抗炎症薬(2)
医薬品名
構  造  式
用法・用量
作用・効能
副作用
イブプロフェンピコノール
軟膏、クリーム5%。1日2〜3回塗布。 抗炎症作用。湿疹、皮膚炎、アトピー性皮膚炎、帯状疱疹ほか。
大衆薬では、ニキビに適用。ニキビの成長を抑制し、総脂質、トリグリセリド遊離脂肪酸の増加を抑制。
局所刺激感、発疹、そう痒感ほか。
ウフェナマート
軟膏、クリーム5%1日2〜3回塗布。抗炎症作用。抗ヒスタミン作用。アトピー性皮膚炎、おむつ皮膚炎、接触性皮膚炎、帯状疱疹、湿疹ほか。皮膚の刺激感、そう痒感、発赤ほか。


主として外用湿布類に用いられる抗炎症薬(大衆薬)
医薬品名
構  造  式
用法・用量
作用・効能
副作用
インドメタシン
軟膏、クリーム1%。
適量を1日数回塗擦。
貼付剤として1日2回。
肩こりに伴う肩の痛み。以下の疾患並びに症状の鎮痛・消炎:変形性関節症、肩関節周囲炎、上腕骨上顆炎(テニス肘等)、腱・腱鞘炎、腱周囲炎、筋肉痛、外傷後の腫脹・疼痛。
皮膚のそう痒、発赤、発疹、かぶれ、ヒリヒリ感、腫脹
ケトプロフェン
ゲル、クリーム、ローション3%。
1日数回塗擦、塗布。
貼付剤として1日数回。
肩こりに伴う肩の痛み。以下の疾患並びに症状の鎮痛・消炎:変形性関節症、肩関節周囲炎、腱・腱鞘炎、腱周囲炎、上腕骨上顆炎(テニス肘等)、筋肉痛、外傷後の腫脹・疼痛。
抗炎症作用はインドメタシン1%含有軟膏と同等かそれより優れていると言われている。
局所の発疹、発赤、腫脹、そう痒感、刺激感、水疱・びらん、色素沈着等、全身性発疹への拡大、光線過敏症(発疹、発赤、腫脹、ほか)。
ピロキシカム
軟膏0.5%1日数回塗擦。 肩こりに伴う肩の痛み。以下の疾患並びに症状の鎮痛・消炎:変形性関節症、肩関節周囲炎、腱・腱鞘炎、腱周囲炎、上腕骨上顆炎(テニス肘等)、筋肉痛、外傷後の腫脹・疼痛。
局所のそう痒感、発赤、発疹、粃糠様落屑、皮膚炎等、光線過敏症(発疹、発赤、腫脹、ほか)。
フェルビナク
3%クリーム、ローション。1日2〜3回。以下の疾患並びに症状の鎮痛・消炎:変形性関節症、肩関節周囲炎、腱・腱鞘炎、腱周囲炎、上腕骨上顆炎(テニス肘等)、筋肉痛、外傷後の腫脹・疼痛。そう痒、発赤、皮膚炎〈発疹、接触皮膚炎など。

注意)これらのの成分に過敏症の既往歴がある方、アスピリン喘息(NSAIDsによる喘息発作の誘発)又はその既往歴(重篤な喘息発作の誘発又は再発)がある方は使用しないでください。詳しいことは医師、薬剤師まで。
注意)ここに示した外用抗炎症薬は大衆薬では内服は許可されていない。



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