都電の日に飛鳥山に登る 

 2019年6月9日 東京都北区 他 


今日は東京都の都電、路面電車の日 という事で都電・荒川線は荒川車庫まで家内と足を伸ばしました。荒川車庫で感謝デーのような催しがあるからです。

朝10時から午後13時までの限定イベントでしたが、普段は入れぬ荒川車庫に入ることが出来、車両のメンテなどを見ることが出来て、鉄ちゃんとし ては非常に鉄分補給の出来る素晴らしいイベントでした。そもそも荒川線の路線からきついRで一気に車庫に引き込み線が入りこんでいるその様だけで 鳥肌モノですが、保守棟の中では車輪や台車に載せるモーターなどじっくり見る事が出来て、実に興味深かったです。お客の殆どは小さな子連れでした が、こんなオジサン年齢の客はたいてい腹の上に一眼レフが載っているような、オタクなおじさんばかりでした。(=全く、自分の容姿そのもの。)

その後は荒川線で終点の三ノ輪橋まで行き、夕餉のおかずを買いがてら下町情緒の商店街を散策。と、その中に、まったく期待していなかったのです が、鉄道写真家でテレビにも出てお馴染みの中井精也さんのギャラリーがありました。もちろんギャラリーの中には中井さん本人もいらして、おもわず 握手をしてもらいました。テレビで見るとおりの、非常ににこやかで物柔らかな方でした。ここにギャラリーは常設しているそうです。これで本日の鉄 分が更にアップ。

再び荒川線に乗り今度は北上。目指すは23区内の自然の山では標高2位という、北区は王子駅横にある飛鳥山(海抜25.4m)です。この山で無線 のポイントを稼ぐということが無ければ、いくら鉄ちゃんでもここまでは来なかったでしょう。JR京浜東北線の王子駅前から、短いモノレール(飛鳥山モノレール・アスカルゴ)に乗り込み一気に飛鳥山へ登ります。このアスカルゴ、JRの車中から見ていつも気になっており乗りたくて仕方ありませ んでした。これで鉄分を更に補給。鉄ちゃんの幸せを感じます。上りつくとすぐ前に山頂標識。山頂と言ってもただの高台にある公園なのですが。ここでハンディ機2台を取り出して、奥の手交信。恥ずかしい、馬鹿馬鹿しい、と嫌がる家内(一応アマチュア無線局)を拝み倒してレポート交換。無事ヤマランポイントを稼ぎました。

この公園の奥には旧式の都電と蒸気機関車(D51)が静態保存されていますが、かなり荒れていて寂しい限り。アジサイの咲く公園のその更に奥に渋沢栄一が没するまで住んでいた邸宅が保存されており、記念館も併設されています。渋沢栄一は今度の新札に使われるそうですが恥ずかしながらどのような功績を残した方か良く知らずに、今回その足跡を知るこ とが出来て有意義でした。

都電の日に都電に乗り、鉄分補給充分、下町散歩に飛鳥山にも登れ無線も出来て、と、楽しみが凝縮された梅雨の一日でした。

東京都電荒川車庫。大興奮でした 三ノ輪橋で折り返し出発 飛鳥山・アスカルゴ乗り場は王子駅のすぐ裏手 飛鳥山山頂25.4m

(戻る) (ホーム)