Gonzui Graphic Japan (G.G.J)     −ごんずい写真館 −
紀州で見たおさかなたち −4−

紀州・串本で見たおさかなたちの写真です。黒潮の恵みをより強く受け、
伊豆よりも更に南方系のおさかなたちと遭遇できる可能性を秘めた海・・・


アザハタ 堂々たる態度

   ハタ     学名:Cephalopholis sonnerati

    南日本、インド・西太平洋域

   クロホシイシモチの群れの中で堂々としている大きな
   お魚がアザハタです。大きさは60〜70センチ近くも
   ある個体でしたが、近づいても全く逃げるそぶりもなく
   自らの捕食を淡々と狙っていました。茶褐色の体に
   アザの様な模様があります。

  撮影地串本アンドの鼻  水深16m
 
 

 

      ← マクロ・レンズしか持っていなかったので思わず
          お目めのアップ写真なぞ撮ってしまいました。
          この写真だけ見てアザハタと言える人はかなりの
          お魚通の人でしょう・・・
 
 
        撮影地串本アンドの鼻  水深16m
 
 


カモハラトラギス ちょいと珍しいらしい

   トラギス科     学名:Parapercis kamoharai

    三宅島、和歌山県〜台湾

   トラギス君の仲間はカメラを向けてもこっちを向いて
   くれるイイ子ちゃん。しかも、ちょいと愛くるしい姿も
   いいですネ。このカモハラトラギス、砂地でじぃ〜と
   僕を見ていたので思わずシャッターを切ってしまい
   ました。やや希種の様です。

  撮影地アンドの鼻  水深18m
 
 
 



 クサハゼ   <肝心のボディが・・・ちょっとリベンジ>

   ハゼ科     学名: Vanderhorsita mertensi
 
   千葉県〜琉球列島、小笠原諸島、紅海

   クサハゼって体が妙にキレイなんだよね。でも巣穴
   から出てくれないので肝心の黄色とコバルトブルーの
   奇麗なボディが紹介できないのが残念・・・ リベンジ
    していい写真を撮りたいと思ってます。
 
    撮影地:串本・アンド鼻  水深18m
 
 

 

 
   ← 後日サンビラで撮影したのが左の写真。今度は側面から
        撮影出来たので、ボディの色彩は前よりはっきりと写って
        いるでしょ。ちょっとリベンジしたかな・・・
 
 
    撮影地:サンビラ  水深15m
 

 

 
   ← で、更に拡大したのが左の写真。ようやくコバルトブルーの色彩が
       確認出来ると思います。しっかしクサハゼって奇麗な魚なのに生息
       域は泥状の、お世辞にも奇麗と言えない場所なのが残念です。
 
    撮影地:サンビラ  水深15m
 
 



 ハナアナゴ   <お尻からスルリ>

   アナゴ科     学名: Ariosoma anagoides
 
   神奈川県以南、東シナ海、東インド諸島

   アナゴの仲間は普段は大抵は砂の中に潜んでいて
   顔だけひょこりと出しています。アナゴ界では有名な
   話だけど、砂に潜る時は器用にお尻からスルスルッと
   潜っていくんです。
 
    撮影地:串本・サンビラ  水深18m
 
 
 
 



 オハグロベラ   <地味、ひたすら地味>

   ベラ科     学名: Pteragogus flagellifer
 
   佐渡、千葉県及び島根県以南、インド・西太平洋

   地味ですなぁ〜。僕はベラの写真をあまり撮らないの
   ですが、よりによってこんな地味なベラの写真を撮って
    しまうとは・・・ 何故にベラを好きではないかと言うと
    あまりに種類が多く、しかも個体識別が難しいから。
 
    撮影地:串本・サンビラ  水深14m