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●岸田森 |
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岸田森さんが亡くなった歳に近づいてきている。なんだか、感慨深い。まだまだこれからというときに亡くなったのだなと、しみじみと思う。だが、彼はものすごい数の作品に出演されて、駆け足でわたしたちの前を通り過ぎていった。CSなどで昔の作品を見ることができる今、彼の作品に出会う機会の何と多いこと。リアルタイムで岸田さんを知らない世代も、独特のオーラに包まれた彼に心魅かれるものがあるのだろう 時代劇、現代劇問わず多数の作品に出演されていた彼は、我々の世代では殊に特撮ものでお馴染である。今もってそのストーリーの奇抜さと質の高さで人気のある「怪奇大作戦」の牧史郎。フィギュアにはなるは、CSで放映されるは、待望の「怪奇大作戦」DVD化はなるは、大ブレイクである。先日、初めてコミケに参加したが、岸田さんの大ファンという方々、なんと多いことか。「帰ってきたウルトラマン」もDVD化され、2004年には岸田さん主演の作品が多数DVDでリリースされるらしい。岸田森ブーム到来かもしれない わたしが彼の作品で好きなのは、時代劇なら「鬼平犯科帳」の狐火勇五郎、岡本喜八監督の「斬る」。特撮ものなら牧史郎の「怪奇大作戦」に嬉しそうに吸血鬼役を演じられていた「血を吸う薔薇」。現代劇では「傷だらけの天使」である。どんな役を演じていても<岸田森>という独特のオーラを発し続けた彼。彼が亡くなったときに、インタビューに淡々と答える三田和代さんの姿もまた印象的であった(2003.12.30) |
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