Gonzui Graphic Japan (G.G.J)     −ごんずい写真館 −
伊豆で見られる魚以外の生物−2−

何も海には魚ばかりではありません。伊豆で良く見られる魚以外の生物を集めてみました。


トラフカラッパ  <『ウププ』という表現がぴったり>

   カラッパ科     学名:Calappa lophos
 
  東京湾以南  インド洋西部まで

   これこれ、これが大好きなトラフカラッパという変な
   カニ。大きく平ったい手(ハサミ)でいつも顔を隠して
   いる姿が、『ウププ』と言っている様でおもしろいです。
   普段は砂の中に潜って隠れていますが夜になると
   出てきます。

  撮影地:大瀬崎・湾内  水深15m
 
 



ツノナガコブシガニ  <砂の中に潜る姿がいじらしい>

   コブシガニ科     学名: Leusosia anatum

   房総半島および秋田県以南 インド洋中部まで

    このツノナガコブシガニも日中は砂の中に潜って
   潜んでいますが、夜になると外に出ます。ちょっかい
   出すとすぐ体をウリウリさせて、おしりから砂の中に
   逃げようとします。何ともいじらしい姿です。

    撮影地:大瀬崎・湾内  水深12m
 
 
 



 スナダコ  <貝が大好きなボク>

   マダコ科     学名: Octopus aegina
 
   本州中部以南  西太平洋

   タコは貝が大好物。だからタコの住処を見つけるのは
   意外にも簡単なのですよ。だって穴の入り口に貝殻を
   散らかしてるんだもん・・・ 大瀬のナイトダイブは本当に
   スナダコが多く、貝を捕まえて食べているシーンがよく
   見られます。

    撮影地:大瀬崎・湾内  水深10m
 
 


 

    ← 大好きな2枚貝を襲うスナダコ

    撮影地:大瀬崎・湾内  水深10m
 
 
 

 



アカホシカクレエビ 最近流行りのマクロなヤツ>  2005/10の生物

   テナガエビ     学名:Periclimenes boltbuisi
 
  相模湾以南  南太平洋  インド洋東部

   マクロ派全盛の昨今、カクレエビの仲間はたいそうな
   人気。このアカホシカクレビはイソギンチャクの仲間に
   隠れている奇麗なエビです。体は透明でスケスケ。
   体に赤い点々が星の様にある事から名前が付いて
   います。

  撮影地:大瀬崎・先端  水深35m
 
 
 



ウスユキミノガイ超・驚きの泳ぐ貝なのだ

   ミノガイ     学名:Limaria hirasei
 
  房総半島〜九州

   これ見てビックリしたね〜。二枚貝なのに見事に
   泳ぐ姿は有名なホタテを圧倒する動きです。しかも
   長く延びた外套膜触手を振り乱して泳ぐので見てて
   飽きないです。石の隙間に隠れているところを師匠
   である246河野さんがほじくり出しました。

  撮影地:大瀬崎・先端  水深7m