琉球列島、インド・太平洋域
ハナダイの仲間は美しい魚・・・ このケラマハナダイの
幼魚は尾ビレに朱色のワンポイントがあるのが特徴。
成魚になると尾ビレは扇状の面白い形になるんですが
幼魚ステージのこの特徴も印象的でイイですネ。
撮影地:串本・備前
水深14m
ちょっと成長した姿はこんな感じ。串本では性転換後の完全な
オスを見る機会は非常に少ないです。けど、通年見られる生物
なので、繁殖はしているのは確実。どうやら深場に行くとオスが
見られるらしいのですが、未だ写真には収めていません。
でもこのハナダイはやっぱり幼魚ステージが一番綺麗なんじゃ
ないかなぁ・・・
撮影地:串本・アンドの鼻
水深20m
相模湾〜台湾
強烈!そんな一言が似合うイカ、それがハナイカです。
写真では残念ながら威嚇する時の全身の色彩変化が
判りませんが、黄色(写真で足に見えている色)と小豆
(あずき)色に変化して激しく威嚇します。うぅ〜強烈!
撮影地:串本・備前
水深18m
北海道〜沖縄諸島
マクロ写真ばかり撮っているとサメの様な大型魚類を
紹介する機会が少ないのです・・・ で、このカスザメ
ですが、全長は1m近く。砂に完全に潜っていました。
丁寧に砂を掃ってやると全身の姿を現しました。外見
エイみたいですが、サメの仲間です。口を開くと立派な
歯があり、油断しない方が無難。学名に『japonica』と
ありますが、英名もJapanese angel sharkと言います。
エンジェルって何じゃい!
撮影地:串本・アンドの鼻
水深22m
遠目でははっきり判りませんが、意外と可愛い目をしています。
これが目のアップ写真。
砂を掃うと、嫌がる様に再び体を揺すって砂をかけていました。
昼間はこうしているのでしょうが、夜には活動的になるのだと
思います。
撮影地:串本・アンドの鼻
水深22m
南シナ海のアモイ〜東シナ海、北海道南部までの
日本列島各地
ダイビングって新鮮・・・ 十年以上も潜り続けながら、
初めてお目にかかったコモンカスベというレアモノの
エイです。背中に目玉の様な2つの模様があるのが
特徴。あまり大型ではなく、40cmくらいの個体で、
寒い(17℃)水温の為か、じっとしていました。
撮影地:串本・アンドの鼻
水深20m
正面からのショットはこんな感じ。背中の模様もさながら、吻(フン)と
言う、体の先端部分が半透明なのも特徴の1つです。
海の生物の多さには圧倒されるものがありますが、ダイビングで遭遇
しているモノなんて氷山の一角でしか無い事を痛感しますネ。
撮影地:串本・アンドの鼻
水深20m
南日本、インド・太平洋域
カエルアンコウの仲間はカラー・バリエーションが豊富。
このイロカエルアンコウも白い個体ですが、黒やら黄色
やら、とにかく沢山います。カイメンに擬態しているつもり
なのでしょうが、真っ白なので結構目立ってるし・・・。
大きくなると10cmを超える種類ですが、写真の個体は
未だ2cmくらいの子供。岩陰に隠れてじっとしてました。
撮影地:串本・島廻り
水深18m
伊豆半島、伊豆大島、八丈島、紀伊半島以南、
インド・西太平洋海域
やっと撮れました!ヘタこくと数年に一度しか出現
しないと言われるレアモノです。しかも容姿は名前の
如く、ボロボロの状態で海草そっくりなので探すのは
大変そのものです。 しかし生物の進化とは恐ろしい
もので、ここまでくると芸術の域とも思えます。さあ、
次に出会えるのは何年後か?
撮影地:串本・備前
水深15m