Gonzui Graphic Japan (G.G.J)     −ごんずい写真館 −
伊豆で見た幼魚ちゃん−2−

伊豆には黒潮に乗って南方系の魚たち(=俗に死滅回遊魚)が
現れます。そんな幼魚ちゃんたちの写真を集めてみました。


モンツキハギ(幼) 最初はキイロハギかと思いますた

 
   ニザダイ科     学名:Acanthurus olivaceus
 
  伊豆半島以南、東インド洋、オセアニア、
                                               マリアナ諸島

   大人になると全身は灰色になり、目の後ろの一部だけ
   黄色が残るのですが、幼い頃は全身が真っ黄色一色。
   最初、キイロハギかな?と思いましたが、体高や、この
   写真でもはっきり判る体半分の色が濃いのが何よりの
   証拠です。

  撮影地:大瀬崎・先端  水深5m
 
 



ヒメテングハギ(幼)   <天狗になる前です>

   ニザダイ科     学名: Naso annulatus

   相模湾以南、インド・太平洋

    テングハギの仲間は正に天狗の様な鼻ではないの
    ですが、角が額から伸びているのが特徴です。でも
    それは大人になってからなんですね。幼魚の頃には
    全く角が出ていません。『天狗になる』と言う言葉は
    いい意味では使われませんが、彼らは生存競争を
    勝ち抜いて、天狗になららければいけないんですね。
 
    撮影地:大瀬崎・先端  水深10m