ランドナーで走った調布基地 

 2019年5月11日 東京都府中市、調布市 


今日は天気も良かったので昼前から思い立って自転車(ランドナー)で府中市・調布市へ走ってきました。

ずばり目的は、@陽気がよいのでサイクリング に加え A旧・調布基地(現東京都調布飛行場)で航空遺跡(掩 体壕)を見学 B浅間山80mの登頂とポイント稼ぎ C調布基地と府中サントリービール工場を見るだけ です

@ こちらは小田急登戸駅そばまでクルマで行ったので全行程は40kmをきりましたが、久々の多摩川サイクリングロードから武蔵野風情を味わい野川サイクリングロードを経由しました。期せずして新撰組・近藤勇の誕生の地を見ることが出来たり、とポタリングらしい発見がありました。

A 調布飛行場は、太平洋戦争中の陸軍航空隊基地時代は今よりも敷地が広かったのですね。今は東京外大になっているあたりも含め広大な敷地だったようです。そんな敷地 の南端・国道20号線沿いに目指す航空遺跡(掩体壕)はありました。調布基地と言えば首都圏防空をになった陸軍244航空隊の基地。駐在の主力戦闘機は川崎(現川崎重工)の三式戦闘機・飛燕、後に五式戦闘機ですが、それがこのコンクリートのハーフかまぼこ状の屋根の下に隠されていたのですね。飛燕と五式戦の写真がありました。古びた壕に戦後の長い時間を感じました。・・・三式戦闘機・飛燕はまだ一度も実機を見たことがありません。名古屋の小牧に保存されていると言う実機をますます見に行きたくなりました。

B 浅間山80m。もともとは地形図探索中にこの山を見つけたことで、このサイクリングを思い立ったのです。多磨霊園の西隣に、あたりより一段高 くなった緑の台地がありました。山頂には神社が。樹林越しに府中・小金井の市街地が良く見えます。山麓を自転車をひっぱっていたらニッコウキスゲ?のような黄色い花が山頂に咲き乱れています。ボランティアの方に聞いたら、これはムサシノキスゲと言い、ニッコウキスゲの亜種だそうです。思わぬ拾い物に、嬉しくなりました。 無線は430MHzFMで、あきる野市金比羅山からCQを出していた局と交信。コールサインに聞き覚えがあったので帰宅後調べると17年ぶり4度目の交信でした。これでヤマランポイントもしっかり確保。大満足です。

C 個人的な話ですが、学生時代にユーミン(荒井由実)の音楽が大好きでした。今の荒井由実を聞くと青春時代のさまざまな思い出にフラッシュバッ クするわけですが、ユーミンの歌の舞台になった場所を巡るのが実は好きなんです。前回は西立川、ランドリーゲイト、玉川上水をポタリングしましたが、今回はそんな訳で名曲「中央フリーウェイ」に出てきた、ビール工場と調布基地。これを狙いました。調布基地はAと兼ねておりますが、ビール工場のほうは・・・ありました。府中競馬場のすぐそば。中央高速のま隣 に、サントリーモルツとかかれた建物が。さっそく門前まで。すると、どうもここは見学と試飲が出きるようですね。車で来なければ良かった! とりあえず歌のシーンには触れたので、満足。次回は八王子の街で本丸の呉服店ですかね。

サントリー工場
見学・試飲したかった!
ニッコウキスゲと思いきや、ムサシノキスゲ
と言うことです。思わぬ出逢いが嬉しい
これが飛燕の掩体壕!確かに12.7mm
機銃の連射にもビクともしなさそう
調布飛行場に、プロペラ機がのんびりと
アプローチしてきた

野川に沿って南下します。途中狛江の街に立ち寄ります。ここは学生時代にアパートを借りて住んでいた町です。当時新築のアパートでしたが、まだしっかり立っていました。
ただ時折食事に行っていたアパート横の定食屋はすっかりなくなってしまい、スーパーマーケットも小奇麗に変わっており、当たり前でしたが35年以上の時の経過を感じました。

ランドナーを駆って、走った武蔵野。独特の雰囲気の漂うあのエリアは昔から好きでした。自転車の速度で走ると色々な発見があります。また行ってみたいものです。


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