タイトル 忍者ハットリくん
放映年 1966年
放映話数 全26話
藤子不二雄原作の漫画を実写化。忍者もの+ホームドラマのほのぼのしたコメディー。脚本の<服部半蔵>は井上ひさし。ハットリくんの声は熊倉一雄

出演:牟田悌三、久里千春、左卜全ほか

●忍者ハットリくん+忍者怪獣ジッポウ
(1967〜68年)全26話
ジッポウ編の出演は水谷克之、松坂慶子ほか
くるくる目が回る〜ハットリくん。ちょっと不気味だったけど(笑)

 忍者ハットリくんに関して、この二作品がどうも混同している。お父さんは牟田悌三さん、お母さんは久里千春さん。で、何故か松坂慶子さんも思い出される。あとはハットリくんの眼がくるくる回ったり、横棒になったりと、お面が替わっていくのが面白かったな。そんな程度でしかない。すいません…
 で、わたしにとってのハットリくん。それは86年ハドソンから出たファミコンのソフトである。当時、働いていた歯科医院の院長先生が新しもの好きで、ファミコンを医局においてみんなで遊んだ。しばらくすると、それをソフトごと下さったのである。そこで、初めて買ったソフトがハットリくん。面白かったなあ。せっせと巻物を集めて、地道にステージをクリアしていくロールプレイングのはしりのようなゲーム。何故か、ステージをクリアするとお父さん(ハットリジンゾウ)が現われてちくわと鉄アレイを投げる。チクワを取るとポイントアップ。でも…何故チクワ?彼はチクワが好物だったのか?16ステージを無事クリアし、初段を認定されたときはうれしかった。ただし、そこで挫折したけど…
 かめ夫は以前、取材で<花岡実太(はなおかじった)>こと谷村昌彦さんにインタビューしたことがある。生花岡実太を目の当たりにして、ちょっと感動したそうだ。(ちなみに、谷村さんは<快獣ブースカ>ではタコ原タコ之助という役をやられている。どちらもすごいネーミングだな…)心がふにゃふにゃになるような山形弁を話す彼を、夫の実家ではいまも<花岡実太>と呼んでいる。残念ながら本作はほとんどフィルムが残っていないようである。ということは、ビデオ化もDVD化もままならないので、この先見る機会はほとんど得られないだろう。まことに、残念でござる…どろろ〜ん(2002.10.10)