タイトル 冒険ガボテン島
放映年 1967年
放映話数 全39話
久松文雄原作の漫画をアニメ化。主人公の竜太、その妹トマト、竜太のライバルイガオ、博識なキュウリ、のんびりやのガボ…5人の少年少女が、無人島に流され、生き抜くために成長していく物語

声の出演:東美江、杉山佳寿子、太田淑子ほか

トマトとケロ。無人島というシュチュエーションに憧れた…

 この手の話は燃える。無人島に流され、仲間と生き抜いていく…昔、学研の科学と学習を取っていたが、学習(…だと思う)に掲載された、子供たちが無人島に流され、サバイバルしていく物語を何度も読み返した。ああ、わたしも無人島に流されたい…まったくお気楽なことを考えていた子供の頃(笑)冒険ガボテン島は、そんなわたしの願望を満たしてくれるアニメだった
 それにしても、この話、シュチュエーションが凄い。竜太とトマトの兄弟は、夜にこっそり遊園地の潜水艇に忍び込む。乗り込んだ潜水艇にはすでにイガオとキュウリ、ガボが乗り込んでいて、竜太とイガオが喧嘩をしたばかりに潜水艇の起動装置が外れ、なぜか潜水艇は外洋へ…遊園地の乗り物がなぜ外洋に…?おまけに、そのまま漂流して、嵐にあい無人島にまで流される…う〜ん、細かいところまで覚えていないが、やはり不思議な話である。無人島での生活は苦あれば楽あり(笑)動物たちとも仲よくなり、だんだんと逞しくなっていく子供たち。自分もすっかりその仲間になったような気で、毎回わくわくしながら見ていたな〜。あんなにお喋りしてくれるケロみたいな鳥が欲しかった。火を起こしたり、食べ物を確保したり、木の上に家を造ったり…実際の自分の生活とはかけ離れた世界…憧れだった
 DVDで久し振りに<冒険ガボテン島>のオープニングを見た。ダダッダダ、ダダッダダ、ダダダダダ♪のフレーズを聞いただけで、記憶がフラッシュバック(笑)オープニングやエンディングは毎回見ていたぶん記憶が鮮明だ。このところまとめて主題歌集のDVDを購入したが、もう、唄える、唄える(苦笑)台詞、出てくる、出てくる…商売がうまいなあ、東映さん…本作はエイケン制作だが、DVDは東映が出している。日本アニメ版(母を訪ねて三千里など)もあり、なかなかラインナップが豊富だ。できれば、虫プロ版も出て欲しいなあ(2003.6.13)