Gonzui Graphic Japan (G.G.J)     −ごんずい写真館 −
紀州で見た強烈な生物たち −1−

恐るべき串本!あくまでも南国を主張する海で見た、とことん強烈な
生物たちの写真です。実際に潜り始めて噂以上に凄い海なのです。


オオモンカエルアンコウ  <化け物的な素顔だけど超人気> 2003/11の生物  2009/9の生物

   カエルアンコウ     学名:Antennarius commersoni

    南日本  インド・太平洋域  東部太平洋の熱帯域

   この魚、オオモンカエルアンコウという世にも奇妙なお魚。
   カエルアンコウの仲間の大型種で、この個体は大きさが
   30cm以上もある大きなもの。岩に擬態して、体の表面
   にはサイケな模様まであります。

  撮影地串本島廻り  水深15m
 

 
 
 



クマドリカエルアンコウ   <カエルアンコウ最強のアイドル> 2003/2の生物

   カエルアンコウ科     学名: Antennarius maculatus

   南日本、インド・西太平洋域

    きゃ〜、これがカエルアンコウの仲間の中で最も人気の
    クマドリカエルアンコウ。本州で見つかるのは多くが2〜
    3cmの小さな個体なので出会った時はその喜びも更に
    大きいのです。鮮やかな色彩が見事。
 
    撮影地:串本・グラス・ワールド  水深15m
 
 
 
 



 ハナゴンベ   <幼魚ステージはより美しく!> 2003/8の生物  2007/4の生物

   ハタ科     学名: Pietcropomus leopardus
 
   伊豆諸島、琉球列島、西部太平洋

   名前はゴンベでも立派なハナダイの仲間です。とても
   美しいお魚で、特に4〜5cm位のこの幼魚ステージの
   頃はとても僕を魅了させています。はっきり言って好き
   です(ポッ)・・・ 成魚は深場を好むみたいなのですが、
   幼魚の頃は比較的浅い水深で見る事が出来ます。
 

    撮影地:串本・グラス・ワールド  水深15m

 
 

     岩がオーバーハングした陰などの場所を好み、いつも
     体の腹側を岩の方に向けて泳いでいます。ハナダイの
     仲間は雌雄の体色変化が(とは言っても優勢な雌が
     雄に性転換するのだが・・・)大きいのですが、こいつは
     明瞭な雌雄差が見られないみたいです。

     撮影地:串本・グラス・ワールド  水深15m
 
 



 コウワンテグリ   <串本の底力を見たマニア魚>

   ネズッポ科     学名: Neosynchiropus ocellatus
 
   南日本太平洋側  インド・西太平洋

   噂には聞いていたけど、串本にはオタク系のお魚が
   いっぱいいます。その1つがこのコウワンテグリという
   ちょこまか動く魚。コチに近い種類なのですが、色彩は
  非常にカラフルです。写真派のオタク系ダイバーには
   アイドル的な存在なのかも・・・
 
    撮影地:串本・島廻り  水深7m
 



 キンチャクガニ   <海のチアガール>

   オウギガニ科     学名: Lybia tessellata

    琉球諸島以南 インド洋 西太平洋

   海の中には不思議で愉快な生物がいっぱい。この
   キンチャクガニはハサミに毒を持つイソギンチャクを
   付けて近づく外敵に振りかざし威嚇するという世にも
   恐ろしい技を持ったカニ。イソギンチャクがポンポン
   みたいなので海のチアガールの愛称があります。
   で、この個体はよく見ると片方しかイソギンチャクを
   持っていないという少しマヌケな図。
 
    撮影地:串本・島廻り  水深10m
 
 



 フリソデエビ   <ヒトデが大好物のレアなヤツ> 2004/1の生物

   ヨコシマエビ科     学名: Hymenocera picta
 
   本州中部以南  インド洋 西太平洋

   この変テコな格好をしたエビ、振り袖を着ている様に
   見える事からフリソデエビという名が付いています。
  小さく可愛いエビなのですが、意外にも食欲は旺盛。
   ヒトデをむしり取って食べます。  ・・・奇麗な姿には
   ご用心(人間界も同じ)。
 
    撮影地:串本・島廻り  水深13m