり、先端が腐敗している。感染している苗木は多湿、極端な多肥、未成熟堆肥などにより助長されるらしい。この菌は土壌中に数年間生息するので土からも感染する。 発見したら、ベンレート水和剤50倍液に10分間苗基部を浸漬して消毒。古い用土は廃棄し新しい用土に植え替える。 |
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