Gonzui Graphic Japan (G.G.J)     −ごんずい写真館 −
紀州で見たおさかなたち −11−

紀州・串本で見たおさかなたちの写真です。黒潮の恵みをより強く受け、
伊豆よりも更に南方系のおさかなたちと遭遇できる可能性を秘めた海・・・


イシガキダイ  <クチジロです

    イシダイ科     学名:Oplegnathus punctatus

    本州中部以南、南シナ海

   伊豆にも多い魚で釣り人にも有名なイシガキダイ。
   大きく老成魚になると口の周りが白くなる事から、
   クチジロとも呼ばれます。仲間のイシダイはその逆。
   シロでなくクロです。写真を見ての如く、口はとても
  硬くて少しおっかない感じ。

  撮影地串本住崎  水深16m  
   
 
 


テングダイ  <天狗になるのも良かろう>

   カワビシャ科     学名:Evistias acutirostris

    本州中部九州、小笠原諸島、ハワイ諸島、
    オーストラリア南東部、ニュージーランド北部

   黄色と黒のシマシマ、天狗の様ににょきっと突き
   出た口とアゴヒゲが特徴の魚で、迫力があります。
   水温が低い時期の方が遭遇率が高い模様ですが、
   ダイビングを始めた直後に八丈島で感動した古い
   記憶から、南国のイメージが強いです。日本人は
   鼻を高くしている事に妙に自省する傾向あるけど
   たまには天狗も良いのでは?と思うのは変?

  撮影地串本住崎  水深18m  



キホシスズメダイ 串本外洋の定番

   スズメダイ科     学名:Chromis flavomaculata

    伊豆半島、小笠原諸島以南、台湾、サンゴ海

   串本に通い始めて10年以上になるけど、最初に
   潜った頃から外洋エリアでは特にこの魚の印象が
   強いですね。潮どうしの良い壁に沿って群れる姿、
   ある意味、『顔』かも。

  撮影地串本島廻り  水深15m  
 
 
 

 



クマノミ お待たせし過ぎました・・・

   スズメダイ科     学名:Amphiprion clarkii

    千葉県以南、インド・太平洋域、ペルシャ湾

   このHP開設(1997年)以来、水中写真のGGJも
   長寿になりましたが、何故かクマノミの写真が掲載
   されていませんでした。恐らく今まで写真に撮った
   生物の中で5本の指に入る多さだと思うのですが
   クマノミさん、ゴメンナサイ・・・。日本のクマノミの
   スタンダードで数も多くいますが、何故か潜る度に
   ファインダーを覗いてしまう不思議な魅力の魚です。

  撮影地串本グラスワールド  水深17m